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浅野出馬表明はどのように読めるのか
最初に申し上げると、首都・東京で長年つづいている自民党都政を、ここで転換させたいと強く私は願っています。この立場から、昨日の浅野史郎氏の出馬表明の感想をのべてみます。
私の関心は上にのべているように、石原都政、つまり自民党都政の転換にあるので、この点にかかわる浅野氏の見解をまずあげます。
石原都政について
一言で言えというのは難しい。一期目はよかった。私も期待した。石原という政治家の目標とリーダーシップとか。二期目になって、たいぷ変わったということを感じざるを得ない。輝かしい業績をあげてきた。そこまではいい。しかし、もう四年やるというのはやめてほしい。
石原都政から継承できる政策を問われ
基本的には、だいたい継承すべきものだ。都政というのは連続性があるものだし、ほとんどは続けていくべきものだ。ガラッと変えたらけがをする。もし、私が知事になれば、やり方を少し変えていくことはあるかもしれない。知事になってから考える。
以上の記者との会見要旨をみるかぎり、自民党都政の転換というよりも、いまの石原都政継承に重きをおいた浅野氏の答弁だといえるでしょう。一方で、同氏は「石原都政にストップをかけなければ東京や都民、日本の政治にとって取り返しがつかなくなる」(朝日新聞3・6電子版)と語ったといわれていますが、そのとおりだとすると、浅野氏は石原氏にとってかわるということを違う言葉で語ったにすぎません。
浅野氏に期待を寄せる人は、石原の首をとってすげかえることだけを期待しているとは到底思えません。やはり、開発型行政を中心にすえ、自らは都政を私物化しながら、都民には徹底した犠牲を強いる、まさに弱者いじめのいまの石原都政の転換を図ってほしいという願いがあるのではないでしょうか。
浅野氏は上にあるように「ガラッと変えたらけがをする」とのべています。だが、だれも取り返しのつかないような都政の破壊をのぞんでいるのではむろんありません。しかし、私物化はもとより、いまの開発型をあらため、都民生活に密着した部分への手厚い対応をするという都政転換の基本姿勢を候補者が明確にすることこそ、都民が期待しているものではないでしょうか。
以上の点に即していえば、浅野氏の出馬表明の見解はあいまいだったといわざるをえない、と私は思います。
メディアは、この出馬表明をもって対決の構図だとえがいています。しかし、対決の核心ともいえる、石原都政を継承するのか転換するのかにかかわる部分に言及している記事を、上記しんぶん赤旗(3・7)以外に探すことはできませんでした。
前回の感想をのべたときに、幾人かの方がたから浅野支持の理由として(石原は)「政策以前の問題だ」というご意見をいただきました。そうなのかなと思わないわけでもないのですが、しかし、「以前の問題」とは石原氏個人の人格や思想・信条だと私は勝手に解釈するのです。それらは石原氏のとる言動に反映するでしょう。そうすると、私の考えでは、それはおそらく石原のとる施策とまったく無関係であるはずはない。だから、浅野氏が基本的には現都政の継承とのべている以上、石原と浅野氏を分けるものははたして何なのか、現時点でもなお理解できないというのが率直な感想です。したがって、候補者えらびの顛末は、率直にいえば(石原と)代替可能領域内の物語とよぶにふさわしいと前回私はのべたのですが、それを裏づける表明だったと考えざるをえません。
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東京新聞社説(3・7)はつぎのようにのべています。
争点もまた多彩だ。「東京から日本を変える」と派手なパフォーマンスで支持を集めてきた石原氏にも、その真価をめぐって審判を受ける緊張の場面が、いよいよ迫る。
すべての候補に、揚げ足取りでなく、都民生活に身近で国政も視野に入れた争点設定を求める。そういう選挙こそが首都決戦にふさわしい。
有権者もうわべの人気に流されない賢さが求められる。候補だけでなく都民も範を示す選挙に、と願う。
この主張にてらすならば、私は前回の感想で、
石原現都政に賛成か、反対か、そしてこれを転換するのか否か、これが今回の選挙戦で問われるのではないでしょうか
とのべましたが、この点で都民の間で大いに議論が尽くされることを期待したいと思うのです。
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「そいつは帽子だ!」のごんです。
ここ最近の日本での選挙のあり方は本当におかしいですよね。私は、政策を見ずにイメージだけで投票をするという不可思議な意識が一番の問題だと思うのですが、なかなかその打開策が見えてこない。取りあえず今は、なめられているのはB層なんてものじゃなく、主権者であるはずの我々国民なのだということを訴えていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
ごんさんの言葉を借りれば、「主権者であるはずの我々国民」の主体性の確立の問題ですね、抽象的にすぎるでしょうが。
確固とした判断基準をもつということにあまり関心を寄せないのでしょう。だから一昨年の9・11があったし、昨今の浅野かつぎの動向もその流れの1つととらえられるのでは。リベラルといわれている人たちも国民の意識動向とむろん無縁ではないですね。
平均値に収斂していく日本人の思考をまざまざとみせつけられている感じがしてなりません。
仰るように、「主権者であるはずの我々国民なのだということを訴えてい」くことでしょうね。よろしくお願いします。