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ゲッタウェイ

2010-03-25 00:31:37 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 サム・ペキンパー
キャスト スティーヴ・マックィーン、アリ・マッグロー、ベン・ジョンソン、アル・レッティエリ、スリム・ピケンズ
1972年 アメリカ
ジャンル:アクション、ドラマ

【あらすじ】
服役中の銀行強盗のドク・マッコイは、妻に政治家と裏取引させ、予定より早く出所する。取引の条件は銀行を襲撃すること。出所後、体よく銀行強盗を成功させたマッコイたちだったが、予想だにしなかった裏切りの連鎖がマッコイを襲う。

【感想】
スティーヴ・マックィーンは出演作品が少ないにも関わらず、名作ばかりです。

本作も代表作の一つでしょう。ただ私はやや過大評価なのではないかという印象を持ちました。それでも十分に面白いのは確かですけど。

シナリオに入る前にスティーヴ・マックィーンとアリ・マッグローの元夫婦が共演しているという話題に触れないわけにもいかないでしょう。本作の共演がきっかけにアリ・マッグローは当時の旦那ロバート・エヴァンス(くたばれハリウッドの人)と別れ、スティーヴ・マックィーンと結婚。しかし他と同じく結局は離婚しましたというエピソードです。「ある愛の詩」に出ていた頃のアリ・マッグローはインディアン系の顔立ちという印象でしたが、本作では普通でした。

シナリオは刑務所から出所した男が銀行強盗を働き、金を持って妻と逃亡するという内容です。嫌でも「俺たちに明日はない」を思い出してしまます。ただあちらの強烈なラストとは正反対に本作は非常にあっけなく終わってしまいます。このあたりが評価の差になっているのかと思う。刺激的なラストが必ずしもいいわけではありませんが、やはりそれなりの結末を期待してしまう。

途中の警察から追われる展開についてはスリリングで十分楽しめました。シナリオが単純である分、このスリルこそが本作の全てではないかと思います。途中、二人がゴミの山に押しつぶされそうになるシーンは必見。

逃亡中、買い物をするために立ち寄る度に一般人に正体がばれて警察に通報される様子については変装しろよと言いたくなるのですが、許容できる範囲だと思う。

全体的にサム・ペキンパー監督作品のイメージそのままなのでファンなら安心できるでしょう。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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