見つけ物、です。
イエスタディ、いわずもがなのビートルズの名曲。
日経の「色彩は語る、遠い青」を読んでて、ぴったりくる気がしました。
青が好きな人は少なくない。しかし、青は遠くにある色だ。
追っても追っても 逃げ去ってしまう。
空の青は手に取れない色彩だ。
高いところに登ってもはるか上空にあり、宇宙に飛び出せば消滅してしまう。
宇宙から見る地球の青、
地球の海にどんなに深く潜っても水に色彩は見いだせない。
いわば、人間の手の届かない色。どこまでも逃げ去る色。
それゆえ そのあとを追ってみたくなる 青の魅力。
(↓)ビートルズ時代のライブバージョンなんかをつなぎ合わせたユニークなやつ、見つけました。
ソロになってからのライブにも深みが出ていいのがありますが、
若い時期特有の匂うような青、を感じるのはビートルズ時代のほう。
Yesterday Mix!
ぼくは イエスタディこそ この世の中に落ち得たもっとも美しいメロディだと真面目に思っています。
憧れと翳りのアンビバレントな情感が絶妙のバランスのうえに成り立っていて、
しかし 存在すべくして存在している、
人の作為さえ感じさせない自然の結晶のごとき完成された小品。
ポール自身、夢の中でメロディが浮かんで 起きてからそのメロディをたどってみた、、
あまりに自然にメロディが出てきたので最初は他の誰かが書いた曲なんじゃないかって不思議に思った、みたいなことを言ってました。
歌詞には難儀して、最初のころは、
Scrambled egg、 Oh how I love your legs、、みたいな ふざけた歌詞をつけておいたみたいなエピソードも残っています。
ぼくは中学生の時、ゴダイゴのタケカワ ユキヒデさんがビートルズのレディ・マドンナを聴いてピアノを始めた、だとか、
ラジオのDJがすごい、って言ってるのを聞いて、
初めて買ったビートルズが、「抱きしめたい」。
その後、レコード店にあるビートルズのシングルを1枚ずつ買い足していくなかの数枚目で、イエスタディ、を初めて聴きました。
何となく知ってたんではなく、ガツンと出会えたことは幸せでしたねぇ。
曲の持つ陰影のコントラストというか、不意をつかれたような造形に、
ショックというか衝撃を受けて、ほとんど絶句状態(たぶんそんな感じ)。。
(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードの、最初の1音 " The" を聴いたときも
その一瞬で これは凄いと感じたのを覚えています。
後年 おんなじことを言ってるひとがいて、なぜか安心しました。)
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