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HACHI 約束の犬

2010-08-09 13:58:54 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ラッセ・ハルストレム
キャスト リチャード・ギア、ジョアン・アレン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ジェイソン・アレクサンダー
2009年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、動物、実話、リメイク

【あらすじ】
大学教授のパーカーは寒い冬の夜、駅で1匹の子犬を拾う。「ハチ」と名付けられた子犬はパーカーの愛情を受けてすくすくと成長するが、ある日パーカーが病に倒れ…。

【感想】
冷やかし目的でテレビ放送していたのを鑑賞。全てがわかっているというのに不覚にも少し感動してしまった。実に情けない。

これをアメリカがリメイクするのは不謹慎のレベルだと思っていた。あの「フランダースの犬」が欧米では負け組みの物語として軽蔑されているという話を聞いたことがあったからである。そのため外国人はこの作品をみてどう思ったのかがとても気になった。IMDbを読んだ限りでは平均8.0点で概ね好意的に受け入れられたようである。

上記の要因に加えて私は動物を主人公にした感動物語が嫌いであり、更に主演のリチャード・ギアも苦手な俳優。それでもそこそこ面白かったのはやはり原作が優れている点に起因する部分が大きいのではないかと思う。リチャード・ギアもいつものキャラのイメージがあったから逆にHACHIに対する愛情が伝わったのは幸運であった。

それでも完成度ではいくつか指摘したい項目がある。最初にリチャード・ギアが死ぬのが早過ぎる。生きていたのは上演時間の6割程度ではなかろうか。(カットされていた部分があるはずなので正確には判断できない)しかもいきなり倒れてその場で言葉も残さずに死んでしまうので非常に唐突。
またアメリカの街並みに秋田犬という光景は恐ろしく違和感がある。これをいったらロマンがないと怒られそうだが、今の時代にあんな巨大な犬を首輪もつけずに街中に放しているのは現実問題として保健所が黙っていないであろう。

期待値ゼロの状態から鑑賞すると予想を裏切ってくれるだろうと思う。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

HACHI 約束の犬 (Blu-ray)

松竹

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