毎朝の坐禅のほか、月曜と金曜が参禅部の活動としての坐禅。
水曜は必修授業としての坐禅がある事は、以前にもブログに書いた。
更に、あちこちのお寺での坐禅会にも極力参加するようにしている。
しかしながら、先日ブログに書いた右足首の捻挫は、治るどころか寧ろ更に痛みが増している。
そこで昨日大学の売店でサポーターを買った。
これから1カ月位は結跏趺坐を封印し半跏で我慢しようと思う。
さて、坐禅を続けていて今更ながら最近気になる事があるのだ。
それは、癖だ。
坐禅の作法を知らないのではなく、知っているのに出来ていない人が少なくない。
どうも、自分なりの癖がついてしまっているらしい。他に、作法を間違って覚えてしまっている人もいる。
実は、こうした癖のある間違った坐禅作法をしているのは、年配のベテランの方に多い。
坐禅をはじめたばかりの初心者にはあまり見られない事だ。
唐突だが癖について、立ち食いそば店での体験談を述べたい。
僕はネギが嫌いなので、そば店で「ネギ抜きでお願い出来ますか?」と尋ねるようにお願いする。
すると、目の前の店員さんが「はいョ!ネギ抜きね!」と口で言いながら、手ではどんぶりにネギを入れているのだ。
「ネギ抜き」と、頭で理解出来ても、そばを作る動作としてどうしても身体が勝手にネギを入れてしまうらしい。
過去に、数え切れないほどのそば店で「ネギ抜き」をお願いしてきたが、僕の経験では、3店に1店はしっかりネギ入りになって出てくる。
僕としては、ネギ抜きが出来ないなら「出来ない」と事前に言ってほしいのだが、「出来ない」と正直に言ってくれる店員さんはいない…。
つまり、ネギを入れる事が癖になっている店員さんと、坐禅作法に癖がある人は、ある意味ちょっと似ていると言いたい。
坐禅のとき、自分の癖で自分のやり易いやり方で座る。
誰かに「違いますよ。こうですよ。」と教えられても、聞く耳持たず自己流坐禅を貫き通す。
そうした自己流の坐禅で、果たして「坐禅」といえるのかどうか疑問だし、大なり小なり他の方に迷惑をかけている事に気付いてほしいのだが…。
困った事にそうした人達は、そば店の店員さんと同様、坐禅が「出来ない」とは言わない。
◆からっぽ禅蔵◆
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