ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

「家門の危機」

2007年09月25日 | 映画
田舎ヤクザの跡取り息子と敏腕美人検事が恋に落ちたことから巻き起こる騒動を描いたコメディ映画。『人形霊』で長編映画監督デビューを果たした新鋭チョン・ヨンギがメガホンを取り、お家存続の危機を迎えたヤクザの跡取り問題をコミカルに演出する。最初は女性に関心を示さない主人公にドラマ「天国の階段」「輪舞曲~RONDO~」で知られるシン・ヒョンジュンがふんし、コメディ俳優としての才能を開花させたはじけた演技が見もの。

シリアスな映画かと思ったらずっこけた。3兄弟のやろとり、兄に「オレンジの英語は何だ?」と聞かれて弟が「デルモンテ」と応えて「じゃあ、サンキストは?」という 兄のやりとりには笑ってしまう。シン・ヒョンジュンのボケ方が面白い。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 MARRYING THE MAFIA II
製作年度 2005年
上映時間 115分
監督 チョン・ヨンギ
出演 シン・ヒョンジュン 、キム・ウォニ 、キム・スミ 、タク・チェフン 、コン・ヒョンジン 、イム・ヒョンジュン

「奇蹟の夏」

2007年09月22日 | 映画
実話を基に書かれたキム・ヘジョンのエッセイ「悲しみから希望へ」を映画化した感動作。『カル』の脚本家で原作者の妹でもあるキム・ウンジョンがシナリオを担当し、闘病により成長する家族の姿を描き出す。病気の兄役のソ・テハンはこれが映画初出演とは思えない迫真の演技をみせる。同じく映画初主演のパク・チビンは弟役を熱演し、2005年ニュー・モントリオール国際映画祭最年少の主演男優賞受賞者となった。

病気と闘う家族の日常が描かれているが、天真爛漫で時には人を傷つけてしまう弟の心の成長を中心にいろんなエピソードが絡んで進行する。実話と聞いて切ない思いがよぎる。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 LITTLE BROTHER/HELLO BROTHER
製作年度 2005年
上映時間 97分
監督 イム・テヒョン
出演 パク・チビン 、ペ・ジョンオク 、パク・ウォンサン 、オ・ジヘ

「バブルへGO!」

2007年09月21日 | 映画
バブルを知らないヒロインがタイムマシンに乗って1990年に戻り、バブル崩壊を食い止めるために奔走するタイムスリップ・コメディ。『私をスキーに連れてって』などを作ったホイチョイ・プロダクションズ制作となる本作は、バブルの絶頂期の東京を舞台に日本経済史上最も盛り上がっていた時代を追体験する。主人公の財務官僚に阿部寛、洗濯機タイムマシンに乗って旅する娘に広末涼子。バブル期の風俗文化を完全再現した映像も必見。

予想外に面白かった。マンガチックなストーリーだが、バブルの時代が懐かしく思い出された。当時の携帯電話はバカでかく、重かったが、持っていれば、一流のあかしだった。普通のサラリーマンはポケベルを持たされていた時代だ。

その頃、私は中堅の広告・印刷会社のサラリーマンだった。同僚の平サラリーマンでさえ、ゴルフ場の会員権を買い漁っていた事を思い出す。例えば、500万で買った会員権が今は2000万になった・・・とか、そんな話しばかりだった。また、会社の売り上げも前年比20%憎は当たり前であった。

企画・デザイン部の責任者であった私は、専門職のため営業のノルマは無かったが、率先してノルマを引き受け、月に1000万の売上げがあれば一人前と言われていた当時、コンスタントにその2培をクリアしていた。新規開拓も簡単だった。やる気があれば、可能な時代だったのだ。

異常ではあったが、夢がある時代だったのである。

この映画は、そんな懐かしい思いを彷佛とさせてくれる。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度 2006年
上映時間 116分
監督 馬場康夫
出演 阿部寛 、広末涼子 、吹石一恵 、伊藤裕子 、劇団ひとり 、小木茂光

「大きなお友達ミーシー」

2007年09月20日 | 映画
子供向けの楽しい映画。大人も十分楽しめる映画だ。

ミーシーとは、ネス湖のネッシーのような怪獣の名前・・・場所はカナダだ。

大手石油会社に勤務する父子家庭の親子が、過って落とした石油会社のユニット?を潜水艇で探しにいく。父は潜水艇の設計者という設定だ。湖に着いても、父が仕事に夢中で遊んでもらえない息子は一人で湖に遊びに行く。そこで先住民の女の子と出逢い、二人は秘密の洞穴に行き、ミーシーと出逢う。
怪獣はセイウチと恐竜を足したような愛くるしい顔をもち、すぐに友達になるが、敵対する石油会社が落としたユニット?を奪いにあの手この手で妨害するのだ。
ま、そんなような展開で、物語りは進行していく。

巨大なミーシーと子供の友情が微笑ましい。最後は、悪役をミーシーがやっつけてめでたし、めでたし。最初の頃のミーシーは実は子供で、最後にもっと巨大な親ミーシーが登場するところなんて痛快だ。(完全にネタバレ?誰もが想定するストーリー展開なので許して・・・)

スカッとする映画の一つ、きっと子供と一緒に見ると楽しいだろう。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 MEE-SHEE: THE WATER GIANT
製作年度 2005年
上映時間 94分
監督 ジョン・ヘンダーソン
出演 ブルース・グリーンウッド 、ダニエル・マグダー 、ジョエル・トベック 、レナ・オーウェン 、フィリーダ・ロウ、ロバート・ブルース

9.12自爆テロ

2007年09月19日 | 日記
言うまでもなく、これは唐突だった安倍首相の辞任表明のことだ。

このキャッチフレーズの傑作は9月30日号のサンデー毎日の特集ページのもの。

私は、週刊誌が主な情報源であって、毎週かかさず「週間現代」「週間ポスト」を買い、月に2回は「週間朝日」「サンデー毎日」「週間文春」も買って読んでる。だから、週刊誌情報には強いのだ。

無責任
憲政史上の大汚点
敵前逃亡

昨年、安倍晋三が総理大臣就任直後に中国を訪問した際、靖国神社に参拝するか否か・・・が問われていた。その時の彼の言葉は「行くとも行かないとも言わない」だった。

この奇妙な発言に「こんな煮え切らない男は駄目だ」・・・と確信した。

最後は、まさに「自爆テロ」でなさけない事になってしまったが、あえて言うなら、この辞め方は最後の抵抗でもあった。

普通なら、せめて「病院に根回して体調不調」を理由にすればいいのだ。批判はされても、病気ならしょうがない・・・と同情もされるはずだ。

それをせず、バカ正直にも、最悪の非難を受ける道を選んでいる。

その理由は、四面楚歌の状況に対して、精一杯の意志表示だったのではないか。

「お前達の好きにはさせない。できるものならやってみろ」という強い意志が感じられるのである。

その対象はもちろん「麻生」「与謝野」ラインだ。そして麻生が決めた内閣の面々への面当てである。

しかし、誰もが次は「麻生」と思い出した頃、反麻生派も動き出す。

森・青木等のとっても、安倍辞任はサプライズだった。二人は、急遽「福田擁立」へと動くのである。「福田」にとっても晴天の霹靂って事態で、決断は2日程しかなかったはずだ。石橋をたたいても渡らないあの福田は、腹をくくるしかなかった。この当たりが面白い。

派閥が結集すれば、調子の乗った麻生を蹴散らすのは簡単だった。

政局は、福田グループ、麻生グループ、そして小泉チルドレングループと3極化してきたようだ。

今回は、「福田」の勝利だろうが、誰が総理になっても「ねじれ国会」は変わらない。

一度、自民党は下野して立てなおせというのが民意だ。

早く解散して民意を問うできである。


「ラストデイズ」

2007年09月19日 | 日記
1994年に自ら命を絶った“ニルヴァーナ”のヴォーカル、カート・コバーンの死にインスパイアされた『エレファント』のガス・ヴァン・サント監督が、時代の頂点を極めたロックアーティストの孤独と苦悩、そして最期の2日間を繊細に描き出す。主演のマイケル・ピットが劇中で自作の曲を披露するほか、『サラ いつわりの祈り』のアーシア・アルジェントらが共演。“ソニック・ユース”のサーストン・ムーアが音楽コンサルタントを務めているのも話題だ。

久しぶりに途中で観るのを放棄。時間の無駄と思ってしまった。レンタル代が勿体無い。

おすすめ度  ?????

原題 LAST DAYS
製作年度 2005年
上映時間 97分
監督 ガス・ヴァン・サント
出演 マイケル・ピット 、ルーカス・ハース 、アーシア・アルジェント 、キム・ゴードン 、ハーモニー・コリン 、リッキー・ジェイ

「ククーシュカ・ラップランドの妖精」

2007年09月18日 | 映画
ロシアで国民的人気を誇る、アレクサンドル・ロゴシュキン監督による痛快人間ドラマ。異なる国の男性2人を受け入れるチャーミングな女性役に、ラップランド出身のアンニ=クリスティーナ・ユーソ。フィンランド生まれのヴィル・ハーパサロとロシアの名優、ヴィクトル・ヴィチコフが共演し、敵対する兵士を好演する。一人の女と二人の男が織りなす微妙な人間関係が笑いを誘う秀作。サンタクロースで有名なラップランドの大自然の中でのスローライフも一見の価値あり。

韓国映画「トンマッコルにようこそ」をご存知だろうか?

韓国兵と北朝鮮そしてアメリカ兵がけがれのない村「トンマッコル」で出逢うという映画・・・
この映画は、ロシア兵と フィンランド出身の兵が一人のラップランドの娘に助けられ、一緒に生活するというストーリーだ。「トンマッコル・・・」は3つの国だが、こちらは2つ。「トンマッコル」は村だが、こちらは家だ。家といっても小屋だが・・・とても良く似た映画なのだ。

不思議なのは、3人の会話が最後まで噛み合わないことだろう。言葉が違うため、お互いの会話が全く理解できない。しかし、次第に信頼感が芽生えていく様子が面白い。
不思議な映画だ。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 KUKUSHKA/THE CUCKOO
製作年度 2002年
上映時間 104分
監督 アレクサンドル・ロゴシュキン
出演 アンニ=クリスティーナ・ユーソ 、ヴィッレ・ハーパサロ 、ヴィクトル・ブィチコフ

「パフューム」

2007年09月17日 | 映画
 世界45か国で発売され、1500万部の売上げを記録したパトリック・ジュースキントのベストセラー小説を映画化。『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァが監督を務め、美しい女性の香りを手に入れるため、恐怖の連続殺人鬼と化していく男の物語を描く。驚異的な嗅覚を持ち、一切の体臭を持たない主人公を演じるのは『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』のベン・ウィショー。

印象的なのは、やはり最後のシーンだ。男が究極の香水をつけると ・・・目を疑ってしまうような、驚きの結末に注目。しかし・・・それはないだろ~。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 PERFUME: THE STORY OF A MURDERER
製作年度 2006年
上映時間 147分
監督 トム・ティクヴァ
出演 ベン・ウィショー 、ダスティン・ホフマン 、アラン・リックマン 、レイチェル・ハード=ウッド 、アンドレス・エレーラ 、サイモン・チャンドラー


「ウンビリョン-麗しの峰めぐり逢い-」

2007年09月16日 | 映画
チャングムで有名になったイ・ヨンエの比較的初期の映画だ。時系列でいうと、
1995 PaPaパパ(ドラマ)
1995 アスファルトの男(ドラマ)
1999 ウンビリョン(この映画)
2000 JSA
2001 ラスト・プレゼント
2001 春の日に過ぎ行く
2001 火花(ドラマ)
2003 宮廷女官~チャングムの誓い(ドラマ)
2005 親切なクムジャさん・・・と続く。

彼女は小学生の頃から雑誌の表紙や製菓会社のモデルとして活躍。大学生の頃は、「酸素のような女性」として知られていたようだ。日本では、JSAあたりから知られるようになり、「宮廷女官~チャングムの誓い」で爆発的にファンを増やした。その後、「親切なクムジャさん」でチャングムとは対極の怖い女を演じて驚かせた。

さて、この映画だが、友人の妻(イ・ヨンエ)を慕う売れない小説家の片思いの話しだ。出会いから友人との結婚、別れ、そして再会し、二人が新しい人生に向かうまでを描く。

この映画、じれったい~。

思いを募らせるも、告白できない主人公にイライラ・・・意を決して告白しようとすると、勘違いされたり・・・旦那が死んで(あっ、バラしてしもうた)フリーになったんだから、はよ、告白せいや。と引っ張られ、最後は中途半端な終り方、2500万年後に逢いましょう・・・てか、いい加減にせいよ~(プリプリ!)
しかし、最後のエンドロールで再出発を匂わしてもいる。どっちやねん!(プリプリ!)

おすすめ度  ★★★☆☆

製作年度 1999年
上映時間 60分
監督 ユン・ソクホ
出演 イ・ヨンエ 、イ・チャンフン 、ホン・イルグォン 、メン・サンフン

福田総理で決まり?

2007年09月14日 | 日記
安倍(優等生)おぼっちゃんが辞任して、2日経った。

一昨日までは、麻生(悪ガキ)おぼっちゃんが、本命だと騒いでいたのに、昨日から、一気に福田が本命になってしまった。よく考えたら、たった麻生派15名の派閥を率いる麻生の目は、最初から可能性が低かったかもしれない。最大派閥の町村派が反麻生の谷垣や山崎、加藤らと組めば、楽に勝てる。何故、こんな単純な計算が解らずに、次は麻生と誰もが思ってしまったのか。

それは、森、小泉、安倍、福田と続けば、町村派で4人続けて首相を出すことになる。最大派閥といえども、それは抵抗があると踏んだ。つまり、どうしても他派閥から押されて出た・・・という形にしたかったんだろうと思われる。

しかし、町村派がそこまで計算していたかと言うと疑問だ。今回は、麻生で泥水を被ってもらい、次に福田と考えていた節がある。しかし、他派閥から是非福田で・・・とラブコールが相次ぎ、仕方なく出たと考えられるのだ。

福田のコメントに「貧乏くじかも知れませんよ」という応対があった。

これは、「私はまだ早い。当たりくじは次ぎだ」ともとれる。

福田はしたたかで、安倍のような甘ちゃんではない。

少なくとも、質問をはぐらかし、誤魔化してきた空気の読めない安倍のイライラする対応よりはましかもしれない。

皮肉な口調に別のイライラを感じるだろうが・・・

しかし、彼の国家感は今のところまだよく見えない。

どちらにしても、誰でもいいから、一刻も早く決めてくれ・・・というのが世論ではないか。

世論は、一度、民主党にやらせてみたいのだから・・・




「ブラッド・ダイヤモンド」

2007年09月14日 | 映画
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた社会派アクション映画。“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの不正な取引をめぐって起きる不毛な争いをサスペンスフルに描く。元傭兵の密売人にレオナルド・ディカプリオ、やり手の女記者にジェニファー・コネリー、家族を愛する漁師役には実際にアフリカ出身のジャイモン・フンスーがふんし、緊迫感あふれる迫真の演技でみせる。地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に言及した内容について、米国務省が批判したことでも話題となった問題作。

面白かった。舞台がアフリカのせいだろうか、とても新鮮だった。何よりも、無造作に殺戮を繰返す内戦の痛ましさが心に響く。家族を引き裂かれた漁師の一家が中心だが、1つのピンク・ダイヤをきっかけに密売人のディカプリオ、記者のジェニファー・コネリーが微妙に絡んでいく。
最後の終り方も秀逸だ。

おすすめ度  ★★★★★

原題 BLOOD DIAMOND
製作年度 2006年
上映時間 143分
監督 エドワード・ズウィック
出演 レオナルド・ディカプリオ 、ジェニファー・コネリー 、ジャイモン・フンスー 、マイケル・シーン 、アーノルド・ヴォスルー 、カギソ・クイパーズ

「ストーン・カウンシル」

2007年09月13日 | 映画
“フランスのスティーヴン・キング”と呼ばれ、次々と原作の映画化が決まるジャン=クリストフ・グランジェの同名小説を、フレンチスリラーの新鋭ギョーム・ニクルーが映画化したミステリー。モンゴルで100年に1度生まれる“神の子”のために闘うモニカ・ベルッチがたくましい精神をもった女性を演じ、新たな魅力を発揮。

何と言っても主演のモニカ・ベルッチが美しい。今回は着飾った女性でなく、普段着の彼女が観られる。最近の彼女の活躍はめざましいものがある。「ダニエラという女」(2005)少し前だと、「ブラザーズ・グリム」や「マトリックス」の「リローデッド」と「レボリューションズ」にも出ていた。「マレーナ」(2000)で世界的に注目された彼女のその後は順風満帆だ。

映画の幻想的な雰囲気を高める、ミステリアスな心理学者にふんするカトリーヌ・ドヌーヴの怪演にも注目。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 LE CONCILE DE PIERRE/THE STONE COUNCIL
製作年度 2005年
上映時間 103分
監督 ギョーム・ニクルー
出演 モニカ・ベルッチ 、カトリーヌ・ドヌーヴ 、モーリッツ・ブライブトロイ 、サミ・ブアジラ 、エルザ・ジルベルスタイン 、ニコラ・タウ

「サンシャイン2057」

2007年09月12日 | 映画
『ザ・ビーチ』『28日後... 』の監督と脚本家を務めたダニー・ボイルとアレックス・ガーランドによるSFスリラー。太陽の崩壊で地球滅亡の危機にひんした近未来を舞台に、究極の任務に向う宇宙船クルーに襲いかかる予期せぬ事態を、最新のVFXを駆使して描く。『麦の穂をゆらす風』のキリアン・マーフィ、『SAYURI』のミシェル・ヨー、『ラスト サムライ』などで国際的な注目を集める真田広之ら豪華キャストの出演も話題を呼んでいる。

期待が大きかったので、少しがっかり!ウ~ン・・・どうして宇宙ものってこんなにつまらなくなるんだろう。そして絶対に説明不足だ。太陽が力が無くなって、核爆弾を打ち込むと再生するって設定だが、そんな設定は小学生でも首をかしげるだろう。地球を救うのは、たった7人でかよって突っ込みたくなるし・・・
そして彼等の宇宙船は2隻目であり、1隻目は失敗したという設定。その宇宙船から通信があり、途中に探しに行くのだが、そこには生き残った一人が・・・おぞましい。

文句ばかり言っても始まらない。
良いところは、真田広之だ。しかもキャプテン!日本人が宇宙船のキャプテンという設定は、時代を感じる。10年前でもあり得ない話だ。真田が堂々と演技するのを観るのは、ちょっと誇らしい。
   
おすすめ度  ★★★☆☆

原題 SUNSHINE
製作年度 2007年
上映時間 108分
監督 ダニー・ボイル
出演 キリアン・マーフィ 、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンス 、ローズ・バーン 、トロイ・ギャリティ

「雨音にきみを想う」

2007年09月11日 | 映画
台湾ドラマ「アウトサイダー~闘魚~」で一躍ブレイクし、日本でも人気急上昇中の華流スター、ディラン・クォの映画初主演となる純愛物語。裏社会に生きる孤独な青年と不治の病に冒された女性の恋を描く。ディラン演じる青年と恋に落ちるヒロインを、香港の人気アイドル、フィオナ・シッが熱演。監督と脚本を手掛けたのは、『ファイティング・ラブ』のジョー・マ。愛や幸せに縁遠かった2人の切ない恋の行方が涙を誘う。

音楽家だったが脳卒中で倒れ車椅子生活の兄とその娘の面倒をみているのがヒロインだ。兄嫁はお金を持って逃げたという設定。ある日、娘が母を探しに出掛け、道に迷う。その娘を助け、連れ帰ることで二人が出会う。そこから始まる甘く切ないストーリー・・・最後に、彼女に贈るプレゼントが涙を誘う。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 摯愛/EMBRACE YOUR SHADOW
製作年度 2005年
上映時間 102分
監督 ジョー・マ
出演 フィオナ・シッ 、ディラン・クォ 、チャン・コッキョン 、チャン・チンユー