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舛添発言- おめでたい日本の政治
自分でいうのもへんな話ですが、当ブログがあれほどまでにコキおろすのはめずらしいことです。あまりにお粗末な内容でしたから、昨日はつい過激になりましたね。
まあ、自分のいっていることの意味すら理解できない人がこの世の中にいるということです。
そんな人がここにもいました。
世間からあれこれたたかれつづけてきた件の舛添厚労相です。
後期高齢者医療制度「大胆に見直す」 舛添厚労相が私案 舛添要一厚生労働相は20日午前の民放テレビ番組で、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度について、「どんなに論理的で細密に作られていても、国民が支持しないような制度は大胆に見直すべきだ」と述べ、現行制度を廃止し、新制度創設を検討するとの私案を明らかにした。舛添氏は次期首相が確実視される自民党の麻生太郎幹事長の了解は得られていると説明したが、野党からは「実現性のない選挙対策だ」との批判が出ているほか、同制度を推進してきた与党にとっても“寝耳に水”の話で、今後の混乱が予想される。 舛添氏は、代替案の基本方針として(1)75歳以上など年齢で区分けする制度にしない(2)保険料の年金天引きを強制しない(3)若年層に過度の負担が行かないようにして世代間の反目を助長しない-を提示。具体的には、現行の「独立保険方式」と、高齢になっても従来の国民健康保険や企業の健康保険に加入し続ける「突き抜け方式」、加入者の年齢や所得に応じて各医療保険間で財政調整を行う「リスク構造調整方式」の3方式を部分的に組み合わせる制度を想定しているという。当面は現行の後期高齢者医療制度を継続し、その上で今後1年以上かけて議論し、新制度に移行したい考えだ。ただ制度変更には法改正が必要となる。 |
いえ、立場を先にいえば、後期高齢者医療制度はこの際、廃止すべきというのが当ブログの考えです。
さて、この発言について、すでに選挙目当てとか、大臣留任をねらう発言という指摘もありますが、ちがったところからながめてみたいのです。
どんなに論理的で細密に作られていても、国民が支持しないような制度は大胆に見直すべきだ |
と語ったそうです。
たしかに(同制度を)国民は支持していない。自民党の参院選後の政策的蛇行に関してすでに再三ふれてきた当ブログですが、この制度は論理的で細密に作られたとは、とてもいいがたい代物でした。そこにあえて言及しているということは、言下に氏も後期高齢者医療制度といういうものが論理的破綻を来たしていると考えたのでしょう。4月から制度はスタートしたのですが、以降、国民の反発の強さに押されて、修正に修正を重ねました。その結果、当初の「論理的整合」はその修正によって壊され、次第につじつまが合わない、内部は矛盾だらけという、無残な制度です。
この発言に与党は寝耳に水だとコメントしたという報道もあって、当然、困惑ぶりを強調するでしょうが、国民、とくに高齢者の反発は半端ではありませんでしたし、野党もこぞって制度廃止を求めて先の国会では廃止法案を提出したくらいでした。
あわせてこの10月からは、新しく年金天引きされる人びとが600万人を超えるという事態が想定されているのですから、これはもう、怒りが倍旧すると舛添氏は怖気づいたのかしら。
氏はしかし、2年前に法案を成立させ、その新制度をスタートさせた内閣の一員として発言していることの意味を考えなければいけなかった。現役の大臣の、自己否定の発言です。そんな制度をスタートさせた責任がみじんも感じられません。そこにほおかぶりした発言です。
ただ、一人の厚労相の発言だけにとどまらないのもこの日本国の政治。
尾ひれがついてきます。
「選挙対策の単なるパフォーマンス」(長妻昭政調会長代理)とのべたらしい民主党ですが、ふりかえれば、国会審議をボイコットし、共同で自らも提出した廃止法案すら審議しないという「作戦」をとったわけです。廃止法案を本気で通そうと思っていたのか、疑わしいかぎりです。
その上に、今度は都議会では自公と一緒に、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情をけったそうですから、いったいどうなっているのでしょう(参照)。
結局、日本には論理的整合という言葉はない、不要なのでしょうね。
昨日のエントリーではおめでたい所説にふれたわけですけれど、このように整合性のなさに目をつぶり、不問にできるわが日本国はやはりおめでたいというべきです。
(「世相を拾う」08183)
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【後期高齢者医療制度関連エントリー】
自民党の政策的混迷
欺瞞が自民党を助ける。
堀内光雄氏の怒り- 後期高齢者医療制度を撤回せよ。
歯切れ悪い『朝日』 -高齢者医療制度
チキンとよばれてよいのか。
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無理解、無神経なことを揶揄しているわけですね。
しかし、そうであるからこそ、たとえば正規vs非正規などと分断に乗じられることなく、真の敵を見極めることが必要なのです。
たびたびTBいただいているのに、応答無しでは失礼かと、こう思ってTB&コメントに挑戦しているのですが、ままなりません。前回も、当ブログでコメントしたとおりです。やむをえません。
まあ、小心者がどこかにいるのでしょうね。
では失礼します。