ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

幸せのルールはママが教えてくれた

2008年04月30日 | 洋画
 3人の俳優がいい。厳格な祖母の役はジェーン・フォンダ、もうおばあさん役なのね。(泣)奔放な孫娘は、リンジー・ローハン。う~ん、色っぽいね~。母親役は、フェリシティ・ハフマン。名前では解らないかもしれないが、「デスパレードな妻たち」で出演している3人の子持ちのキャリアウーマン役で出てる人。
 義父と孫娘の関係でぎくしゃくする家族を描くが、孫娘の話が本当なのか、嘘なのか、最後迄わからないのが面白い。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: GEORGIA RULE
製作年度: 2007年
監督: ゲイリー・マーシャル
上映時間: 110分
キャスト:ジェーン・フォンダ、リンジー・ローハン、フェリシティ・ハフマン

バスキア

2008年04月30日 | 洋画
 喫茶店のウェートレス、ジーナの部屋に転がり込んでいたストリート・アーチストのバスキア。彼は美術評論家ルネに注目されたことから、アンディ・ウォホールに認められ、一躍有名になる。だがそれと引き換えに、ルネやジーナの心は次第に彼から離れて行くのだった……。27歳でこの世を去った画家ジャン・ミシェル・バスキアの生涯を、生前彼の友人だったジュリアン・シュナーベル監督が映画化。

 落書きのようなアートを描く天才バスキア。彼の生き方が興味深い。また、有名なアンディ・ウォホールの一面が観られて面白かった。随所に出て来る絵は、色彩がとってもきれいだった。
でも、映画としての面白さは今一つだ。

おすすめ度  ★★★☆☆ 

原題: BASQUIAT
製作年度: 1996年
監督: ジュリアン・シュナーベル
上映時間: 107分
キャスト:ジェフリー・ライト、クレア・フォーラニ、マイケル・ウィンコット

王妃の紋章

2008年04月28日 | 中国映画
 『HERO』や『LOVERS』などのヒットメーカー、チャン・イーモウ監督による絢爛豪華な歴史大作。きらびやかな宮廷の裏に渦巻く陰謀と策略のドラマを華麗に描き出す。俳優陣も香港のトップスター、チョウ・ユンファ、『SAYURI』のコン・リー、『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』のジェイ・チョウらアジアを代表するスターたちが名を連ねる。細部にまでこだわった圧巻の映像美と怒とうのアクションシーンまで一瞬たりとも目が離せない。

 チャン・イーモウの久しぶりの監督作品。全編綺羅びやかで圧倒される。印象的なところは、これまた圧倒的な人間の戦闘シーンだ。CGではなく実写というところがすごい。ただ、ストーリーは単純だ。王と王妃の愛憎劇に3人の皇子が絡むというもの。う~ん、ちょっと不満。

おすすめ度  ★★★★★ 

原題: CURSE OF THE GOLDEN FLOWER/満城尽帯黄金甲
製作年度: 2006年
監督: チャン・イーモウ
上映時間: -
キャスト:チョウ・ユンファ、コン・リー、ジェイ・チョウ

英雄時代

2008年04月26日 | 韓国ドラマ
 “漢江の奇跡”を起こしたあの時代を豪華キャストで描く韓国ドラマ『英雄時代』(全70話)   

 50~60年代。朝鮮戦争による打撃を受け、世界最貧国に数えられるほど貧しかった韓国は、ベトナム参戦後、“漢江の奇跡”と呼ばれる経済成長により急速に発展。その奇跡の原動力となったふたりの男の半生を、彼らを支えた女たちとの愛を交えながら、ドラマチックに描いていく。自動車産業で有名な財閥、“ヒュンダイ”をモデルにした“世紀”の創業者をチャ・インピョ(『星に願いを』)が、電子機器などで有名な“サムスン”をモデルにした“大韓”の創業者をチョン・グァンリョル(『ホジュン~宮廷医官への道~』)が熱演。チャ・インピョ演じる主人公、テサンの初恋相手で、抜群の美貌を持つパンソリの名手ソソンをキム・ジスが、老年期のテサンをチェ・ブラム、テサンの妹役をハン・ヘジンが演じるなど実力派キャストが揃い、骨太なドラマを盛り上げている。
(2004年 MBC 全70話)

 試練と栄光の大韓民国の経済史。その不毛地帯で、奇跡と伝説を起こした男たちの人生にスポットライトをあてた。このドラマは“漢江の奇跡”と呼ばれた韓国の経済成長を、その真っ只中にいた企業家たちの人生をとおして描いていく。そこには開発途中で犠牲になった国民、長期にわたる軍事政権の強圧的な政策、それに対する妥協もあった。その過程で民主主義は後退したが、足踏みを繰り返しながらも経済は奇跡的に成功し、廃墟と化した国を立ち直らせたのである。しかし、近来再び経済は凍りつき、国民の不安を募らせている。過去を経済史という視点で振り返り、英雄たちをクローズアップし、歴史を整理することで、後の世代に伝えようとする。

 貧しい農夫の長男として生まれたチォン・テサンは、父親から貧しい家の長男がしなければならない義務に対して、幼い頃から絶えず教育を受ける。しかし、彼の土地といえばとても小さくて、家族は多く、幼い彼の目から見る故郷ではどうしても彼がしなければならないことが何なのか、思いつかなかった。幼い弟の治療費を稼ぐために友達と家出をしたテサン。しかし、幼い彼らを世の中は受けてくれるはずがなく、父親の手にひかれてまた帰って来る。全財産である牛を売ったお金を盗んで友達と一緒に再び尋ねた新天地。しかし、当時のソウル、京城はやはり彼にあって残酷な地だった。
 一方、その頃、慶尚道の地主の家の末息子で生まれて、日本早稲田大学を中途放棄して帰って来たクク・デホは一時期、賭博と酒で歳月を過ごして世の中を観察して、やっと自分がすべきことを探し出した。そして、将来一生のライバルであり友達になる二人は、京城駅の前で偶然な事件で会うようになる...。


 とにかく長いドラマだ。少年時代、青年時代、中年時代をそれぞれ役者を変えて描く。自動車産業で有名な財閥、“ヒュンダイ”と電子機器などで有名な“サムスン”をモデルにしているのが興味深い。当時の韓国の世情と日本の関係も韓国側の目線で理解できる。


おすすめ度  ★★★★☆

チョコレート

2008年04月25日 | 洋画
 ハンクはアメリカ南部の刑務所で死刑囚棟の看守を長年務めてきた男。彼の父も同じ看守を務め、今は息子のソニーが同じ道を歩み始めたところだった。ハンクは父譲りの人種差別主義者だったが、息子のソニーは心の優しい人間で、そんなハンクの考え方に疑問を感じていた。黒人の囚人ローレンス・マスグローヴに対する処刑の日、ハンクとソニーが電気椅子に向かうローレンスに付き添うことになったが、慣れないソニーは執行の直前に取り乱してしまった。刑の執行後、自らの職務に厳格なハンクはそんなソニーの態度を厳しく叱責してしまう……。

 ここまでは普通、でもそれからの展開にびっくりだ。この映画は題名のように甘くない。看守の映画といえば、「グリーンマイル」を思い出すが、これは、塀の中ではなく、外の話しだ。
 前半は人種差別の父親に呆れるが、まさか、彼が主人公とは思いもしなかった。「キャット・ウーマン」のハル・ベリーはこの映画でも綺麗だ。父親が彼女に惹かれていく様子に納得できる。最後は、悲劇的な結末かと思いきや、ハッピーエンドでやれやれって感じだ。久しぶりにいい映画を観た。

おすすめ度  ★★★★★

原題: MONSTER'S BALL
製作年度: 2001年
監督: マーク・フォースター
上映時間: 113分
キャスト:ビリー・ボブ・ソーントン、ハリー・ベリー、ピーター・ボイル


マイティ・ハート 愛と絆

2008年04月24日 | 洋画
 2002年にパキスタンで取材中にテロリストに誘拐、殺害された実在のジャーナリスト、ダニエル・パールの妻が著した手記を映画化した社会派ドラマ。事件の真相、夫への愛をつづった原作に感銘を受けたブラッド・ピットが製作を務め、妊娠しながらも懸命に夫を捜す妻をアンジェリーナ・ジョリーが熱演する。監督は、『グアンタナモ、僕達が見た真実』のマイケル・ウィンターボトム。その衝撃と感動のドラマは第60回カンヌ国際映画祭で絶賛され、大きな話題を呼んだ。

 実際にあった事件の映画化であり、淡々と進むストーリーに現実感がある。テロ行為に対する憤りを感じると共に、人間の愚かさを感じる。アンジェリーナ・ジョリーが健気な妻を好演してる。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題: A MIGHTY HEART
製作年度: 2007年
監督: マイケル・ウィンターボトム
上映時間: 108分
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ

ヘアスプレー

2008年04月23日 | 洋画
 ジョン・ウォーターズの同名カルトムービーを基にした大ヒット・ミュージカルを映画化。人種差別が残る60年代のボルチモアを舞台に、外見を気にしないビッグサイズのヒロイン、トレーシーが活躍する。監督は『ウェディング・プランナー』のアダム・シャンクマン。ヒロインの母親役で大胆な女装姿を披露するジョン・トラヴォルタを始め、新旧豪華キャストの歌とダンス、さらには60年代を再現したレトロでキュートなファッションなどが見どころだ。

 ストーリーは単純明解だ。ジョン・トラヴォルタの太った母親役がみものだ。最初はフランケンシュタインのようで違和感があったが、だんだんと慣れてくると女性に見えてきた。

おすすめ度  ★★★☆☆  


原題: HAIRSPRAY
製作年度: 2007年
監督: アダム・シャンクマン
上映時間: 116分
キャスト:ジョン・トラヴォルタ、ニッキー・ブロンスキー、ミシェル・ファイファー

タロットカード殺人事件

2008年04月18日 | 洋画
 ロンドンを舞台に、アガサ・クリスティへのオマージュたっぷりの事件が展開するコミカルなミステリー。切り裂きジャックの再来と言われる連続殺人鬼に、ジャーナリスト志望の女学生が挑む。監督は『マッチポイント』のウディ・アレン。主演はアレン監督作品のヒロインを務めるのは2度目となるスカーレット・ヨハンソンと、ヨハンソンとは2度目の共演となるヒュー・ジャックマン。アレン作品ならではのウィットとペーソスにあふれた作品に仕上がっている。

 もっとシリアスな映画かと思ったら、コメディっぽい味付けのミステリーとなっていた。監督はウディ・アレンだもんね。ウディ・アレンの映画はちょっと理屈っぽくてあまり好きではないが、この映画は好きかも。最後の落ちは解ったけどね。

おすすめ度 ★★★★☆


原題: SCOOP
製作年度: 2006年
監督: ウディ・アレン
上映時間: 95分
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、ヒュー・ジャックマン、ウディ・アレン


プラネット・テラー

2008年04月17日 | 洋画
 興味深いのは、『グラインドハウス』というシステムだ。2本の映画と4本の実在しない予告編で構成される。この映画はタランティーノの「デス・プルーフ」と共にグラインドハウス映画だった。それを未公開画像を追加して一般に公開した映画である。

 “グラインドハウス”と呼ばれる、センセーショナルなB級映画にオマージュを捧げたアクション・ホラー。“グラインドハウス”好きのクエンティン・タランティーノ監督の同志、『シン・シティ』のロバート・ロドリゲスが監督を務める。ゾンビに立ち向かうセクシーなヒロインにテレビドラマ「チャームド~魔女3姉妹」のローズ・マッゴーワンがふんするほか、ブルース・ウィリス、ファーギーら個性的な面々が脇を固める。映像のブレや傷といった、“グラインドハウス”の特性が忠実に再現されていて味わい深い。

 こんな映画にもブルース・ウィルス、出てるのねん。そして、『LOST』に出演しているイラク人。名前は、ナヴァーン・アンドリュースも出ていた。彼も最近、いろんな映画で観るね。
 途中に画面が飛んで、支配人が謝るシーンがあったりするのは、『グラインドハウス』を意識したお遊びだ。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題: PLANET TERROR/ROBERT RODRIGUEZ'S PLANET TERROR
製作年度: 2007年
監督: ロバート・ロドリゲス
上映時間: 105分
キャスト:ローズ・マッゴーワン、ブルース・ウィリス、フレディ・ロドリゲス



薯童謡(ソドンヨ)

2008年04月16日 | 韓国ドラマ
 ソドンヨ(薯童謡) は2005年制作の韓国ドラマだ。

 韓国歴史上最も劇的で最も華麗な人生を生きた三国時代。 百済王国 30代武王の物語をドラマ化したもの。国内最初の 4具体郷歌(古代詩歌) 「ソドンヨ(薯童謡)」 視聴者がよく知っているソドン王子とソンファ姫の説話!そして韓国史学界でも意見がバラバラな百済武王の特異な出生と身分、 そして熾烈だった当時の百済の王位継承争い!

 国境を越えたラブストーリーと百済、新羅両国の宮廷裏面史を興味深くドラマ化する。百済を韓国ドラマ史上初めて再現する。 新羅、 高句麗と異なり三国のうち残っている遺跡と史料が最も不足しており学問的研究成果が最も不足している百済王国! 特に百済は大部分の資料が消失したにも関わらず、日本や中国等の史料にその文化と技術の高さが伝わっている。

 ドラマでは百済がどのような技術と文化を享受したのか、何故それほど文化と技術を重視したのか、また当時先端の技術と文化をどのように維持できたのか、 全てを登場人物の行績に基づき活き活きと見せてくれる。サクセスストーリーを描く。日本の聖徳太子が出てきて、百済と日本の親密な関係もよくわかる。

 17巻まで制覇。あと少し・・・・

おすすめ度 ★★★★☆

演出 : イ・ビョンフン
脚本 : キム・ヨンヒョン
出演 : チョ・ヒョンジェ、 イ・ボヨン、 リュ・ジン

■ソドン (チョ・ヒョンジェ役)

本名はチャン、 百済 30代武王 - 数奇な事情により王子にも関わらず南池のほとりで麻を売りながら平民として生きて来た。 明るく郎らかで意志が強い。創意力が優れており正義感が強いにも関わらず悪ガキと噂され、母がモクラスから技術を学ばせる。 しかし宮廷で色んな徒党を組んでは争いを起こす。
亡命時代美しいソンファ姫との出会いから性格が清くなる。 博士になることが夢で、様々な逆境の末新技術を開発、再び宮廷に入るが自分が王子だという事実を知り深く悩む。 以降包容力が大きく慎重な性格となった彼は、何のために自分が王にならなければならないかを冷静に判断し、ソンファ姫とサテッキルの助けを借りて王位に就く。
強さと穏やかさの両面を兼ね備えたカリスマと卓越なリーダーシップを発揮し、まだ弱小な百済王国を強大国に変貌させる。

■ソンファ(イ・ボヨン役)

新羅真平王の三女 - 彼女の美しさは三国有史からも広く知られている。 小さい頃ソドンに出会い、生涯苦楽を共にして生きる運命の愛すべき女性。聡明で力強いが茶目っ気もたっぷりで、ソドンに数え切れないほどの背負い投げをおみまいする。 自らの手落ちで彼が追われる事に胸を痛め、彼に君子の道と経学を教えてあげる。
五色夜光珠の秘密を知って、彼を助けるために最善を尽くし、最終的にソドンが王位に上がる決定的な役割を果たす。 敵国の王子を助けたということがばれて反逆者の烙印を押され、新羅の地から永遠に追い出されるかもしれない危機に瀕する。
ソドンを助ける過程で新羅王室の事情に一時女王の道について葛藤を経験するが、結局夢をあきらめて小さい頃から育てて来たソドンとの愛を選ぶ。 百済武王(ソドン)の王妃となり両国の同盟を叶えるが、結局百済と実家である新羅との戦争を見とどける羽目となる。

■サテッキル(リュ・ジン役)

本名はキム・ドハム - 新羅の王族。 慎重で無口な性分、野心は多い。 花郎道の風月主の時からソンファ姫を愛するが真骨(新羅時代の身分制度で親の一方が王族、一方が貴族)要因が弱点で結合は思い通りにならない。宮廷に聖骨(親の両方が王族)の男子がいないのがわかりソンファ姫との結婚を通じて真平王の後継者の座を狙う。 百済の技術獲得が当面の課題になると、ソンファ姫との婚姻を条件に真平王に談判、百済の技術工房に忍び込む。
恐ろしいほどの執念と優れた頭脳で 5年で工房の後継者となったが、突然のソンファ姫の登場で大きな狂いが生ずる。 ソドンとソンファ姫との関係、 そしてソドンが百済の王子だという事実を知り激しく葛藤するが、結局他の道を選ぶ。ソドンが王位に上がり大きな手柄を立てるが新羅真平王の密命を受けてのち深刻に悩み始める。


ROME

2008年04月15日 | 米ドラマ
 愛憎渦巻くローマ帝国の覇権争いの中、血にまみれながら二人の兵士は真の友情を築いていく。『地獄の黙示録』のジョン・ミリアス原案・製作総指揮作品!製作費200億円!映画をも超える超大作TVシリーズ。

 当初は、つまらなかったが、だんだんと面白くなってきた。今は、まだ途中ながら、カエサルが暗殺されたところまで観た。(5巻)

 始まりはこうだ。

 紀元前52年、ローマは世界で最も財力のある都市であった。しかし今、その主義は不正や暴力行為によって崩壊しつつあった。階級の落差は激しく、法や政治を統制する組織の権力は弱まり、軍事組織が勢力を高めていた。

 8年に渡る戦争の末、ガリアを征服したガイウス・ユリウス・カエサルは忠実な百戦錬磨の軍人たちを率い、捕らえた者たちから得た財宝の金や略奪品、そして抜本的な社会改革のための、国民への課題を持って帰途につく。

 元老院はそんなカエサルを恐れ、ローマの地に足を踏み入れれば戦争犯罪者として起訴すると彼を脅した。カエサルの旧友であり、仲間であり、指導者でもあったポンペイウス・マグナスもまた、元老院との権力関係は微妙な状況にあった。

 そんな中、カエサルの第13軍団の2人の兵士はガリアの荒野へ向かい、盗まれたカエサル陣営のシンボル、鷲の軍旗の奪還を命じられる。しかしやがて彼らは、古代ローマを揺るがす重大な事件に巻き込まれていくのだった。

 これは、ほんの序の口だが、歴史に興味のある人にはたまらないかもしれない。15才以下は禁止のDVDであり、過激なセックスシーンもあるし、血なまぐさいシーンも多い。

 好き嫌いが別れるドラマかも。

おすすめ度  ★★★★☆


ベオウルフ

2008年04月14日 | 洋画
 イギリス文学の「指輪物語」にも影響を与えたという歴史上最古の英雄叙事詩を、『ポーラー・エクスプレス』のロバート・ゼメキスが映画化。伝説的な英雄たちの時代を舞台に、最高の戦士ベオウルフの壮絶な戦いが展開する。主人公ベオウルフを演じるのは『ディパーテッド』のレイ・ウィンストン。ベオウルフの敵グレンデルの母親をアンジェリーナ・ジョリーが演じるほか、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチらベテラン勢が脇を固める。ゼメキス監督ならではの壮大でファンタスティックな作品世界が堪能できる。

 う~ん、面白い。これって、ほとんど全編CGだよね。基本的な部分だけを役者で撮って、コンピュータで処理してるのかな。ここまでくると、どこまでが演技でどこまでがアニメなのか解らなくなる。でも、そのお陰で、ファンタスティックなびっくり映画が堪能できる。「グレンデル」や最後に闘った「龍」(息子)は、良く出来てるもんねえ。一見の価値ありだ。

おすすめ度  ★★★★★

原題: BEOWULF
製作年度: 2007年
監督: ロバート・ゼメキス
上映時間: 114分
キャスト:レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ

プロット・アゲインスト

2008年04月12日 | 中国ドラマ
 『プロット・アゲインスト』は、リクエストが殺到し、各局で何度も再放送された。さらにDVDも異例の好セールスを記録、 各地で完売する店舗が続出し、06年上半期に最も売れたTVドラマと大絶賛を浴びたスパイ・サスペンスだ。

 シーズン1は『盲目の少年』(3巻)、
 シーズン2は『天才数学者』(4巻) 、
 シーズン3は『赤い国民党員』(4巻)
 の構成となっている。いずれも中国の暗号解読部を舞台に共産党と国民党の闘いを描いている。敵の暗号を解読するためにシーズン1は天才的な耳を持つ「盲目の少年」を探し出し、難解な暗号を解読するというもの。シーズン2は「奔放な女性数学者」を探して、暗号を解読させる。そして、シーズン3では、主人公(リウ・ユンロン)の両親を描いている。共産党が成立する直前の中国を描いた硬派なドラマである。

おすすめ度  ★★★★☆

出演
シーズン1/リウ・ユンロン、ワン・バオチャン、ガオ・ミン
シーズン2/リウ・ユンロン、チェン.シュー、ソン・チュンリー
シーズン3/リウ・ユンロン、ユー・ナ、シー・シヤオチー



パーフェクト・ストレンジャー

2008年04月11日 | 洋画
 ニューヨーク郊外で女性の変死体が発見された事件を機に、被害者の幼なじみでもある女性ジャーナリストが事件の謎にはまっていくサスペンススリラー。監督は『コンフィデンス』のジェームズ・フォーリー。ヒロインの女性ジャーナリストを『チョコレート』のハル・ベリーが、事件に関わる大富豪を『ダイ・ハード4.0』のブルース・ウィリスが演じる。ラスト7分11秒を迎えるまで決して見破れない事件の謎や、豪華出演陣の熱演は必見。

 最後まで犯人が解らなかった。それだけに、ラストの7分が衝撃的だった。そして、すべてのパズルが揃ったって感じだ。面白い。ハル・ベリーもきれいだ。ちなみにパーフェクト・ストレンジャーとは、『完全なる第3者』あるいは『完全な門外漢』という意味。完全犯罪という意味だ。

 ハル・ベリーといえば『キャットウーマン』や『X-MEN』を思い出すが、出演作品は多い。

2008 悲しみが乾くまで
2007 パーフェクト・ストレンジャー
2006 X-MENファイナル・ディジジョン
2005 ロボッツ(声)
2004 キャットウーマン
2003 X-MEN2
2003 ゴシカ
2002 007/ダイ・アナザー・ディ
2001 ソードフィッシュ
2001 チョコレート
2000 X-MEN
1999 アカデミー栄光と悲劇
1998 ブルワーズ
1996 エグゼクティブ・ディジジョン
1995 クイーン・オブ・エジプト
1995 代理人
1994 ウォーターバック
1993 クイーン
1992 ブーメラン
1991 ジャングル・フィーバー
1991 ライス・ボーイスカウト


おすすめ度  ★★★★☆


原題: PERFECT STRANGER
製作年度: 2007年
監督: ジェームズ・フォーリー
上映時間: 110分
キャスト:ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ

ナンバー23

2008年04月10日 | 洋画
 偶然にもこれが23本目の監督作となる『オペラ座の怪人』のジョエル・シューマカーがメガホンをとったミステリー。ある1冊の本を手にした男と、その家族が次第に“23”という数字の謎に翻弄(ほんろう)されていく様子をスリリングに映し出す。『エターナル・サンシャイン』のジム・キャリーが平凡な主人公とダークな小説の登場人物の2役を見事に演じ分け、新境地を開拓。謎が謎を呼ぶ展開と衝撃の結末まで、一瞬たりとも目が離せない。

 ジム・キャリーがシリアスな役で主演してる。『23』という数字に執りつかれた男の本をきっかけにその著者を探すというストーリーだ。最後の5分で意外な結末になって面白い。現実と過去がごっちゃになってしまうような映像も美しい。前半はちょっとつらいけどね。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: THE NUMBER 23
製作年度: 2007年
監督: ジョエル・シューマカー
上映時間: 99分
キャスト:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ローガン・ラーマン