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タイム・マシン/80万年後の世界へ

2007-11-24 08:47:53 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ジョージ・パル
キャスト ロッド・テイラー、イヴェット・ミミュー、アラン・ヤング
1959年 アメリカ
ジャンル:SF

【あらすじ】
1989年大晦日のロンドン。青年発明家のジョージは自らが発明したタイムマシンに乗り込み、80万年後の世界へ辿り着いた。そこには珍しい樹木が生い茂り、かつてのロンドンの面影は見当たらなかったが、エロイ族と呼ばれる人々が平和に暮らしていた。桃源郷のように見えたこの世界であったが、その裏では洞窟に潜む野蛮な人喰い人種による恐怖支配が行われていた。ジョージはエロイ族の自由を求め、人類がいまだかつて経験したことのないアドベンチャーに挑戦する。

【感想】
ストーリーがとても面白く、個人的にはお気に入りの作品なのですが、いかんせんタイムマシンや未来の特撮映像がしょぼすぎます。

特にタイムマシンはレバーを引くだけというとても簡単な操作でおもちゃのような作りです。映像が気に入らないというのであれば、CGバリバリのリメイク版があるのですが、こちらは原作から大きく逸脱してしまっているので論外です。ただ誰が見ても昔の映画の雰囲気が全快なので、割り切って見ることができると思います。

以下、ネタバレありです。(これを読んでしまうと確実につまらなくなります)

この映画では、80万年後の世界において人類は地上と地下に分かれて生活し、人間としての意思を持たなくなった地上の人間が家畜と同様に扱われ餌にされます。積み重ねてきた歴史や科学はいつの間にか無視され、他人がどうなろうが誰も関心を示さなくなります。

これはよく考えてみるととても怖いです。我々現代人は昔の人に比べて他人へ干渉しなくなったということがよく指摘されています。たった20年程度でこのような状況なのですから、80万年というほぼ無限に収束した状況ではありえない話ではないのではないでしょうか。人類は歴史から教訓を学び、それを次の世代へ伝えていかなくてはならないことを痛感します。

何年経っても唯一変わらないマネキンがとても印象的です。

お勧め度:★★★★★★★☆☆☆


タイム・マシン 特別版

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