「誘拐の誤差」を読みました。 著
礼乎(10歳)が学校から帰ってこないんです。
母親からの届けを受け、警察が捜査を開始した。
1週間後、悲しくも礼乎が死体となって発見された直後、犯人から礼乎の身代金を要求する連絡が入る。
困惑する警察。
犯人の動機・目的は不明。
捜査陣の足並みは乱れ、捜査は難航する。
10才の少年がまったく罪悪感を持たないオトコに殺される。
殺害された少年がユーレイとなり、事件後の犯人や共犯者、自身の両親や刑事たちの行動や考えを覗き見ると云う内容です。
なかなか着眼点が面白いな~と思いながら読み始めましたが・・・
登場する人物が揃いもそろって救いようのない人間ばかり・・・。
死んだ子供そっちのけでそれぞれが欲望の赴くままに行動し、事件はさらに展開する・・・。
そして、救いようのないラストへ・・・。
さくさく読めますが、読後感はイマイチ良くなかった。
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