上海旅行
串本中 一年 中村 理玖
今年の夏休み、僕は中国の上海に行ってきた。
八月二六日、朝五時に起き七時半の電車に乗って関西空港に向かった。荷物の手続きも終わり、待合所で上海行きの飛行機を待っていたら、アジア系の外国人がピストルを持った警察官三人に職務質問を受けていた。僕は何か悪いことをしたのだろうかと思った。ずっと見ていたかったけど、時間が来たので飛行機に乗り込んだ。
僕が乗ったJALの飛行機にはテレビも付いていたが、朝早く起きたせいかすぐに寝てしまった。だから一時間半ほどの空の旅もすぐに着いてしまった。
上海は、日本と違って節電など無視してクーラーががんがんかかっていた。すごく寒かった。
ホテルに着くと、上海に住んでいるお父さんに電話をかけてきてもらった。みんなで夕食に何を食べるか考えた。上海ガニと餃子を食べることになった。歩いても十分ぐらいの所にお店があるので、みんなで歩くことになった。交差点を渡る時、すごく怖かった。信号が赤でも右折の車は曲がってもいいので、どんどん交差点に入ってくるからだ。お店に着くと、頼んだものが五分くらいで出てきた。妹が餃子を食べていると、中から一元コインが出てきた。妹は「ラッキー!」と言って大事そうにリュックにしまっていた。上海ガニは生で食べたけどとても美味しかった。
晩ご飯を食べ終わった頃、お母さんの携帯電話に、昔、僕たちが北京に住んでいた頃に一緒に住んでいた友達から、電話が掛かってきた。それから今は上海に住んでいるその友達の家に行って遅くまで遊んだ。その日はホテルに帰るとすぐ寝てしまった。
次の日は、友達のおみやげを買うのに市場に出かけたり、中国料理のバイキングを食べたりした。
日本へ帰る日、朝六時に起きて空港に行き、飛行機がくるのを「帰りたくないよ。」と思いながら待った。それからしばらくして飛行機に乗り、上海を後にした。
また今度の春休みか夏休みに、上海に行きたいと思う。