楽市で価格調査していると
最近は知ってるお名前をよく目にする。
なかなかのお品である鎧の中に
刃さんの名があるのだ。
昔はあれだけ頑張っていた生産だったけれど
生産潜在が導入される前であった私は
なかなかそこに手をつける事ができずに
良い首飾りを作る能力に欠けているのだった。
付与石は潜在の影響をあまりうける事は無い。
でも名が刻まれる事もないお品の為
私にとってただの資金稼ぎ。
こんなに長い年数ここに居ながら
高LVになった知人さんに差し上げられるような首飾りを作るのは
まだまだ無理だった。
「まこさん。腕力20の石ありませんか??」
振り向くと岳さんが平伏したまま私に声をかけてきた。
「びっくりした…。小谷来てたんだ^^」
私はしゃがみこみ岳さんを見つめる。
「新しい刀買っちゃって…。その…。」
「わかった、わかった^^20あると思うよ^^」
「おおお!ありがとうございます!」
岳さんは万年貧乏だ。
装備を買うので精一杯。
時々私は つけ で石を渡していた。
「今回は金剛で出来たのがあるからお金はいいよ^^」
宇宙の雫が現在はメインで使われている。
竜の涙も使われているけれど確実に1.5倍得られる雫の方が人気だ。
その為さらに期待の持てない金剛石は値が落ちてきていた。
時々黒字になると私もやっとそのあたりのギャンブルが出来るようになっていた為
余り石以外の在庫も多少抱えられるようになっていたのだ。
「いーえ!それは駄目です!ちゃんと払います!」
「そう…?じゃ頂こうかな…。」
岳さんは頷くと私に宝石を握らせる。
「これでも…いいですか…?」
手を開くとそのには竜の涙が1つ。
「あはは^^物々交換だね^^」
「すみませんwお金が無いのでどうかこれでお願いします…。」
「いいよいいよ^^十分^^」
「借金はもちろんきちんと少しずつ返していきます!」
「のんびり待ってるよ^^」
「ありがとうございます!!」
岳さんに笑顔が戻る。
「まこさん。付与石ってやっぱり儲かるんですか?」
「んー。確かに運要素が強いから儲かる時は儲かるけど
駄目な時は文無しになる覚悟が必要かもしれないよ~?」
岳さんは考え込む。
まさか付与石用に神職を養子に考えているのかな…。
「最低でも万単位の資金がある状態で無いとお勧めはできないかも…。」
と付け加えた。
岳さんがどんな石を打ちたいのかはわからないけれど
おそらく今の状態で打つのは危険な気がする…。
確かに運だから絶対に出来ないとは言えないけれど…。
「…ですよね!よし!」
岳さんは私の話に納得し両替と走り出す。
「え?どこ行くの??」
驚く私を気にも留めず再び両替から戻ると
私に1000貫握らせた。
「え?なになに!?」
「まこさん、お願いします!これでちょっと打ってみてもらえませんか?」
「ええええ!?」
「失敗してもいいです!!試しに!!」
またとんでも無い事を言い出す方だなぁ…。
「きっと欲しいのは腕力…だよね…?」
「はい!出来れば!」
「今週は多分耐久の石が調子いいから出来ないかもしれないよ…?」
「はい!全然おkです!」
1000貫で耐久を打てば今週の調子なら
11余りは確実に来るとは思うけれど…。
と、とにかくマイナスにならなければいいかな…。
岳さんは貴石屋の前で正座し目を輝かせている。
「えっと…。そんなに期待しないでね…??」
「大丈夫です!まこさんなら!!」
「うっ…。もし何も出来なかったら…??」
「借金の足しという事で!」
11余りを1つでも作れればプラス。
最悪出来なかったら両替にある器用10でも差し上げよう…。
そんな思いで石を打ち始めるのだった。
最近は知ってるお名前をよく目にする。
なかなかのお品である鎧の中に
刃さんの名があるのだ。
昔はあれだけ頑張っていた生産だったけれど
生産潜在が導入される前であった私は
なかなかそこに手をつける事ができずに
良い首飾りを作る能力に欠けているのだった。
付与石は潜在の影響をあまりうける事は無い。
でも名が刻まれる事もないお品の為
私にとってただの資金稼ぎ。
こんなに長い年数ここに居ながら
高LVになった知人さんに差し上げられるような首飾りを作るのは
まだまだ無理だった。
「まこさん。腕力20の石ありませんか??」
振り向くと岳さんが平伏したまま私に声をかけてきた。
「びっくりした…。小谷来てたんだ^^」
私はしゃがみこみ岳さんを見つめる。
「新しい刀買っちゃって…。その…。」
「わかった、わかった^^20あると思うよ^^」
「おおお!ありがとうございます!」
岳さんは万年貧乏だ。
装備を買うので精一杯。
時々私は つけ で石を渡していた。
「今回は金剛で出来たのがあるからお金はいいよ^^」
宇宙の雫が現在はメインで使われている。
竜の涙も使われているけれど確実に1.5倍得られる雫の方が人気だ。
その為さらに期待の持てない金剛石は値が落ちてきていた。
時々黒字になると私もやっとそのあたりのギャンブルが出来るようになっていた為
余り石以外の在庫も多少抱えられるようになっていたのだ。
「いーえ!それは駄目です!ちゃんと払います!」
「そう…?じゃ頂こうかな…。」
岳さんは頷くと私に宝石を握らせる。
「これでも…いいですか…?」
手を開くとそのには竜の涙が1つ。
「あはは^^物々交換だね^^」
「すみませんwお金が無いのでどうかこれでお願いします…。」
「いいよいいよ^^十分^^」
「借金はもちろんきちんと少しずつ返していきます!」
「のんびり待ってるよ^^」
「ありがとうございます!!」
岳さんに笑顔が戻る。
「まこさん。付与石ってやっぱり儲かるんですか?」
「んー。確かに運要素が強いから儲かる時は儲かるけど
駄目な時は文無しになる覚悟が必要かもしれないよ~?」
岳さんは考え込む。
まさか付与石用に神職を養子に考えているのかな…。
「最低でも万単位の資金がある状態で無いとお勧めはできないかも…。」
と付け加えた。
岳さんがどんな石を打ちたいのかはわからないけれど
おそらく今の状態で打つのは危険な気がする…。
確かに運だから絶対に出来ないとは言えないけれど…。
「…ですよね!よし!」
岳さんは私の話に納得し両替と走り出す。
「え?どこ行くの??」
驚く私を気にも留めず再び両替から戻ると
私に1000貫握らせた。
「え?なになに!?」
「まこさん、お願いします!これでちょっと打ってみてもらえませんか?」
「ええええ!?」
「失敗してもいいです!!試しに!!」
またとんでも無い事を言い出す方だなぁ…。
「きっと欲しいのは腕力…だよね…?」
「はい!出来れば!」
「今週は多分耐久の石が調子いいから出来ないかもしれないよ…?」
「はい!全然おkです!」
1000貫で耐久を打てば今週の調子なら
11余りは確実に来るとは思うけれど…。
と、とにかくマイナスにならなければいいかな…。
岳さんは貴石屋の前で正座し目を輝かせている。
「えっと…。そんなに期待しないでね…??」
「大丈夫です!まこさんなら!!」
「うっ…。もし何も出来なかったら…??」
「借金の足しという事で!」
11余りを1つでも作れればプラス。
最悪出来なかったら両替にある器用10でも差し上げよう…。
そんな思いで石を打ち始めるのだった。
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