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コールガール

2010-04-11 06:15:26 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 アラン・J・パクラ
キャスト ジェーン・フォンダ、ドナルド・サザーランド、ロイ・シャイダー、シルベスター・スタローン
1971年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
6ヶ月前に失踪し、行方不明になっている科学者を追ってニューヨークにやってきた探偵クルート。手掛かりはただひとつ。科学者がコールガールのブリーに宛てた卑猥な内容の手紙だけ。さっそくブリーに協力を請うクルートだが、冷たく追い返されてしまう。仕方なくブリーを監視して科学者の出方を待つことにするが……。

【感想】
サスペンスとして見れば、犯人に関するオチがありきたりでそれほど褒められたものではないです。(もう40年近く前の映画なので、「今となっては」とフォローしておく)しかし、この独特な世界観はそれだけでも印象に残るものがあった。

ある探偵が依頼を受けた失踪事件の解決の糸口を一人の女が握っているのですが、その女が実は売れっ子のコールガールという存在で性格的にも掴みどころのない性格なのが特徴です。探偵は彼女と接する内に事件の真相に迫りつつも、次第に二人は深い関係になっていく。

サスペンスの部分よりも二人のどこか微妙なロマンスが見所なのではなかろうか。ラストの行動を含めて最後まで引っかかる物が残りました。やはりコールガールという職業の女が持つ、一般社会に対する不満や偏見のような部分が色濃く反映されていたのではないかと思う。普通の男女の恋愛ではないものを見せられたのは斬新でした。

そのコールガール役を演じたジェーン・フォンダが見事にアカデミー主演女優賞を受賞しています。個人的には惜しくも受賞を逃した「ジュリア」の方が熱演だったと感じたのですが、それでも十分に納得しました。

amazonにて傑作サスペンスと評されていますが、あまり意識しないほうが楽しめるのではなかろうか。人間ドラマだと思う。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆

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