新・からっぽ禅蔵

上座部仏教僧としてタイで修行の後、日本の禅僧となった、水辺を愛するサーファー僧侶のブログ。

うわっツラと本質

2015-08-13 05:59:12 | 日記
先日、川内原発が再稼働した。
これについて どんなに丁寧な説明をされたとしても、現実には、福島の原発問題は解決できていない。
それを解決できないうちに、他の原発を再稼働するほど異常で愚かな事はない。

「万一の時は国が責任を持って対応する」と言うが、福島の問題を解決できないクセに何という寝言を言っているのか。
いや、寝言でないのなら、本当に完全に狂っているのだろう。

うわっツラだけの目先の利益に目がくらんで、本質的に極めて危険なものである事を無視する態度は、狂っていると言うしかない。

人間がやる事には、必ずミスや事故が起きうる。

大切なのは、「事故が起きた時にどう対処して解決するか」である。

事故が起きたら お手上げで、対処の仕様がない危険極まりない原発を稼働させるのは、狂人にしか出来まい。

いずれせよ、以前にも触れた通り、人は過去の過ちから何ら学ぼうとしない。

この人間の愚かさは、他のどの動植物より劣っていると僕は思っている。

「人間は他の動植物より優れている」と思うのは、幻想であろう。

某映画の中のセリフではないが、「人間は賢い。しかし その賢さを遥かに上回る人間のどん欲な欲望が、自らをも滅ぼす」。

とにかく

ベースロード電源と称して原発再稼働を進める安倍政権にNO!

戦争法案を進める安倍政権にNO!

憲法を踏みにじる独裁者安倍の政権にNO!


話しは変わるが

写真の「おじいちゃん、おばあちゃん 守ってね、交通ルール」のポスターは、以前から僕の住む東京都内の あちこちで見られる警視庁によるポスターである。(写真の人物は夏川りみさん)

このポスターから、昨今では小さな子供や若者たちよりも、老人たちのほうが交通ルールを守っていないという事が理解できるであろう。

もちろん、何事にも個人差はあるのだから、交通ルールやマナーを守らない子供や若者もいるだろう。
しかし、明らかに老人たちのほうが守っていないという事実があり、そのために交通トラブルや交通事故が多発しているからこそ、こうしたポスターが作成されたはずである。

交通ルールだけではない。
電車やバスなどの公共交通機関の車内や、病院のロビー等々でもマナーの悪い老人たちを、僕は頻繁に見かける。

我々は、老人たちを労る以前に、社会のルールとマナーを、老人たちに守ってもらうよう諭していかなければならないようである。
その上で、必要に応じて労りたい。

「老人=労るべき対象」という うわっツラのイメージだけで考えるのではなく、老人たちの言動を注視して、その上で適切な対応をしたいものだ。

少なくとも、間違った事をしている老人には、「おじいちゃん、おばあちゃん、それは違うでしょ?」と諭してあげるべきではないか?





◆新・からっぽ禅蔵◆

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