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シンドバッド黄金の航海

2009-07-29 13:03:58 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ゴードン・ハッセル
キャスト ジョン・フィリップ・ロー、ダグラス・ウィルマー、グレゴワール・アスラン、キャロライン・マンロー
1973年 イギリス
ジャンル:SF、ファンタジー

【あらすじ】
顔に負ったやけどのために仮面をつけたアラビアの領主を応援するため、シンドバッド(ジョン・フィリップ・ロー)は国を救う力を授けられるという伝説の島へ向かう。しかし、彼らの後を悪の魔術師が追いかけていく。

【感想】
シンドバッドシリーズの第二段になります。一応、シリーズ三部作ですが、それぞれは関連性がないので単体での鑑賞には全く問題がありません。

私は三部作の中では本作を最も評価します。理由は陰母神カーリの動きに尽きます。このトリッキーな動きは本当に素晴らしい。首や6本の腕など関節があまりにくねくね動くので不気味さが漂っています。この味はCGでは出せない。
後から知りましたが、マニアも絶賛らしいです。映画史に残るといっていいでしょう。
写真を乗せておきますが、写真では伝わらないのが残念で仕方ありません。これだけでも見る価値はあると断言します。

映像は古臭いですが、古臭いなりの美しさがあります。特に原色の使い方が引き立っていたと思います。シナリオもきれいにまとまっているので見やすいです。

本作に限らずイギリスのファンタジー映画はハリウッドにはない雰囲気があるようです。特にハリウッド独特の大味さや気品と比べると優れていると思う。「私を愛したスパイ」でボンドガールをしていたヒロインがやたらと胸を露出した衣装で歩いているのですが、それでも下品とは思わなかったですね。ハリウッドに対する偏見なのかもしれませんが・・・・。

とにかく、本作については陰母神カーリです。一度見たら忘れたくても忘れられません。この印象のせいで他の部分はあまり覚えていないと言った方が正しいかもしれません。特撮ファンなら絶対に押さえておくべし。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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