日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

極楽鳥花(ストレリチア)

2019年02月28日 | つれづれ

極楽鳥花という名前の花がありますね。皆様この花にどんなイメージを持たれますか?お花屋さんで売られているのを見ると、結構値段が高く、鮮やかで豪華な感じがします。

私はこの花は熱帯に咲く花で、日本では温室でないと育たないと勝手に思い込んでいました。ところが先日、この極楽鳥花が戸外で咲いているのを見たのです。この花が冬に、しかも交通量の多い3号線沿いのマンションの前庭に咲いているのに気付いた時には、ホントに驚きました。花の色がお店で売られているのより、少し薄い感じがしますが、まぎれもなく極楽鳥花です。


家に帰って極楽鳥花について調べてみると、極楽鳥花は南アフリカ原産で日当たりの良い場所を好みますが、耐寒性があり2~3°C位の気温が保て霜が当らない場所であれば、戸外で冬越しをするのも珍しくないとありました。開花は春から秋にかけてだそうです。

私が咲いているのを見た場所も日当たりがよく、西新の町の中心部なので気温もそんなには下がらない場所だと思われます。開花時期が本来の時期と少しずれている気がしますが、今年の九州北部は雪が積もらなかったのと関係があるのかもしれません。

私の勝手な思い込みで、日本では温室でしか育たないと思ってい極楽鳥花ですが、冬に開花までしてこんなに元気に育っているのを見ると、もう少し南の県では、一年中普通に見られる植物なのかもしれません。








お雛様

2019年02月24日 | つれづれ

昨日はお雛様を出しました。

毎年、2月になるとお雛様をいつ飾ろうかと考え始めるのですが、

今年はこの時期忙しいこともあって、

出さないでおこうと思っていました。

が、急に気持が変わって今年もお雛様に対面したいという思いになり、

あわてて、昨日飾りました。


これは本来は7段飾りのお雛様だったのですが、

ここ何年かは、この様にお内裏様とお后様だけを飾るので、

50分位で飾り終えました。

お2人揃って明るいところに並ばれてよかったな~と思いました。


雛祭りの頃から、一気に明るい春がやってきますね~。

嬉しい!




函を出て 寄り添う雛の 御契り  
                                                 杉田 久女










映画「日日是好日」

2019年02月20日 | つれづれ

昨年の秋に友達と一緒に見た映画「日日是好日」について、時々フッと思い出すことがあります。

この映画はエッセイストの森下典子さんが茶道教室に通う20年の日々を綴った『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を映画化したもので、樹木希林さんの最後の映画作品なのだそうです。

二十歳の大学生、典子は母に勧められて従妹と一緒に茶道教室に通
うことになり、その茶道教室で出会ったお茶の先生との触れ合いを通して、季節を五感で味わう素晴しさや、生きる歓びを少しづつ実感していく姿が瑞々しいタッチで描かれています。

お茶を始めた当初、その意味も理由もわからないお茶の所作に戸惑う典子達に、「お茶はまず『形』から。さきに『形』を作っておいて、あとから『心』が入るものなの。」と武田先生の言葉。この武田先生を演じる樹木希林さんは、単に習いごとの先生という枠を大きく超えた、人生の師として典子たちを導いていきます。

「同じことが毎年出来るのは幸せなことですよ」とは武田先生の言葉ですが、毎年同じことを繰り返している平々凡々の暮らしに、つい愚痴を言っている自分に気付き、ホントにそうだな~なんて、映画を見ながら思ったりもしました。

樹木希林さんのことは何も知りませんが、彼女は女優さんだったので、今まであらゆる役を演じて来られたと思います。が、このお茶の先生という役を彼女にピッタリだな~と私は感じました。それは私にそんな風に感じさせるところが、彼女が演技力のある素晴しい女優さんだったことの証なのでしょう。

映画を見ながら、何だか私も武田先生にお茶を習いたい、導かれたいという気持になるとともに、時々フッと思い出す不思議な映画です。







ワイン会

2019年02月10日 | お出かけ

一昨年の春から夏にかけて約半年間、ワインの好きな私は家の近くのリキュールショップが開催しいているワイン塾に参加しました。私は初級講座だけを受けましたが、更に上の講座にほとんどの方々が進まれました。最終的にソムリエの資格に挑戦される方もいらっしゃる様です。

この講座を受けた人々の集まりで、「ワイン会」というのがあり、私も誘われて昨年の夏から参加しています。昨日は今年最初の「ワイン会」が六本松で開かれました。

「ワイン会」のメンバーは全員女性、年代も職業も様々で、この会でなければ出会えないな~と思う方々もおられ、この会で過ごす時間は、私が出席する他の会合とは一味違ったものです。

昨日の「ワイン会」会場は、六本松の大通りからちょっと入った静かな場所にある、落着いた隠れ家的なお店で、和食、お寿司がメインのお店。ワイン、日本酒に新鮮な食材を使った美味しいお料理を頂きながらのお喋りは、気持ちがリフレッシュされ楽しい時間でした。

人生の黄昏時を迎えている私ですが、時々こんな感じで色々な方と会って話をするのも、大切なことなのではと最近強く感じています。

           
                          ワインの栓 音たてて抜き 春隣      館岡 沙織









『おくの細道』

2019年02月03日 | つれづれ

昨秋、平泉の中尊寺に行った時、金色堂の旧覆堂の近くに松尾芭蕉の句碑があるのを見ました。風化してよく読めませんでしたが、下の句が刻まれているようです。

                  五月雨の 降り残してや 光堂



この句碑を見ながら、「ここ平泉は『おくの細道』で芭蕉が立ち寄った所だったなぁ~」などと思いました。『おくの細道』のことは習ったことはあるけれど、はるか昔のことで、「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。」というよく知られた前書きで始まる、くらいのことしか思い出せません。そこで旅行から帰って少し調べてみました。

『おくの細道』は、元禄2年(1689)3月27日に、松尾芭蕉が門人の曽良を伴い江戸深川の芭蕉の草庵を出発し、奥州、北陸道を下のコースをたどって巡り、8月21日に大垣に到着、9月6日に大垣から伊勢に向かって出発するまでを書いたものなんですね。旅に出発した元禄2(1689)年という年は、源義経が平泉に自害し、奥州藤原氏が滅亡して500年目にあたるのだそうです。
<芭蕉達が辿ったコース>

この距離約六百里(約2400㎞)、日数約150日にも及ぶ長旅をまとめた旅行記が『おくの細道』で、この旅はすべて徒歩だったそうで(籠にも乗っていない?)、この時、芭蕉46歳、同行の門人曽良は41歳でした。

芭蕉達が平泉に着いたのは、出発して44日目の1689年5月13日でした。上の写真の句碑はそれから57年後の1746年に建てられました。『おくの細道』によると、平泉では芭蕉は下の様な、よく知られた句も詠んでいます。
             
              夏草や 兵どもが 夢の跡

この句は義経の居館があった高館に登り、栄華の儚さと義経の最期を偲んで詠んだ句だとされています。芭蕉はこの『おくの細道』の旅の5年後(1694年)に亡くなり、旅の間に書いたものが『おくの細道』として出版されたのは、死後の1702年なのだそうです。

『おくの細道』は芭蕉が訪れた場所の様子を文章でまとめ、俳句を一句詠むという形で書き進められていますが、名吟といわれる句を旅の各地で詠んでいます。その幾つかをあげてみましょう。

   立石寺(山形県)にて
                    閑さや 岩にしみ入る 蝉の聲


   最上川の河港大石田での発句改め
                    五月雨を あつめて早し 最上川


       越後(出雲崎)にて
                    荒海や 佐渡によこたふ 天の河

芭蕉は『笈の小文』や『野ざらし紀行』などを著し、何度も旅をしていますが、『おくの細道』は生涯最後の旅で、また最長の旅だった様です。この旅の中で詠われた俳句が、300年以上経った現代でも多くの人々に親しまれていることを考えると、『おくの細道』は俳人としての芭蕉を決定付けた旅だったといえるかもしれません。

(芭蕉が辿ったコースの画像はhttp://www.basyo.com/ogaki/map.htmlからお借りしました)