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沢木 冬吾 /愛こそすべて、と愚か者は言った

2012年04月06日 | 小説

 著 愛こそすべて、と愚か者は言ったを読みました。



始まりは深夜の電話だった―。

七年前に別れた久瀬の息子の慶太が誘拐された。

犯人から身代金の運搬係に指定されたのは探偵の久瀬だった。

現場に向かった久瀬は犯人側のトラブルに乗じて慶太を助けることに成功するが、事件の解決を待たずに別れた妻・恭子が失踪してしまう。

久瀬は恭子の行方と事件の真相を追いながら、再会を果たした慶太との共同生活を始めるが…。



久々にハードボイルド小説を読みました。

まず、題名がいいですね~!

その題名の通りに、登場人物がみんな魅力的でそれぞれに癖がありキャラが立っていて、自ずとストーリーに引き込まれます。

事件が進むにつれて最初はぎこちなかった父と息子がしだいに心を通わせてゆく過程も楽しめました。

ハードボイルドでハートフルな小説でした。


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