踊る小児科医のblog

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福島の甲状腺がん 2巡目で4人 発症率1.9~4.9人/10万人(2.5年分) ベラルーシ95年に相当

2014年12月27日 | 東日本大震災・原発事故
恒例の福島の甲状腺がん検診の解析。新聞も検討会のPDFも「増えた増えた」というブログを見ても何もわからないので、こればっかりは自分でやるしかない。

第17 回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成26年12月25日開催)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-17.html
資料3-1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】 [PDFファイル/913KB]
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/96850.pdf
資料3-2 県民健康調査「甲状腺検査(本格検査)」実施状況 [PDFファイル/842KB]
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/96851.pdf

先行調査の結果も変わっているが、最後の表にまとめて記載します。
資料3-2のPDFから結果のスクリーンショット




この表だけではわかりにくいので、これまでと同じ一つの表にまとめまて比較してみました。


● 先行調査(2011-2013)
甲状腺がん
2014年8月発表 確定57+疑い46=103人
2014年12月発表 確定84+疑い24=108人
(確定 +27人、疑い -22人、合計 +5人)

有病率 34.8人 → 36.4人/10万人
(確定+疑い)

● 本格調査(2014-2015)
対象者数 216,669人 (今年度分)
一次受診者 82,101人(37.9%)
結果判定者 60,505人(73.7%)
B判定 457人
二次受診者 248人(54.3%)
細胞診 11人
甲状腺がん疑い 4人(手術 0人)

(A) 発症率(一次受診者に対する割合)=
 (4/82,101)×10万=4.87人/10万人

(B) 一次の結果判定率×二次受診率=
 (60,505/82,101)×(248/457)

一次受診者数あたりの発症率(推計)
 (A) / (B)=(4/82,101)×(82,101/60,505)×(457/248)×10万=12.2人/10万人

 (追記)二次検診の確定率62.5%はこの計算では考慮していません。
  二次検診以降はその時点での程度に応じて生検、手術の選択がなされているはずだからです。
  結果的に、ここでみた推計値よりも頻度が高くなる可能性はあります。

発症率
本格調査(今回発表)4.9~12.2人/10万人
(前回検査から2.5年分として、1.9~4.9人/10万人)

先行調査では、有病率 108/296,586=36.4人/10万人
発症率は、スクリーニング効果を
 10年分として 3.6人/10万人
 5年分として 7.3人
 3年分として 12.1人

ここで何度も比較してきたベラルーシのグラフを見直してみる。


発症率
小児(0-14歳)のピークは1995年の4.0人/10万人
思春期(15-18歳)のピークは2001年の11.3人
若年成人(19-34歳)は2002年が6.9人で増加中(現在のデータは不明)

これと、
本格調査(今回発表)4.9~12.2人/10万人
(または、2.5年分として、1.9~4.9人/10万人)
先行調査 3.6人~12.1人(スクリーニング効果10年分~3年分)
という数字を比較してみる。

スクリーニング効果はあれほど叫び続けていたものだから、たった3年分ということはないだろう。ベースラインとするなら10年分が最低限。今回のデータも2.5年分で割った数字を採用すると、

先行調査 3.6人(2011-2013)
本格調査 1.9人~4.9人(2014) …事故後3年半
ベラルーシ
 1990年 1.2人(小児) …事故後4年
 1995年 1.4人(若年成人)~4.0人(小児) …事故後9年

ベースライン(1~3年目)も高く、今回の数字ですでにベラルーシの事故後9年目を上回る(推計値)。
この4人の腫瘍径は7-17mmだから、超音波検査精度の向上では説明がつかない。

今回の「4人」が8万人の中でたまたま固まって早くに検出された可能性も否定できない。
そもそも一次の受診率が伸び悩んでいるのが問題。
(NHKスペシャルでも取り上げられていた県や医大への不信が大きな要因)

検討会では「先行調査で見逃しがあった」という見苦しい(噴飯物の)意見(※)もあったようだが、自分たちでこれまで「自然発生の分を発症前にスクリーニング効果で発見したから」と主張してたのだから、今回のデータが「自然発生分」に相当するのか「原発事故による増加分」なのかをきちんと検討すべき。

県や医大への不信はこれでは解消できそうにない。

 ※(追記)見逃しが絶対なかったとは言えないが、これは当然検診のバイアスとして最初からあり得ることだし、それが全体のデータに影響してくるとは言えない。(というか、そのバイアスを含んだデータとして最初から議論している)

(追記)
今回のデータで「先行調査におけるスクリーニング効果が否定された」と断定するのは間違い。
先行調査の方が発症率は高く、スクリーニング効果はある。程度の問題。
「スクリーニング効果は否定された」と主張する人は、初年度から原発事故により多発していたが、4年目の本格調査で事故の影響がなくなって減少傾向に転じたと言っているに等しい。
この点、おわかりいただけるであろうか。

問題は、
1)スクリーニング効果は十分にあり(10年分かそれ以上)、そのベースラインが高いのは検査精度のためであり多発ではなく、今回の本格調査結果は「増加」ではなく2年間で平準化すれば自然発生のレベルにおさまる
2)スクリーニング効果は十分あったので1-3年目は多発ではないが、今回はじめて増加に転じた
3)スクリーニング効果は十分ではなく(3年程度)、初年度から多発傾向であり、今回さらに増加してきた
4)スクリーニング効果は十分ではなく(3年程度)、初年度から多発傾向だったが、今回のデータでは増加してきたかどうか判断することはできない
5)その他の解釈
のいずれかという議論で、そのためには更にデータの推移を見守る必要がある。
(そのためには、検診の受診率の低迷を何とかしなければいけない)

2)または3)であれば、隣接地域での検診も必要になる。

このいずれかかを判断するデータは出ていないと考える。2)に近いのではないかと懸念しているが。

"God only knows" から "Wanderlust" へ ポールとブライアンの半世紀…

2014年12月27日 | ART / CULTURE
ポール・マッカートニーのトリビュート・アルバムでブライアン・ウイルソンが "Wanderlust" を歌っている。この二人の天才が互いにリスペクトしつつ競い合った時代を、後追いにせよ体験できたことに、ある種の感慨を覚えざるを得ない。"God only knows" と "Wanderlust" の2曲には、相通じるものを感じる。

Paul McCartney - Wanderlust

The Beach Boys - God only knows

Brian Wilson - Wanderlust

(動画サイトで検索すると出てくるはずですが、ここではリンク先URLは自粛します)

「天皇陛下お誕生日に際し」(平成26年・平成25年)一部抜粋

2014年12月25日 | 平和・人権
天皇陛下お誕生日に際し(平成26年)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h26e.html
「先の戦争では300万を超す多くの人が亡くなりました。その人々の死を無にすることがないよう,常により良い日本をつくる努力を続けることが,残された私どもに課された義務であり,後に来る時代への責任であると思います。そして,これからの日本のつつがない発展を求めていくときに,日本が世界の中で安定した平和で健全な国として,近隣諸国はもとより,できるだけ多くの世界の国々と共に支え合って歩んでいけるよう,切に願っています。」

天皇陛下お誕生日に際し(平成25年)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h25e.html
「戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。」

吉岡斉氏講演会『なぜ脱原発社会なのか』12/23(祝)14時リンクステーションホール青森(青森市文化会館)

2014年12月19日 | 東日本大震災・原発事故


講演会『なぜ脱原発社会なのか』
原子力市民員会座長 吉岡 斉 氏

福島事故後から最近までの原子力発電政策と政策上の争点、青森県での争点については核燃料サイクル問題を含めて論じます。

日時:2014年12月23日(火・祝日)14:00-16:00
会場:リンクステーションホール青森(青森市文化会館) 4F中会議室(200名)
主催:青森県保険医協会
参加費:無料
申し込み:FAX 017-775-1326

タバコフリー世代は着実に育っている(2) 2つの小学校6年生の喫煙防止教室感想文から

2014年12月18日 | 禁煙・防煙
感想文 喫煙防止教室 S小学校6年 (抜粋) …ちょっと多い

(※印については、この後のentryでお答えする予定です…が、本質を突いた質問がいくつもあり、少し時間がかかるかと思います。それだけの疑問を持つような内容を教えられた成果と考えております。)

お父さんは毎日タバコを吸っているので、もしかしたら肺がんになっているかもしれないので不安になりました。(中略)お父さんにこれらの事を言っても禁煙しないのですが、どうすればよいでしょうか。 ※

大人にとっては、イライラするときに、タバコをすえば、ストレス解しょうするかもしれないけど、寿命が10年もちぢむから、大人になっても吸いたくありません。 ※

タバコは、自分も他の人もきずつける、世界にない方がいいものだと、タバコを吸っても何もメリットはないと、ぼくは思いました。

首の下にあなをあけてまでたばこをすいたいのかがよくわかんないです。

ぼくは母さんがタバコをまえからすっていて、タバコのことはなんとも思っていませんでした。だけどタバコに害があって「タバコは人殺しだ」ときいたとき、母さんにタバコをやめるようにしたいです。

ぼくは、タバコというこわい「ま薬」の話を聞いて、ぜったいにすいたくないと思いました。

講演会で思ったことは、タバコは、自分で自分を殺すことだということです。

私たちが危険なこともあるし、(中略)タバコを吸うのはやめてほしいです。そこで、やめてもらうには何と言えばいいのですか? …タバコは、(中略)作ってもいほう(違法)にはならないのですか? ※

私はタバコを絶対に吸いません。タバコをすっている人がいたら、やめるようにすすめます。それで、1人でも多くの人をすくえるならその努力をし、がんばります。

ふたごの写真を見た時、タバコをすうと、顔がたるんだりして、こわい顔になっていたので、タバコをなくしてほしいと思いました。

資料のグラフを見たときに、タバコを吸って死亡する人が多くてびっくりしました。タバコが無ければ、こんなに多くの人が亡くならないですんだとしたら、とても悲しいことです。(中略)私は、大人になっても吸わないし、周りの人も吸わないようにして「タバコの無い世界」をつくっていきたいです。

受動喫煙も私が思っているのとは大きく上回るぐらい、体に害があることを知って、びっくりしました。(中略)日本は外国より喫煙防止が広がっていないことがわかりました。

私は、世界中では子どもを対しょうにタバコを売っていたり、同い年くらいの子がタバコを吸っているときいて、とてもおどろきました。

一番タバコを吸っている時代が私のお父さんお母さんのときだったということにびっくりしました。 ※

私のお父さんもタバコを吸っています。じゅみょうが短くなってほしくないからタバコをやめさせたいなと思いました。 ※

私は久芳先生の話を聞いて、世界でタバコを飲む人が1人もいなくなるような世界をつくりたいなぁと思いました。理由は、私の将来の夢が世界で活やくする人だからです。世界で活やくできるように(なれば)、タバコを吸っている人たちにタバコのキケンさを教え、新しい世界を作っていきたいと思いました。

家族はおじいちゃん以外全員すうので、おばあちゃんとお母さんに注意したいと思います。

おじいちゃんが吸っていました。(中略)長生きしてもらうために、タバコをすわないようにいいたいと思います。といってもタバコをやめられないと思うので病院にいかせたいと思います。

ぼくのおばあちゃんはタバコをやめられなくて、とうとう病院に入院して、そして、どんどんあっかして、しゃべれなくなって、そして、死んでしまいました。(中略)なので、ぼくは必ずタバコを吸わないことを決めました。

今日の講演会は、お父さんに聞かせてあげたいです。(中略)お父さんは、後でやめると言っていたけど、やめる気配がありません。

僕はタバコはかっこいいと思ってすおうと思ってたけど、久芳先生の話を聞いてタバコをすうきがうせました。

ぼくの家族はすっておりませんが、もしかしたらしょうらい友達とすってしまうかもしれません。どうしたら、(友達に)いってあげるといいでしょうか。 ※

タバコは本当にだめで売らないほうがいいと思うくらいです。

有害物質のないたばこが出ればなぁと思いました。(←父が吸っていてやめてくれないので) ※

日本は、タバコとくにで、てをくんでいるというのは本当でしょうか。タバコ会社は、なぜ、タバコを売るのでしょうか。ニコチンを他のものに活用できないのか。 ※

一つ疑問があります。世界の他の国では、公共のレストランなどでは完全禁煙なのに、日本はどうして分煙なのか、ということです。 ※

日本も他の国を見習って、TVのタバコのCMを、さわやかなイメージから、害があることを伝えるためのものにしていく必要があると思いました。

成年になる前でも後でも、絶対に吸わない。タバコから出るけむりからはにげる。これを守りたいと思いました。

これほど危険で、外国でも対策をしているのに、なぜ日本ではあまり対策をされていないのかと思います。 ※

小学生や、小さい子どもが、タバコを吸って許されることなのでしょうか。脳に害があるのではないでしょうか。家計にもつらいのではないですか。 ※

受動喫煙は放射線被曝よりも危険だという事が分かりました。正直ビックリしました。

こんなにも危険なタバコはナゼ生まれたのか不思議でなりません。 ※

なぜこの世にタバコがはんばい(販売)されたのでしょうか。この世にタバコがなかったら、みんなが少しでも健康へ近づけるのになぁと思ったから書いてみました。 ※

世界中の人を死なせる道具で麻薬と同じようなものじゃないかと考えました。

ところでCMの電気のタバコは、ふつうのタバコと同じなんですか? (註:電子タバコの話は授業ではしてないので、何か電子タバコのCMがTVで流れているのかもしれません。詳細不明) ※

タバコとは現金をはらって、他の人も巻き込んで自殺するのと同じだ、と思いました。

ぼくの父は数年前、タバコを吸っていました。禁煙したけど、肺の方は大じょうぶなのでしょうか。 ※

タバコはこんなに悪いと分かっているのに、国が規制しないのはなぜかと思いました。 ※

タバコの種類はたくさんあるけど、種類によって、害の大きさとかちがうくなるんですか。 ※

私の母は(中略:タバコを吸っていて)健康だし、健康診断でも、なにも悪いところはありません。健康だと、ずっとタバコを吸っても、母は大丈夫なのでしょうか。 ※

両親ともタバコを吸ってます。でも私は何も違和感を感じませんでした。(中略:授業の内容)を伝えて、「タバコをやめて!」と強くいいましたが、母は「うん、あとでね~」と言ってます。どうすればいいですか? ※

私のお父さんは8月からタバコをやめました。最初は吸いたがってたけど今は普通です。危ないものなのでやめてくれてお父さん自身も私たちも助かりました。

ぼくは、小さいときはタバコというものがこの世にあるということを知りませんでした。しかし、5年生のときにある理由からタバコの存在に気付きました。その時から、タバコのけむりのにおいが少しでもすると、体がいやがってあまり呼吸をしないようになって、息苦しくなります。

あと、タバコもそうだけど、大人になったら、できるだけ酒も飲まないようにしたいです。 (←お酒の話は授業ではしてませんが ^^;)

周りの知っている人が多くのタバコを吸っていたら、少しひかえさせるなど、小さな努力をつづけて、喫煙者をゼロ!にしたいです。

車の中で家族が吸っている事があります。ほぼ吸っている人と同じ状態です。(中略)家族全員で禁煙したいと思いました。

病気の人が多くなるんだったら、タバコをこの世からなくするは無理なのですか。 ※

親がほぼ毎日吸っているので、本当にストレス解消になってるのかなと思ったら、ストレスを逆に増加させていることを初めて知りました。

小さい時から吸っていると大人になってもやめられなくなることを知りびっくりしました。

親に言っても「別にいい」というふうな答えが返ってきたので、できるだけ早めにやめてもらいたいなと思いました。

法律だからタバコを吸わない、ではなく、タバコは自分も周りもきずつける、悪いものでしかないというふうに考え方が変わりました。

タバコを作った人はなに1つ健康にいいことがないのに(どうして)作ったのかなと思いました。 ※

タバコフリー世代は着実に育っている(1) 2つの小学校6年生の喫煙防止教室感想文から

2014年12月17日 | 禁煙・防煙
「喫煙防止教室でのお話を聞いて」 K小学校6年生 (抜粋)

(※印については、この後のentryでお答えする予定です)

タバコはニコチン依存症という病気になるということがすごく驚きました。

このことを家の人に言ったら「人にもめいわくがかかるから絶対にタバコを吸うなよ」と言われました。

ぼくは、おとなになったらタバコをすうつもりでした。けれど(中略)タバコは人にがいをおよぼすものだとしったから大人になってもすわないことにしました。

前まではタバコはきまりできまっているからすってはいけないと思っていたけど、今回のでどうしてかわかりました。

もし喫煙防止教室をやらなかったら大人になったらタバコを吸っていたかもしれません。

私は、大人になっても、健康で長生きしたいし、今も、学力をあげたいので、体に害をあたえるタバコは、絶対に吸いません。

タバコのケースなどに呼びかける言葉などを実際にかいたりしているということを知らなかったのでおどろきました。

家族に言ってみたら、本数を減らすということを言ってくれたのでうれしかったです。 ※

タバコには、わたしたちにとって何も良いことがないということも分かりました。このような、たくさん学んだことを、大人になってもわすれないで、タバコを吸わないようにしたいです。

家の人にも話すと、家の人も「知らなかった!」とおどろいてわたしの話を聞いてくれました。

このタバコのウソもほかのことにもつながっていると思うので気をつけたいと思います。

家族でお父さんがタバコを吸っているので、その話をしたら、「そろそろ禁煙しようかな」といってくれて、とてもうれしかったです。

私はタバコを吸っている人を見ても何とも思わなかったけど、喫煙防止教室をして、タバコを吸っている人におしえてあげたくなりました。

私はタバコの値段を高くすればやめる人が増えるのではないかと思います。

これからは、いろんな人たちに、タバコにはものすごい毒があることを広めていきたいです。

兄弟も「タバコはすわないようにしよう」と言ってました。お母さんにもはなして、「タバコはすう量を減らそうかな」と言ってました。 ※

大人になってからも絶対タバコを吸わないと決めました。誰かにさそわれても、絶対ことわります。

家族ではなし合ってみて、家族の人も資料やはなした中から、はじめて知ったのが多かったといってたし、タバコを吸わないようにするともいっていたので、はなして良かったです。

印象に残ったのは、海外のタバコの害を表すビデオです。タバコがどれだけきけんなのかよくわかりました。

家族で話したとき、みんなタバコには反対でした。わたしもそうです。お母さんは、今禁煙中で、これからもつづけてほしいです。

家で勉強したことを話したら、みんなすごくびっくりして、「タバコは絶対やらない」と言ってくれたのでよかったです。いつか日本もタバコを高くする、または、販売中止すればいいと思います。

家族に肺の写真を見せたら、お父さんがタバコをやめると言ってくれました。そして、家族全員で話し合ってタバコは絶対に吸わないと約束しました。

わたしのお父さんはタバコを吸っているので、帰ってからお父さんにくわしく話しました。すると「わかった、やめるようにがんばるよ」といってくれました。

(その2 S小学校編に続く)

青森県の2014総選挙結果をみて素人なりに考えてみた 県民・国民が県や国より先に進むしかない

2014年12月16日 | 政治・行政
青森県の小選挙区重複候補で升田氏が復活して田名部氏が落ちたというのは少々意外だが、青森市民がシビアかつ大人の選択をしたのに対し、八戸市民は小選挙区制の意味がわかってなかったということか。

3区には維新の組織票なんて無いんだから、民主・社民が損して維新だけが得したとも言えるかも。いずれにせよ、1・3区では自民に「猛烈な逆風」が吹いたことは確実だが、それを活かし切れず、最終的には野党間・党内県外候補との食い合いに終わったということ。(1区では活かしたと言えるかもしれないけど、それが維新では…)

共産党は自党がいくら伸びようとも、客観的に見れば自公政権の勝利に貢献したことは疑いようのない事実(自公を減らさないと意味がない)。数からすると、次世代という老人党と入れ替わったよりも少ない。なぜ野党間の「野合」批判を繰り返したのか理解不能。自公批判一点に絞ればまだ可愛げがあったものを。

そもそも、公示前「自民293+公明31=324」だったのが、選挙後に「自民291+公明35=326」なのだから、与党は「現状を維持した」だけ。無論、「減らすのは確実な情勢でいかに減少幅を少なくするか」という「追い込まれ選挙」だったことを考えれば自公与党圧勝と言って間違いないとは思うが。。

ただし、小選挙区制の問題も、共産党が変わらないのもわかりきっていたことで、そんなの言い訳にならない。問題は私たちの側。ボンヤリとした策はあるのだが自分では動けないし、他のことに手が一杯で何もできそうにない。。

   ↓
「ボンヤリとした策」については、何とか文面にだけでもしてみたい

「小選挙区制の問題」
…これは、今の制度のままひっくり返してから変えるしかない(普通に考えれば無理っぽいけど)。。唯一可能性があったとしたら2009年の政権交代時だろうけど、元々この制度は小沢一郎がつくったものだし、それで政権交代できたから良い制度だと今でも思ってるみたいだから。。ドイツのような制度なら良かったんだろうけど。。
「一票の格差」なんかよりずっと問題だとは思ってますが。。

福島は「最終処分場」県外搬出を法制化して宮城や栃木からの搬入は拒否

2014年12月14日 | 東日本大震災・原発事故
ほとんどの人が問題にしてないし、選挙の争点にも全く上がらないけど、
私が「日本は本当にダメな国なんだ」と何度目(何十度目?)かに思ったのがこれ。

栃木や宮城で「最終処分場」を福島の高汚染地域に戻せと主張している極々当たり前の議論を、NIMBYの地域エゴみたいに切り捨ててるけど、

その肝腎の福島県では、
「最終処分場を県外に」という法律が、解散間際のドサクサで可決し(もしかしたら全党一致だったのかも=よく知りません)、栃木や宮城とは桁違いの容量と線量の除染廃棄物が、30年後に、どこか暖かく迎えてくれる「県外」に搬出されることが決まってます。
当然「青森じゃない」わけはありません。

ちなみに、その除染廃棄物ってのは、(少なくとも栃木や宮城のレベルでは)、福島の除染廃棄物は勿論、これから出てくる廃炉廃棄物やメルトダウンしたデブリなんかとは、桁が何桁も違うほど低いシロモノ。同じ「最終処分場」という言葉を使うこと自体が間違い。
(だから栃木や宮城で受け入れろと言っているのではありません。福島の【人が戻れない】原発隣接の高汚染地域に戻すのが当然)

どう考えてもあり得ないことを「福島の復興支援」だとして推し進める政府、議会、マスコミ。
解決不能の禍根を30年後の子孫に押し付けてなんとも思わない福島県民。日本国民。
当然、青森県民も含まれます。
誰が後世の子孫に言い訳できますか。

八戸に議員2人を望む人は弱い方へ投票する以外にない 小選挙区で共産党への投票は現政権白紙委任と同義

2014年12月14日 | 政治・行政
表題は簡略化したが、正確には→「八戸に国会議員が2人いたほうが良い」という人は強い方に投票してはいけない。小選挙区で共産党に投票するのは白票(現政権への白紙委任)と同じこと。

意味は明確なので解説はしません。
小選挙区制というのは、そういうこと。
政策本位の選択なんてのは最初からできない。
自己満足で構わない人はそれでいいかもしれないが、残された人生は短い。
異議のある人は細川護煕・河野洋平・小沢一郎の各氏へどうぞ。
(土井たか子さんはきちんと筋を通そうとしたが)

消費税よりもタバコ税大幅増税 1箱千円で消費税2%分の増収 喫煙率劇的低下

2014年12月12日 | 禁煙・防煙
消費税を3%上げて経済も財政も惨憺たる状況のようだが、タバコ税増税で一箱千円にすれば、3兆円~6兆円増収になる(25%~50%が禁煙:300円→千円のシミュレーション:厚労省研究班)。


消費税1%=2兆円と言われているが(実際にはそんなに増収にならない)、4兆円程度なら数年間はまかなえて、その分を医療費やその他の社会保障費、葉タバコ農家転作補助などに回すこともできる。

当然、このグラフのような中学生でもわかる一次方程式は財務省も知っていながら、「増税で税収が減る」とウソをついている。
増税絶対反対の青森3区・大島理森前議員も同罪。
世界標準の一箱千円にすればどれだけの命が助かるか、知っていての行状。
(私は直接・間接に訴えたが無駄だった)
行政・政治の不作為だけでは済まされない。


六ヶ所再処理工場 液状化の危険性は

2014年12月12日 | 東日本大震災・原発事故
先月発表になった青森県の地震・津波被害想定
http://www.bousai.pref.aomori.jp/kansoku/higaisoutei2425/higaisoutei2425top.htm

六ヶ所村は震度6強(赤)


液状化マップ


わかりにくいので通常の地図と見比べてみると、赤い液状化の部分は尾駁沼などの周辺に伸びているものと思われる。


六ヶ所の低地は縄文海進の時には海だったはず。

再処理工場の土地は50mくらいあるから津波の被害は受けないことになっているが、液状化の可能性はどうなのか。

この高さだと縄文海進でも陸地だったと考えられるが、渡辺教授は地震により隆起した地形だと話していた。

青森県のマップはその辺りに触れないようにしているのではと感じられる。
そもそも、あの施設が震度6強でも損傷がないとは想像しにくい。


タバコは10年寿命を縮める=残りの人生が6分の5になり、1日に4時間も失う

2014年12月01日 | 禁煙・防煙
このグラフは歴史的に最も重要なデータで、小学生の喫煙防止授業でも紹介してます。
英国男性医師が自分たちの寿命を調査していったら、1960年代には既にはっきりとした差が出てきた。
これを見て、欧米の医師はタバコを吸わなくなった。(まだゼロではないが)
日本人の医師はその後も延々と吸い続けた。21世紀になってやっと減り始めた。。

10年も寿命を縮めるというのはとんでもない差で、非喫煙者の80歳と喫煙者の70歳の累積死亡率がほぼ同じになっている。(非喫煙者の90歳と喫煙者の80歳も同様)

これを「20歳で吸い始めて、本当なら80歳まで生きられたはずの人が70歳で死亡したとしたら?」という算数の問題にしてみると、

残りの人生が50/60=5/6になる。
1日24時間が20時間になり、夜8時で終わる。
1年12ヶ月が10ヶ月になり、10月末で終わる。
毎日4時間、毎年2ヶ月も失い続ける。
それが10年という年月。

運が良くて6/7としても、20時34分、11月9日で大差ない。
さらに運が良くて90歳まで生きられる人は4%しかいないが、それぞれ21時、11月15日になるだけ。

喫煙者はタバコを吸うことは「個人の自由」だと言う。
しかし、それはニコチン依存症という病気です。

「喫煙はそれ自体が病気(ニコチン依存症+喫煙関連疾患)で、喫煙者は積極的治療を要する患者であり、禁煙は最も確実かつ短期間に大量の疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法である」

「タバコを吸う自由」ではなく「タバコから自由になる(タバコフリー)」ことがポイント。

タバコをめぐる様々な「神話」は全部ウソ。
ストレス解消神話も、タバコ税で社会に貢献も、喫煙率減少なのに肺癌増加も、なにもかもタバコ会社が意図的に流布したウソだらけ。
タバコはウソのかたまり。

青森県保険医協会理事会は前会長の立候補に対するスタンスを会員・県民に明らかにすべき

2014年12月01日 | 東日本大震災・原発事故
世の中の人の「反核燃・脱原発派」に対して抱いているイメージ、すなわち、「原発ゼロによる経済的損失や雇用喪失や地域経済に対する影響も考えずにただ『感情的に』ハンタイを叫んでいる『無責任な』人たち」という(原発推進派による)レッテルを、具体的な経済政策とメッセージで払拭しようとせずに、自ら「反核燃・社共統一候補」という「レッテル」を貼って立候補を表明して、それから広く県民の声を集めると言われても、負け戦でもいいから内向きの自己満足のための選挙戦だと表明しているようなもの。

順番が逆だった。立候補表明なんてもっと後でも構わないから、県内のあらゆる人たちの声を集めるべきだった。貴重な候補をマイナスからのスタートで食い潰した。

しかし、青森県保険医協会の理事会は一体全体何してたのか、どうするつもりなのか、会員や県民に明らかにする義務がある。
(私は2011年3月に抗議辞任してるので全く関与してませんが)

※この抗議辞任の経緯は会に対して正式に書面で提出したにも関わらず有耶無耶にされたので、必要ならいつでも公表することは可能です。

12/6『タバコフリーで最短命県返上を 受動喫煙ゼロと喫煙率低下で健康寿命アップ』無煙の日シンポ

2014年12月01日 | 禁煙・防煙
第8回「無煙のまちづくりの日」記念シンポジウム
『タバコフリーで最短命県返上を - 2 
 受動喫煙ゼロと喫煙率低下で健康寿命アップ』

◆日 時 2014年12月6日(土)17:00~19:30
◆会 場 青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」(青森駅前)学習交流室1
◆参 加 無 料

特別講演
17:00 「受動喫煙防止条例にむけた山形県での取り組みの現状」  
     山形県立新庄病院 大竹修一先生 (座長 久芳康朗氏)

シンポジウム
「青森県で受動喫煙ゼロを実現するために」(座長 山崎照光氏)
18:00 「青森県内40市町村における喫煙対策の現状」
     ナルミ医院 鳴海 晃 氏(懇談会代表世話人)
18:15 「青森県の現状と取組」
     青森県健康福祉部保険医療政策推進監 大西基喜氏
18:30 「飲食店の全面禁煙化を加速するために 禁煙店ネットワークの提案」
     くば小児科クリニック 久芳康朗氏(懇談会代表世話人)
18:45 総合討論 (座長 山崎照光氏・久芳康朗氏)
19:15 閉会
19:30 懇親会 同会場にて 実費2000円程度(当日受付可)

○ 無煙のまちづくりの日とは
子どもたちをタバコの害から守るため、全国初の屋外タバコ自販機撤去条例を制定し、県内で最も早くから小中学校の敷地内禁煙や喫煙防止教育を実施するなど、世界に誇れる取り組みを続けてきた深浦町の故・平沢敬義町長の業績を称え、その遺志を継いで無煙社会をつくっていくために、命日である12月8日を『無煙のまちづくりの日』に制定しました。青森県タバコ問題懇談会では、毎年『無煙のまちづくりの日』にあわせて、県内のタバコ規制対策状況の発表などの活動を行っていきます。

主催:青森県タバコ問題懇談会
青森市松原1-2-12 青森県保険医協会内
電話 017-722-5483 FAX 774-1326