職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★新入生保護者説明会――本校にお子様を入学させていただくと、学ぶ喜びと、確かな学力を保証します!

2012-02-09 13:49:44 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.06
「いい学校」は在るものではない。創り出すものだ


◆本日、午後3時から、新入生保護者説明会を、本校の図書室で――ホンマは、会議や集会に図書室を使いたくない。図書室は、いつも「魂がシン」とした状態にしておきたい。しかし、冬期は、他に適切な場所がない。限定して、限定して、使用し――開催した。

〈次第〉
(1)学校経営全般
(2)授業・行事等
(3)学校生活・規則等
(4)PTA・すこやかみなみネット等
(5)主任児童委員の紹介と説明

 たくさんの保護者に集まっていただいた。
 中には、もともとは、本校の通学区域ではないが、いろいろな事情で、本校に子どもを通わせることにしたという保護者もいらっしゃる。
 また、逆に、教委からは本校を指定されているのだけれども、いろいろな事情で、他校に通わせることになった保護者もいて、そういう方は、たぶんきょうは参加していらっしゃらないのだろう。
 いや、もしかして、迷って迷って、説明だけは聞いておこうと、本日の説明会に参加したという方もいらっしゃるかもしれない。

 授業の質には自信がある。
 もちろん、学力も高い。
 生徒指導的にもきわめて安定している。
 僕の子どもたちは、もう大きくなってしまったが、もし、中学生になる子どもがいるなら、ここに入学させ、知的で楽しい授業と、生き方の原理・原則を重視した心の教育を受けさせたい……こういう「思い」をこめて、きょうは語った。
 この「思い」が、迷っていらっしゃる方に、あるいは、きょう、来ていない方にも伝わることを願っている。

◆今朝の教職員ミーティングで、研修主任(公麿T)から、今週の授業者心得のポイントとして――
 ①学習時の姿勢の指導
 ②作業(学習活動)の吟味
 ③机間指導(個別指導)の留意事項
 ④指導者としての目線……の話があった。

 公麿Tの指示は、僕の「1日66コマ授業参観(←これは何か? 機会があるときに説明しますm(_ _)m)」から得たデータと照らし合わせても、適切なものであった。
 短い作業に対する「目標」あるいは「ねらい」の設定が、ややいい加減で、「燃える授業」になっていないケースがある。
 また、短い作業と短い作業の組み合わせ方が粗く、授業展開が単調になっているケースもある。
 「机間指導」については、個々の生徒の活動状況を、自分のうちの、いわば「記憶装置」に焼きつけ、それを次の展開に生かしていく技術を――僕も含め――究める必要がある。
 きょうは、立春だ。
 また新たな気持ちで、知的で楽しい、質の高い授業を追究していきたい。



〈新入生保護者説明会の僕のコメント〉

◆お手元の「説明会資料」をご覧ください。
 1ページ。
 学校目標=「学ぶ喜びを保証します。確かな学力を保証します。」

 本校にお子様を入学させていただくと、学ぶ喜びを保証します。
 「ああ、勉強っておもいろいなぁ~」という「学びの心」が「燃えつづける塊」にします。
 もちろん、おもしろいだけではダメですから、確かな学力を保証します。

◆この目標を達成するために、1、2、3、4、5という経営の重点を設定しています。

 1番目=(教職員は)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します。〈プロ教師への道〉
 「いい授業」という点では、※※では、トップレベルにあると思っています。
 学力も、高いレベルにあります。
 
 2番目=学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進します。
 学校だけで教育ができるものではありません。
 学校の教育、家庭の教育、地域の教育、この3つのバランスが大切です。
 このバランスをよくするための取り組みが、すこやかみなみネットです。
 このすこやかみなみネットについては、あとから、くわしく説明します。

 3番目=自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実します。
 困っている人に親切にしよう……道を譲ろう……他のために汗を流そう、そして、そのことを喜びと感じる人間になろう……等々、生き方の原理・原則を大切にした教育を徹底します。

 4番目=安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底します。

 5番目=朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努めます。

◆こういう、いわば「マニフェスト」をお題目として唱えているだけではダメですから、達成できているかどうか、常に評価をしています。
 「授業」の評価について、ご説明いたします。
 ※ページをごらんください。


 これは生徒が授業を評価するときのカードです。
 数値目標を「生徒による授業評価(5段階)」の「5」すなわち「非常に」の割合=80%としています。
 現在、60%。
 年々、向上しています。
 もう一息です。

 2(すこやかみなみネット)、3(生き方の原理・原則)、4(安全・安心)、5(豊かな教育環境)の評価は、あとでご覧ください。

◆※ページをご覧ください。


 「授業」の評価は、生徒だけてなく、参観日には保護者の方にも評価していただいています。
 それをまとめたものです。
 (説明省略)

 ※ページをご覧ください。


 これらの評価を、ぜんぶ、まとめたものです。
 現時点では――
 1「知的で楽しい授業」=評価「3」
 2「(すこやかみなみネット」=評価「4」
 3「生き方の原理・原則」=評価「4」
 4「安全・安心」=評価「4」
 5「豊かな教育環境」=評価「1」
 オール5になったときは、日本一の中学校になると思います。
 現在、3/31まで、「オール5」をめざしてがんばっているところです。
 来年度、ぜひ、ごいっしょに、さらに、いい学校を創っていきましょう。

◆※ページをご覧ください。
 中学生になると、子どもと接するのが、「あっ、むずかしくなってきたなぁ~」と思われる日が、やってきます(*^_^*)。
 「結構、たいへん」と感じる保護者も、おありです(*^_^*)。
 「もうすでに、たいへんだよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね(^_^)v。

 この※ページの「人間はかまわれないと成長が止まる」は、あとで、ぜひ読んでください。
 わたしのこれまでの経験、特に失敗と後悔をもとに、気合いを入れて書いたものです。
 「ここを押さえておけば、大丈夫!」ということが書いてあります。

◆最後になります。
 まとめとして、本校は、学力が高く、子どもたちの心も落ち着いていて、「かなり安定した学校」といわれています。
 わたしも、そう思っています。

 ここに、現中1の保護者のコメントがあります。
 ご紹介します。
 「はじめて子どもを中学へ入れるということで不安な思いがたくさんありましたが、4月の入学式から、これまで、たびだひ学校へ行き、いい学校でよかったと、ほっとしています。先生方の雰囲気も、生徒も、生徒たちの態度も、感じがいいです。担任の先生の指導も、子どものよいところに目を向けて成長を期待してくれています。」

 こんなふうに言っていただくと、教師としてはほんとうにうれしいですね。
 だから、安心して、本校に入学させてください……というわけではありません。
 「いい学校」は、そこ、ここに、ころがっているものではありません。
 「いい学校」というのは、みなさまと、われわれ教職員と、地域の方々とがいっしょになって、創っていくものです。
 みなさま、いっしょに、「いい学校」を創っていきましょう。

◆「すこやかみなみネット通信」。
 毎月、発行しています。
 これは、昨日、発行したものです。
 保護者の「学校評価」が掲載されていますので、本校のナマの状況がわかると思います。
 ぜひ、お読みください。
 また、インターネット環境がある方は、このURLで、ページを開きますと、学校のいろんな情報を得ることができます。
 また、メールもありますので、質問などありましたら、ご活用いただきたいと思います。

 わたしの説明を終わります。〈新入生保護者説明会の10分間のコメント、以上〉





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