9.11関連の映画は数多く作られたが、その中でも一番痛烈に政府を批判している映画がこの映画だろう。テロの情報をつかみ、警告を発しながらも無視され、職場を失い、あろうことか、国際センタービルの警備責任者として悲劇の主人公の視点で描く。当時のライス国務長官の無能な対応も描かれていて面白い。
先日、オバマ大統領が核廃絶を提唱し、国連で歴史的な合意がされたが、一番核を恐れているのはアメリカでなないか? テロ組織がもし、核を手に入れたとしたら、真っ先に標的になるのは、間違い無くアメリカだろう。
おすすめ度 ★★★★☆
原題: 9/11/New York: 11 septembre
製作年度: 2002年
監督: ジュール・ノーデ
上映時間: 130分
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、スティーヴ・ブシェミ