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気ままに戯言 ・・・

日々の出来事であったり、見聞きしたものへの感想であったり、時には不動産の知識や裏話であったり、気ままに書き綴ります。

手間賃払って・・・!!

2007年02月22日 | 業界裏話
 売主側業者、買主側業者が異なる場合、原則売買契約書と重要事項説明書の作成は売主側業者が行う。買主側業者は買主サイドのローン手続き、登記に関する手配、契約決済の段取り等を行い、お互いお客様の立場に立って、いわば“分業化”をする。
 これはどちらの負担が重く、どちらの方が軽い…とは一概には言えず、同じ売主側でも大変な時は大変、楽な時は楽……買主側でもまたしかり…だ。
 ところが、通常であればそうなのだが……、どう考えてもこれは不公平じゃないの?…と思う時が往々にしてある。それはどういう時か……と言うと…
 これは古くからやっている御年配の業者さんに多いのだが、お送り頂いた書類の中で、契約書は別としても、作成してくれた重要事項説明書(以下:重説)を見るとこれがヒドイのがある……。
 昔の重説というのは結構内容的にいい加減なものだったが、今の重説はかなり細かく調査事項も多い。それなのに書式そのものは現在のものを使っていても中身を見ると誤記と空欄ばかり……要は何も調査せず、現場も見ず、分かっていることだけを書いて買主側業者に差し出してくる…(要は昔のまんま)
 当然当方も名前を連ねる以上、空欄だらけの重説をお客様にそのまま渡し説明する訳にもいかず、買主側でありながら一から物件調査をし、重説を作り直さねばならなくなる……という何ともお粗末な状態…。
 であれば相手に指摘し、作り直させれば……と思われるかもしれないが、これがなかなか当方のような新参者が大先輩業者に向かって「作り直して下さい!!」とは言えないのだ。(…言っても分からず、また作れないことも多い…)
 仕方がないから黙って本来なら相手が出費すべき経費を使い、相手業者がやらねばならない作業や調査をやっきりこきながら東へ西へ………

 売主さんというのはどちらかと言うと御年配の方が多いのは当たり前と言えば当たり前で、どうしてもそういう繋がりから古くからの年配業者さんに依頼する確率が高いのだろうが、こういう場合こちらとしては何とも精神的にスッキリせず、「その分の手間賃頂戴よ!!」と言いたくなる……(言える訳ないけど)。


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