“一括査定売却サイト”の新規参入が後を絶ちません。当方にも参加を勧めるメールが引っ切り無しに送られてきます。参加条件はみな同じようなモノ・・・、初期費用もかからず成約時の手数料も取られません。課金されるのは査定依頼があった時にお客様からその業者が選ばれれば、お客様が選ぶ業者が5社であろうと10社であろうと一律に1万円程度を徴収されます。そう、査定に参加するだけで1万円、媒介を取れても取れなくても1万円です。媒介を取れた業者は良いですが、取れなかった業者は物件調査に必要な書類取得費用や労力等を費やし、尚且つ1万円を徴収されてお払い箱です。儲かるのはサイト作成会社だけ・・・ 、全国レベルで考えれば笑いの止まらない商売です。
この間、その中でも高いシェアを持つサイトの営業さんと話をする機会がありました。その営業さんに私はそうした売却サイトに対し持っている自分の考え(否定的な意味で)を述べてみると、その営業さん・・・「確かに・・・、最近は送信依頼下さる内容が、単に相場把握の為に送られてくるものが多くなっておりまして、参加業者さんにはクレームを頂くことが多いですね。また、仰られるようにお客様は査定価格を高く出された業者さんに媒介を依頼するという傾向があって、長期的には依頼されたお客様からもクレームを頂戴することがあります。 “お宅の勧めた業者だろう! 査定価格で売れずに、売却価格を度々下げるよう求められる!” という具合に・・・。」(この営業さん、正直です! )。
これは、当たり前の話なのです。こうしたサイトで媒介を取る為に査定競争をさせれば、それは、より高額な売却提案額競争となるのが必然です。お客様からすれば、こういうサイトを利用することによって何社かに査定依頼をした結果、相場以上の売却価格を提示された後、喜んだのも束の間、数ヶ月経ったら「価格を下げましょう!」を繰り返された挙句に泥沼に陥る・・・てなところでしょうか? この時代、“売る” という力は大手VS零細、売却サイト参加業者VS無参加業者に差などはないのです。ネットに長けていない業者はお話になりませんが、買われるお客様の立場から考えてみて下さい・・・物件を探し出す手段はアットホームなどの不動産ポータルを利用するのではないですか? その中の物件も、業者の名前で選びますか? 判断基準の第一は “物件そのもの” と、そして次に大事なのが “価格” でしょう。
数年前まではホームページ作成、次には売却物件掲載サイト(一般物件や一棟売り)、そしてSEOや検索サイト広告掲載なども含めて、I T業界は不況業種である不動産業界をカモにしているようです。困っている業界に起死回生の提案だと売り込みを図るのは、儲けるのに一番手っ取り早いですからね。もういい加減に業者自身が、そして売主・買主であるお客様も含めて、つまらぬサイトに右往左往させられるのはやめましょうよ! 結局はサイト運営会社に莫大な利益を与えるだけです。こうしてみると、インターネットというのは便利なようで、まかり間違えば悪の温床とも成りえますね。私もネットでは業界において先んじていた方ですから、多少良い思いをした経験もありますが、ここまで来ると多分に嫌気がさしてきます(巷で起きているネット詐欺事件等も含めて)。昔のアナログ時代が懐かしい気もします。
この間、その中でも高いシェアを持つサイトの営業さんと話をする機会がありました。その営業さんに私はそうした売却サイトに対し持っている自分の考え(否定的な意味で)を述べてみると、その営業さん・・・「確かに・・・、最近は送信依頼下さる内容が、単に相場把握の為に送られてくるものが多くなっておりまして、参加業者さんにはクレームを頂くことが多いですね。また、仰られるようにお客様は査定価格を高く出された業者さんに媒介を依頼するという傾向があって、長期的には依頼されたお客様からもクレームを頂戴することがあります。 “お宅の勧めた業者だろう! 査定価格で売れずに、売却価格を度々下げるよう求められる!” という具合に・・・。」(この営業さん、正直です! )。
これは、当たり前の話なのです。こうしたサイトで媒介を取る為に査定競争をさせれば、それは、より高額な売却提案額競争となるのが必然です。お客様からすれば、こういうサイトを利用することによって何社かに査定依頼をした結果、相場以上の売却価格を提示された後、喜んだのも束の間、数ヶ月経ったら「価格を下げましょう!」を繰り返された挙句に泥沼に陥る・・・てなところでしょうか? この時代、“売る” という力は大手VS零細、売却サイト参加業者VS無参加業者に差などはないのです。ネットに長けていない業者はお話になりませんが、買われるお客様の立場から考えてみて下さい・・・物件を探し出す手段はアットホームなどの不動産ポータルを利用するのではないですか? その中の物件も、業者の名前で選びますか? 判断基準の第一は “物件そのもの” と、そして次に大事なのが “価格” でしょう。
数年前まではホームページ作成、次には売却物件掲載サイト(一般物件や一棟売り)、そしてSEOや検索サイト広告掲載なども含めて、I T業界は不況業種である不動産業界をカモにしているようです。困っている業界に起死回生の提案だと売り込みを図るのは、儲けるのに一番手っ取り早いですからね。もういい加減に業者自身が、そして売主・買主であるお客様も含めて、つまらぬサイトに右往左往させられるのはやめましょうよ! 結局はサイト運営会社に莫大な利益を与えるだけです。こうしてみると、インターネットというのは便利なようで、まかり間違えば悪の温床とも成りえますね。私もネットでは業界において先んじていた方ですから、多少良い思いをした経験もありますが、ここまで来ると多分に嫌気がさしてきます(巷で起きているネット詐欺事件等も含めて)。昔のアナログ時代が懐かしい気もします。