ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

たそがれ清兵衛

2009年07月02日 | 邦画
 いまさらながら、「たそがれ清兵衛」。先週にテレビで放映していたので、また観る。もう3~4回は観ただろう。何度みてもいいものはいい。

 井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし、二人の娘と老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは“たそがれ清兵衛”と陰で呼んでいた。ある日、清兵衛は幼馴染みの朋江と再会する。朋江は嫁いでいたが、夫の度重なる酒乱で最近離縁していた。清兵衛は朋江に想いを寄せていたが、朋江との縁談を勧められても貧しさを理由に断ってしまった。だが清兵衛は、ある時藩命が自分に下されたことによって、ひとつの決断を下す。

 山田洋次監督の最高傑作であり、日本映画の傑作だ。

おすすめ度  ★★★★★


原題: THE TWILIGHT SAMURAI
製作年度: 2002年
監督: 山田洋次
上映時間: 129分
キャスト:真田広之、宮沢りえ、小林稔侍




マニフェストで議論せよ

2009年07月02日 | 日記
 それにしても、麻生首相のブレは見ていられない。内閣改造と役員人事を断行して、都議会選挙前後に解散するという目論みは、腰砕けに終わりそうである。早期解散を進言している安倍元首相や内閣の面々と総裁選で「麻生降ろし」を目論む反麻生派の綱引きは、醜い自民党の断末魔のように見える。
 
 6日から、麻生首相はイタリアに出発し、8~10日に開催されるイタリア・サミットに出席し、都議選開票日の12日前後に「解散」に踏み切ることができるのか。それとも、辞任に追い込まれて「総裁選」をするのか・・・そうなれば、任期満了に限りなく近い衆院選になるだろう。
 自民党はなぜ、潔く負けて出直すという発想にならないのか?下野する覚悟は持てないのだろうか?
 かたや、民主党も鳩山代表の献金問題が、尾を引きそうな状況だ。自民党としては、徹底的に追及する一手だろう。しかし、ここは、正面から政策論争をしてほしいところだ。マニフェストでの論争を望みたい。

 いずれにしても、「政権交代」が目前に迫ってきている。新しい「二大政党制」が日本の政治体制となり、その後に起きるであろう「政界再編」を経て、日本の政治は成熟すると思う。
 そのためには、民主党の圧勝が最善かというと、そうでもない。今の民主党の政策は、危うい面も多いのである。子供手当や高速道路無料化も耳障りはいいが、精査する必要がある政策も多い。大筋は、自民党の政策より、進化していると思うが、決してベストではないからだ。
 
 かといって、読売のじいさんが目論む、自民党との大連立も望まない。場合によっては、大量に排出する「小沢チルドレン」を率いる小沢氏が自民党との大連立を画策する恐れがある。それも勘弁だ。自民・民主とも、世代交代が不可欠だと思う。

 考えるに、社民党との連立政権がベターな方向ではないだろうか。

 比例では「社民党」と記入するのも選択肢の一つだと思う今日この頃である。