職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★「お先真っ暗」という「焼き」が何度も入ることによって、いいモノが出来上がる……と、なぐさめている

2012-01-12 06:23:00 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

01.12
枠組みの中には「断念」がない


★職員室通信「2006/10/05号~今のおまえの姿でその人の前に立てるのか?」を発行した。
 中味は――
 ①10月・全校朝会「『決意』するとき人間は強くなる」
 ②中教研コメント「青い山脈型授業が延々と続く 日本は滅びるでぇ イライラ編」
 ③「今のおまえの姿でその人の前に立てるのか?」
 ④メモ「授業つまずき生徒特別処遇強化期間」

 これは――いつもいつも同じ言い回しの説明で、ほとんど進展もなく、きまりが悪いというか恥じ入るというか、もう、こそばゆくて仕方がないのだが――昨年の12/8からスタートした「12/8(=ハワイ海戦記念日)から4年後(2015年)の8/15に至る3年と8ヵ月の僕の『新企画=新職員室通信』」の一環だ。
 まだ「試行錯誤版」といった段階で、今後、さらにアップして、アップして、ひとつの、ドッシリとした塊にすること、そのうえで、その塊を量産することを目指している。

 字数は、原稿用紙(400字詰)にして、約20枚。
 中味はまだまだ検討段階だが、字数については、この量で落ち着きつつある。

 なお、「試行錯誤版」の対象に「2006年/09月~10月」を選んでいるのは、この時期が、僕にたびたび訪れる「絶不調期」のひとつだったからだ。
 絶不調期には、その人間の「底」がくっきりと見えるような気がする。

 ☆「職員室通信」――今のおまえの姿でその人の前に立てるのか?――を読む&観る

★先に、試行錯誤版・職員室通信「2006/10/01」を発行したとき、
 ――この通信には「2006/10/01」という特定の時間の枠組みがある。
 ――やがて、この枠組みを取り払う。
 ――「2006/10/01」という枠組みを取り払って、周囲を見回すと、現在の時空間の只中に僕は存在する……という、いわば屋台崩しだ……。

 図示すると――

 この「通信」の枠組みを撤去する……というわけだ。
 実は、今回の「職員室通信」――今のおまえの姿でその人の前に立てるのか?――は、この「枠組み撤去」の可能性をさぐりつつ作成した。
 可能性をさぐりつつ……気づいたのだが、「枠組み撤去」は、それほどかんたんな話ではなさそうだ。
 一言でいうと、「文体」が違う。
 「通信」の枠組みの外、すなわち現在の文体は、次の定義に則っている。

 〈定義〉
 わたしのいう「文体」は、願望の「断念」が、絶対の条件になる。
 願望の「断念」を強いられることを前提としていないものは、「文体」ではない。
 「断念」の上に、願望の実現に向けて、「記述」の上で格闘する……悪戦苦闘する……その「記述」の「軌跡」が「文体」だ。

 すなわち、枠組みの中は、現在進行中の記録で、ここに「断念」はない。
 僕は、今、この発見に絶望している。
 「12/8(=ハワイ海戦記念日)から4年後(2015年)の8/15に至る3年と8ヵ月の僕の『新企画=新職員室通信』」は、お先真っ暗だ。
 ま、しかし、「お先真っ暗」という「焼き」が何度も入ることによって、いいモノが出来上がる……と、なぐさめている(^_^)v。

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ふと気づいたら、わたしはわたしのうちで、みなみ退場(3/31午後12時)後の文体について考えている

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