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非行少年も「タバコは格好悪い」

2004年08月23日 | 禁煙・防煙
禁煙社会非行も様変わり 03年度「街頭指導」まとめ(河北)
 仙台市青少年指導センターが駅やゲームセンター、カラオケなどで小中高校生らを対象に実施する「街頭指導」が年々減少傾向をたどっている。中でも高校生の「喫煙」に対する指導が激減。“非行の入り口”とも言われたたばこだが、昨年5月施行の健康増進法などもあって今どきの若者には縁遠い存在となったようだ。
 街頭指導状況まとめによると、2003年度に指導した青少年は3950人。01年度以降は500人前後ずつ減っており、年代別では高校生、行為別では喫煙の減少が際立つ。
 03年度は、全体では02年度(4392人)比で10.1%減だが、高校生は976人と02年度(1642人)より40.6%も減少。うち喫煙は494人で、01年度(1111人)の半分以下だった。
 指導は青葉区一番町や太白区長町、泉区泉中央など主に市地下鉄沿線の繁華街で平日に実施する「中央街頭指導」と、中学校区を単位とする月1回の「地域街頭指導」に大きく分けられる。
 指導に当たるのはセンターの専任指導員8人をはじめ、市内小中高校の生活指導担当教師ら約800人。児童生徒が集まりそうなゲームセンター、地域の公園やコンビニエンスストア周辺などをそれぞれ巡回している。
 専任指導員の熊谷会津子さんによると、健康増進法の施行に伴い駅やビルの禁煙化が進行。喫煙可能なスペース自体が少なくなった上、限られた喫煙所には大人の愛煙家が集中し、未成年が公然とたばこを吸いにくい環境が年々広がっているという。
 高校生の喫煙に対するイメージも、「昔は大人がたばこを吸う姿にあこがれる若者もいたが、現代の高校生にはむしろ格好悪いことと映るようだ」(熊谷さん)と様変わりしている。
 中には、今や必需品の携帯電話の通話料金がかさみ、たばこの本数を減らさざるを得ない若者も。指導員に「酒はやめられないけど、たばこは吸わない」と打ち明ける女子高校生もいるという。
 街頭指導では相対的に小中学生の割合が増加しており、センターの菊池義広所長は「時代や環境の変化に敏感に対応しながら、指導していきたい」と話している。
2004年08月23日月曜日

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