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LOOPER/ルーパー

2014-06-04 19:47:29 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ライアン・ジョンソン
キャスト ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント、ポール・ダノ、ジェフ・ダニエルス、パイパー・ペラーボ、トレイシー・トムズ、ギャレット・ディラハント
2012年 アメリカ、中国
ジャンル:アクション、サスペンス、SF

【あらすじ】
近未来。ジョーは30年後の未来から犯罪組織がタイムマシンで送り込んでくる人間を処刑する“ルーパー”として活動していた。そんなある日、いつものように依頼を受けた彼は、目の前に現れた男の顔を見て驚く。それは、30年後の自分だったのだ。しかも、隙を突かれてその標的を逃がしたことから、彼自身が命を狙われることに。なぜ、未来の自分が目の前に現れたのか?追っ手をかわしつつ、ジョーは真実を追い始めるのだが…。

【感想】
最近、ネタ切れ感のあるSF映画の中にあって本作は脚本が面白く、まだまだタイムトラベルもいけると認識させてくれました。

30年後の未来から送り込まれてくる犯罪者を処刑する仕事を行っている主人公が30年後の自分と対面することになり・・・。

タイムマシーンというツールが登場する映画にありがちな100年後とか1000年後ではなく、30年後という割と近い時間に設定したのは目の付け所が良かったと思います。 奇抜な未来の映像はない代わりにサスペンス色を強めています。「ルーパー」と呼ばれる未来から送り込まれてきた人間を処刑する存在も面白い。設定が面白いので話に引き込まれます。数々の謎を小出しにしていくタイミングも適切でとある人物の暴走についても自分の好みでした。

主人公と30年後の自分が対面した時に、簡単に二人で協力して敵を蹴散らすのではなく、対立関係に陥る構図も良く考えていたなと思います。細かな矛盾点はありますが、このジャンルはいちいち考えたら負けだと思います。最終的には若い主人公が自分の頭で考えて決断をするラストも自分の好みに近かったです。予想していませんでした。

ただブルース・ウィリスの派手なアクションシーンは作風に合っていなかったように感じました。この人は派手さはある分、大味な印象もあるのでもっと知名度の低い役者の方が作品全体が引き締まったのではないかと思いました。ジョセフ・ゴードン=レヴィットが30年経った時にさすがにブルース・ウィリスの姿にはならないだろと言いたくなります。

あの子供はこの後、大人しく問題も起こさず成長するのであろうか?ダミアンみたいになってそうな気がしてならない。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

LOOPER/ルーパー [Blu-ray]
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