天気予報が嘘のように、ぴかぴかに晴れた入学式の日の朝。
ほぼ雨降りを覚悟していたのに何たる幸運、祝福の春だ。
(shape of my heart ~ 秘密と水仙と)
先に出た長男の通学ルートを確かめるようにつくばエクスプレスを乗り継いで入学式へ向かいます。
もっとゆったりした往路を予想したのですが、朝の時間帯のTXは思いの外混んでいます。
一昨日の千鳥ヶ淵の夜桜も美しかったが、祝福の春の日にふさわしい花時を迎えた夢見草。
完ぺきな桜を見たと思った。
花霞と呼ぶべきか、はたまた花雲か、
花時を迎えた、零れ桜の花雪と残花の華は
空に溶けてしまいそうな輝きで、
散った花びらが水面に描く花筏(いかだ)までも完ぺきだ。
春風に漂う飛花は、花嵐ではなく、ゆっくりと宙に乗り、しかも途切れることがない。
良き入学式の日。
学類別に式典を分けているので、群衆の中に呑み込まれてしまうこともなく、
オリエンテーションへと向かうのを見送ることもできました。
中央図書館まで足をのばすと中にスタバがあった。
外資系企業の本国・本社みたいだ。
体育系・芸術系のエリアまで南下すると、あちこちに学食が。
赤いペイントが目を引く、粉とクリームという名のベーカリー&レストランのパンが美味しかった。
隣の「体芸食堂」は、カレーと唐揚げの二本立てメニューが潔くて学生食堂らしい。
でも「粉とクリーム」のメニューも負けていません。
中に食券機があるのですが、茹でただけであろうと思われる「素パスタ(300円)」が既に売り切れだった。
きっと、恐るべし粉ものメニューなのだと思う。
( ↑ ) ここは体育系の学科も面白い。
ユニークな指導法で知られる白木仁先生のゴルフ教室は、一般参加可能な公開教室。
子どもといっしょにゴルフできる日もそう遠いことでもないのかもしれないぞ。
つくばセンターまで途中からバスに乗って南下。
さらに南側に行くとサイエンス・エリアが拡がっているのだが、お疲れさまの御一行、本日はここまで。
Imagine the futureは予習していたので、耳になじみましたが、(ロボットのいる未来の街へ)
入学式の式典で演奏されたのは、ワーグナーのマイスタージンガー。
ロボット工学を志すにはふさわしい選曲だ。
パイルダー・オンばかり思い出すが、ブレスト・ファイヤーがあった。
※ Meistersingerはsinger(歌い手の)マイスター(匠)を指すようです。
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
望み通りの人生を悠々と船出されるご子息さま、
そして、心を尽くされて導かれたご両親さま、
完璧な春が訪れたようでまばゆいばかりです。
努力の上には必ず花が咲きますね。
私も綾かって精進したいと思います
ついこないだまで学生だったはずなのに、体感時計が狂ったままで、サークルの勧誘とかついて行きそうになります。
こないだ、5歳で始めて20歳で到達すると天才と呼ばれるのに45歳で始めて60歳でだとそう呼ばないのはオカシイという話を読みました。
私もそういう偏見を排して成長したいと思います。