万城目 学 著 「ホルモー六景」を読みました。
千年の都京都を席巻する謎の競技「ホルモー」
それに関わる少年少女たちの、オモシロせつない恋模様を描いた奇想青春小説!
変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。
万城目作品は「鹿男あをによし」、「鴨川ホルモー」に続いて3作です。
本作は「鴨川ホルモー」の設定はそのままで、その登場人物たちの恋愛を面白おかしく描いたスピンオフ短篇集。
年上の女子大生に恋する高校生
恋人の出来ない女子大生
元カレをうっとおしく思いつつ会ってしまう女子大生
バイト先で不思議な出来事に出会う女子大生
それぞれが丁寧に、真面目に、そしてユーモラスに描写しています。
「鴨川ホルモー」の中で明かされていなかったさまざまな謎が解けてこちらもなかなか面白い。
本作だけでも楽しめますが、先に「鴨川ホルモー」を読んでから読むとその面白さが倍増する一冊です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます