12月の熱帯夜 第16話

■第16話　ヨンシムの決心

ジョンウの病気を知ってしまったヨンシムがジョンウのもとへ駆けつけると、ジョンウは「ヨンシムさんのことは何とも思っていない」と言って追い返そうと家の前まで送っていきました。そこにジファン父が帰ってきてしまいました！「私、家を出て行きます。この人、重い病気であと1ヶ月の命なんです。そばにいたいんです・・・」と正直な気持ちを語るヨンシムでしたが、ジファン父はジョンウを帰らせ、ヨンシムを家の中へ入れました。

ジファンと話をするヨンシム。ヨンシムがジョンウの病気のことを知ってしまったことに驚くジファン。ジョンウのために家を出て行くと言うヨンシムに「バカ言うな。じきに死ぬ男だぞ。ついて行って、何が残ると思う？」とジファン。医者として死を待つ人の世話がどんなに苦痛かを知っているジファンは、ヨンシムを止めるのですが、ヨンシムは荷物をまとめて出て行ってしまいました。
ヨンシムが出て行こうとした時にジファンが言った言葉にジファンの優しさが感じられましたね。
「こうしてそばにいるのに。僕のことは見えないのか？愛してる。愛してるんだ！君を必要としているのは僕も同じだ。行かせない。君が苦しむのが分かっているのに、行かせられるか？」
でも、ヨンシムは「あの人の余命がわずかだと知ったとき、私も一緒に死んだの。」と言って去っていったのでした。せっかくジファンが「愛してる」といってくれたのに・・・

ジョンウのもとへ行ったヨンシムでしたが、ジファンはまた追い返そうとします。でも、ヨンシムは「私のことは家政婦だと思って」と言って居座ります。ジョンウもヨンシムの明るさに少し救われるような表情を見せていましたね？

翌日、離婚のため裁判所で待ち合わせをしたヨンシムとジファン。でも、ジファンは離婚届を破って捨てちゃいました！「看病が終わるまで待つよ」とジファン、実家を出て、ヨンシムの帰りを待つ覚悟のようです！子供たちがいるから、ヨンシムは必ず帰ると信じているようですでも、ヨンシムは子供たちに電話をすることすら拒否し、ジョンウとのことしか考えられないという態度なのでした・・・

病気が悪化して苦しみ、のた打ち回るジョンウ。そんなジョンウの姿を見ることに耐え兼ねたヨンシム、駆けつけて行った先はジファンのところでした。「あの人を救って欲しい！あなたなら治せるはずでしょ？」
ジファンの好意を振り切ってまでも離婚を決意したヨンシムなのに、こんなときだけジファンを頼るなんて、自分勝手過ぎないとちょっぴり怒りたくなっちゃいますが、ヨンシムも必死だったのでしょうね。

もう一度検査をすることにしたジョンウは、ジファンの病院へ行きました。検査の結果、ジョンウの容態は、もう覚悟するべき時が来ていました。検査後、ジファンがヨンシムのことを愛していることを確認したジョンウは、ヨンシムをジファンのもとへ返し、自分はどこかでひっそりと最期を迎えようと覚悟します。ジョンウは、「荷物をまとめるまでヨンシムさんを引き止めてください」とジファンに言い、ジファンもヨンシムを引き止めていたのですが・・・
ジファンは、「僕の気が変わる前に行こう！」とヨンシムをジョンウの下宿まで送って行き、看病に必要な知識をヨンシムに伝えました。ジョンウの車で手をつなぎながら出かけていく二人、それをひとり見送るジファン・・・

ジファンに感情移入すると、第16話のラストシーンは号泣でした

明日はいよいよ最終回！悲しい出来事が待っているけど、最後は前向きな予感結末を知らないので、楽しみにしています。