気ままに戯言 ・・・

日々の出来事であったり、見聞きしたものへの感想であったり、時には不動産の知識や裏話であったり、気ままに書き綴ります。

安くなった音楽

2006年02月28日 | off course
 昔、持っていたレコードを人に貸して、そのまま帰ってこなかったアルバムというのが結構ある。レンタルCD屋に行ってたまに見て回るのだけれど全然なくて、もう廃盤かな~なんて思っていた。
 そう思うと、たまに聞きたくて聞きたくてしょうがない時があり、ついこの間Hさんと話をしている時にその話をしたら、なんと先程Hさんがメールに添付してその曲を送ってくれた…。古い曲なのでHさんも「たまにいたずらがあるから、この曲ホンモノかどうか…」なんてコメントしていたが、聞いてみると紛れもなくその曲!!間違いなし!!

 私も勉強不足でしたが、今ネット上からの音楽のダウンロード…結構やりたい放題のようですね!!…自分自身で、或いは個人間でデータをやりとりしている分には法的に問題ないそうですが、レコード会社(んっ?、今はレコード会社って言わないのか?)の立場にしてみたら大変ですね。昔買って聞く、から、借りて聞く、になり、今度は無料でダウンロードして聞く…となっちゃ、CDなんてそうそう売れなくなる。
 PCを媒体としたIT化が進むにつれ、それに伴って価値観がどんどん薄れていく…というものが無数にある。音楽だけじゃありません。情報媒体としての新聞、週刊誌、求人誌等もネットに代わり、PCのおかげで写真屋さんだって使わなくなった。食品やチケット、家電商品の購入だってネットから…と、今迄当たり前であった情報伝達方法、商品購入方法が今やその価値をなくしている。

 本当に今に商店なんか無くなっちゃうんじゃないの? と考えてしまうくらい確かにインターネットの世界は広く、ある意味で恐い……。

少子化で何が悪い!!

2006年02月27日 | off course
 出生率の低下に歯止めがきかず、人口の減少とともに高齢化社会が生む様々な弊害が叫ばれて久しいが、今の日本で何のためらいもなく昔のように何人もの子供を生むことが出来る人などどれだけいようか?
 私の小さな頃は、今考えればほとんどの家が貧乏だった。贅沢など出来なかったし、塾に通っている子などもあまりいない。それでも高度経済成長時代の日本は、“人手はいくらあっても足りない”“これからどんどん日本は良くなる”という、子供達の時代に夢を持つことが出来た。親達は「今は貧乏で辛くとも、子供達の時代はバラ色だ」と、生み、育てる子供達が幸せな時代に生きることを信じて疑わなかった。
 西岸良平のマンガ「三丁目の夕日」が描くような、未来に対するほのぼのとした憧れや期待感を想像することが出来たのだ。

 今は大人達が未来に対して疑心暗鬼になっている。生活レベルは向上したが、もうそれは落とすことなど出来ない。それを維持する為に亭主達は仕事から会社から精神的に追い詰められながら働いているし、女房達も共稼ぎを余儀なくされたり多少収入が上がっても相変わらず楽にはならない家計に四苦八苦している。子供の将来どころか、亭主のこの先を心配する方が優先事項であり、とても子供達の将来にはバラ色の時代が……なんて思うことなど出来るわけがない…。
 お金を稼ぐことが“汗水流して働く結果”であるとは限らない時代と悟った一部の若者は、ITをギャンブルのように利用し、社会のモラルを低下させてゆく。真面目さと勤勉さが必ずしも成功や尊敬を得ることではなくなり、手段を選ばない“成金”が世の中を謳歌している。
 こんな時代に生めよ増やせよなどと、若い夫婦に勧めること…出来ますか?

物件が出ない・・・

2006年02月25日 | 業界裏話
 今日はもう土曜日……早いな~!!
今週はどちらかというと静かな一週間だった。忙しいと長く感じるから、今週は暇だったのかな?(^o^)…。
 いろいろとお客様から御注文を頂くが、正直言ってここのところ“物件不足”!!…土地にしても、戸建にしても、マンションにしても、購入希望者のニーズに答えられていない…。
 業者仲間が最近口を揃えて言う言葉…それは「物件が出ない…。」
 あまりにみんなが同じ言葉を出すもんだから、それを聞くとつい笑っちゃうが、確かにウチも“御多分に漏れず”の状況かもしれません…。
 新聞折り込みのチラシを見れば、ズラ~~ッと沢山売却物件が並んでいるじゃないの!!と思われるでしょうが、チラシ面の大きさと掲載物件数の多さは、一概にその業者の取扱い物件数の多さを物語るものでないことも多いのです。
 多さをアピールする為に、チラシ面を大きくとるのはひとつの戦略であり、中身はほとんどが他業者の“借りモノ物件”というのもよく見られます。
 弊社は多少大きく載せる時もありますが、2、3件のアピール物件を絞って載せることの方が多いかな…?…ほとんど“借りモノ”はしません。なぜかと言えば、それは弊社にとってチラシはそれほど重要な販促媒体ではないから…です。
 できれば100%のお客様にネットを利用してアクセス頂くことを理想としておりますので、チラシはあくまでもそれを補完する意味でしかありません…。

 ただその理想…あと5年や10年かかってしまうのかもしれませんね…。そしたらチラシは一切やめるんですが・・・(^o^)。

貧すれば鈍する・・・

2006年02月24日 | 業界裏話
 ヒューザーと同物件の販売代理業務を行ったジャスティホームが、宅地建物取引業免許の取り消し処分となった。当たり前の話だが、考えてみればそもそも宅建業者が売主となって建物販売をしようとする場合、当然ながら利益計算が先に立つ。その利益を最大限生み出す為に本来範疇外である建築の構造にまで口を挟むようになれば、建築主→販売会社→建設会社→設計事務所という優位関係から、大なり小なりおかしな状況が生ずることは有り得る事だ。
 “餅は餅屋”という言葉があるが、専門でもない部分に口を挟んでロクな結果にはならない。ましてや立場や権力でモノを言えば、中にはこうして脱法行為まで行ってしまう国家資格を持つ“士業”まで現れるのだ。世間一般からは本来“羨望”の目で見られてしかるべき資格を持つ人間も、まさに“貧すれば鈍する”ということか……。

 ヒューザー物件の所有者だった方々は、この後も長く苦しい戦いを余儀なくされるが、宅建業者も建設会社も建築士も、そして確認機構も、この事件を機としてもう一度各々の立場で“遵法”を肝に銘じなければならない。素人だからこそ生み出されるアイデアというのもあるにはあるが、それを採用するのはあくまでも建設的アイデアだ。脱法行為に対する要求など、毅然とした態度で背を向ける勇気を持たねば自分自身が奈落の底へ突き落とされる。

 “堅い”と言われることは最高の褒め言葉だと思いたい…。時としてその“堅い”は斜目で見られがちだが、こと免許業務に関してはそんなことはない……。

100%満足はなし!

2006年02月23日 | 業界裏話
 本日の午後は半日がかりで御案内…。(ちょっとお疲れ…。)
 神奈川県からお越しのお客様お二人を乗せ、長岡から大仁(両方とも伊豆の国市)そして沼津の物件という流れで中古住宅を御案内させて頂いた。
 お客様の案内物件に対する印象としては“どうも100%満足出来ない”という感じでしたが、これはどんなお客様も一緒。不動産物件に…ましてや中古住宅に100%満足する物件など恐らくはないのです…。
 私はお客様と接していても決して勧めるような言葉を使いません。お客様からすれば逆に「もっと営業しろよ!!」と思われることもあるかもしれませんし、やり手の営業マン諸氏から言わせれば「そんなんじゃ売れる訳ないだろう!!」と罵倒されるかもしれませんが…(そこそこ売れてるから大丈夫です…(^o^)…)、物件の持っている長所、欠点というのは説明しても、その長所、欠点は、お客様それぞれによって価値観が全く異なる…と考えています。それを判断するのはお客様自身にしか出来ない訳で、人がギャ-スカ営業トークを並び立ててみても、私自身が言われる立場だったら疲れるだけです。

 我々業者はお客様の価値観、判断基準、家族状況等に立入ることは出来ず、立入ってもいけません。あくまでも説明をする立場で終始し多少のアドバイスを加えた中で、それらを参考にお客様自身で御判断頂くようにすることが大事だと思っております(もっとも我々が決めることなど最初から出来る訳ありませんが…)。

 Mさん、よ~く考え、御相談し、お答えを出して下さい…。お断りも大いに結構ですよ…!!。

親の資格なし!!

2006年02月22日 | 雑談
 後味の悪い出来事だった…。
家電量販店へノートパソコンを見に出かけ、「やっぱ、高いな~…。」とあちこち行ったり来たりしていると、ある親子連れ(30過ぎくらいの母親と5、6歳くらいの女の子)が私の目の前で母親が子供に、ある商品を手渡した。それが何だかは分からなかったが、そこまでは別にどうということはない…。ところがだ!!…するとその母親はサッサと出口の方に向かい、店を出ようとする……。
「ん?待てよ…!」(一抹の不安、胸騒ぎが……。)
 出口を出てしまった…。唖然とする私をよそに、そこへ私服の警備員らしき人物が親子に近寄り、子供に向かって言った。「ちょっと待ってお譲ちゃん…それ?まだお金払ってないよね?」
 驚いたのは母親だ。目を丸くして警備員らしき人物を見るとすぐに視線を子供に移し…大声で怒鳴った。
「お前、何やってんだ!!黙って持ってきて!!まったく~、駄目じゃね~か!!ほれ、ちゃんと返せよ!!」(何て言葉だ…)
 幼い子供は状況が分かっているのか否か、いきなり泣き出し、「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」と叫びながら母親の足元に顔をうずめる…。

 私は目を疑った……「な、何て母親だ!!」…そ、そしてキレタ!!

私はそこへ小走りで近づき…
「ちょっとあなた!!いい加減にしなさいよ!!私は見てましたよ!!それを子供に手渡したのはあんたじゃないか!!」
「母親のくせにどういうつもりですか!!子供の罪をかばうならまだしも、自分の罪を子供になすりつけるのか!!それでも母親か!!」…感情丸出しだった…。
 母親は「うっせー!!お前、関係ね~だろ~!!」と今度は私に噛み付く・・。
 すると警備員が私に…「あっ、だ、大丈夫ですよ…。分かってますから…、申し訳ありません…ありがとうございます。…すいませんでした。」と頭を下げると、親子を売り場の奥へ連れて行った。

 周囲を考えず声を荒げ、ひとりとり残された私はヒジョーに立場がなかったが、その後またパソコンを見る気にもなれず、その店を後にした…。
 一体全体何なんだ…。こういう母親がいるから世の中子供が不憫になる。子供を育てる資格のない人間が、平気で子供を育ててる。子供は親、環境を選べないのが悲しい…切ない。

賠償保険加入義務

2006年02月21日 | 売買知識編
***読売新聞ニュース***
 耐震強度偽装事件を受け建築・住宅制度の見直しを進めている国土交通省は、すべての新築マンションや新築戸建て住宅の売り主に対し、構造的欠陥に備える賠償保険の加入を義務付ける方針を固めた。
 現行制度でも売り主は、瑕疵(かし)担保責任に基づく補償義務を負うが、売り主の経営が破たんした場合には補償が行われないという制度不備が露呈していた。国交省は今通常国会での法改正を目指し、近く宅地建物取引業法、建設業法の改正案を提出する。
**************
 姉歯事件以来、やっと具体的施策が講じられようとしているが、一番の問題は業者自体の意識の問題だ。品確法施行による「住宅性能保証制度」にしても、実態としてお客様のクレームに対しどれだけの対応が成されているのか疑問だし(身をもって経験しています)、業者の対応の悪さに泣き寝入りしている方が沢山いらっしゃるのじゃないか?…と思います。それにも増して呆れるのは、「住宅性能保証制度」の現加入率は10%程度だというのだから、一体品確法の10年保証に対し、中小建設会社はどういう認識でいるのか疑わざるを得ません。…本当に驚きです。
 何でもそうですが、表に出る事件、事故というのは実際に起こっている数のほんの一部。
多くのユーザー(被害者)は訴訟までの経緯を踏めない事が多いのだと考えます。
 お役人は、何か不都合があったら法律を作って…となりますが、末端のユーザーが何かあった時に、簡単にそれを伝える事の出来る仕組み作りも併せて考えなければ“片手落ち”だと考えます…。

いざという時に・・

2006年02月18日 | 売買知識編
 先程お電話頂いたお客様のからの御質問とやりとり…
Q「HP拝見したんですけど…。他社で専任媒介、専属専任媒介と謳っている物件て、お宅でも買うことできるんですか?」
A「勿論ですよ…。そういった媒介契約というのはあくまでも売主様との契約であって、原則として買主様はどこの業者を通しても買うことが出来ます。」
Q「以前に専任媒介と謳ってある物件を買おうと思い、その業者に連絡をとったら対応がもの凄く悪かったので、ちょっと面識のあった別の業者に依頼したら断られたことがあるんです。“専任だから無理”だって…。」
A「それでその後、その物件どうされたのですか?」
Q「また元の業者に連絡するのが嫌だったので、諦めました…。」

 このブログで何度となく話題にしている事柄だが、この手の話、本当に多いですね…。
 恐らくこの面識のある業者さんというのは(相手業者さんに連絡をとったお客様だと、専任の場合その業者さんを通さなければならない為、こじれたら嫌だ…)と考えて、(専任だから無理)と、訳の分からない断り方をしたのだと思います。
 お客様の立場からは、業者が良いのか悪いのか?実際に話をしてみなければ判断のしようがありませんので、普通は一度や二度のアプローチをすることは当たり前かもしれません。ですが、これが外れた場合、確かに他業者を介在させて仲介する、というのはその他業者にとって難しい思惑が生じるのは正直分かります…。
 お客様サイドからは、その物件が専任、専属専任の時に生じる諸登録義務(レインズ等)をきちんと履行している業者かどうか?というのはなかなか確認することが出来ない為、その業者を判断する術がないのですが(そういうことをきちんとやっている業者は、信用に値する基準のひとつ)、出来得るならば、日頃から“買う時にはここを通して買おう”という業者の選定をしておくと、いざという時にいやな思いをしないですみます…。

ダメだこりゃ!!

2006年02月17日 | 雑談
 二日酔いというのは若い証拠…。
歳をとると二日酔いではなくて、三日酔いとなる。これは酒だけの話ではなくて、運動をやった時なども若い時は翌日にダメージが来るが、歳をとると翌日よりも翌々日がどうしようもない…。こういう兆候が出たらその人は絶対にオヤジ…まったく歳はとりたくない。

 おとといHさんと飲みに出かけてよせばいいのにまたまたハシゴしてしまった。あれだけ肝に銘じて(午前様だけはやめよう!!)と決めているのに、いざ飲み始めると頭の中にはそういう記憶が一切排除されている…。意志薄弱極まりない。情けないというか何と言うか……。
 こうして三日酔いがある内は反省しているのに、喉元過ぎれば何とやら…で、また同じことを繰り返す(ホントいい性格だ!!)。
 どうしてもお酒を飲むと気持ちがハイになっちゃうんですよね~…。良くみんなに言われます「仕事してる時と飲んでる時の落差が信じられない…。」と…。だって同じ飲むなら楽しく気分転換できた方がいいじゃないですか!!仕事の話や真面目な話ばかりして暗~く飲んでたら、それこそ四日、五日酔いになっちゃいそうです…。
(また何だかんだと言っては自分を肯定しようとしている……ダメだこりゃ!!)

ちょっとリフレッシュ!!

2006年02月16日 | 雑談
 事務所の看板とイメージをちょっとだけ変えてみました…。
今迄近所の方達に良く言われた言葉…「ねえ…ここ、何やってるとこ?」……。
 それもその筈、不動産屋によく見られる物件チラシを1枚たりとて貼ってあるわけでもない。表の小さな看板(中古の再生品)には「ランドサーチ」のカタカナと、「不動産」という文字はフリガナ程度に小さく書いてあるだけ…。車で走っていたら、サンコンくらい目が良くなきゃ見える大きさじゃない…。
 そう、この事務所の存在は今迄、ここをよく通る人でさえそう簡単に見つける事は出来なかったのです!!(自慢してどうする?!!)

 しかし今度は、恐らくここを通る人は一目瞭然で分かってもらえると思います。何しろ「不動産」という文字を一番に前面に出しましたから…。
 私は、よくある見るからに不動産屋…という外観があまり好きではないので、あまり大きな看板等でアピールしたくなかったのですが、通る人も分からない・・、事務所に来ようとしている方さえ通り過ぎる…では、逆にお客様に失礼だと考えを改め、家主さんの承諾を頂いた上でやってみました…(家主さんが上に住んでらっしゃるので、迷惑にならぬ程度に…)。

 私の事務所の通りは一方通行なのと、あまり交通量が多くはない通りなので、看板で多くの人に認知されることはないとは思いますが、少なくとも今度は目的意識を持って来られた方が、通り過ぎてしまうことはないと確信しています。機会があったら是非お立ち寄り下さい…。