ローズマリー 第14話

■第14話　あなたに出会えて…

ジョンヨン不在の中、食事の支度をするシネ。
ジョンヨンが"自分がいなくなっても大丈夫なように"と
長女シネに料理を教えていたことを知ったヨンドは、
「うちはママがいないと何もできない。ママあってこその家庭なんだ。」
と"ジョンヨンがいなくなってしまうかもしれない"という現実を
否定するのでした・・・
ご飯を炊こうとしたヨンドでしたが、
お米のありかも分からず、自分が何もできないということを痛感し、
「これはきっとママのお仕置きだ・・・」と子供たちに話すのでした・・・

「いろいろ整理したいことがあるから、ここにもう少し滞在する」と言うジョンヨン。
ギョンスは、「ずっと捨てられたのかと思っていたけど、その誤解が解けた。父さんに会わなければその誤解は解けなかったでしょ？会わないと始まらないの。お姉さんも整理することがあるのなら、大切な人の前でやらないと・・・」と言うのでした。

ギョンスはヨンドに電話をかけ、
「お姉さんに会えました。夕食もちゃんと食べていましたよ。私が責任を持って家に連れて帰ります」と言いました。
ヨンドはギョンスに何度も感謝の言葉を述べました。

家に帰るようジョンヨンを説得するギョンス。
それでも、ジョンヨンは家に帰ろうとしません。
すると、ギョンスは自分の気持ちをジョンヨンの前で告白してしまうのでした！
「私、室長のことが好きです！自分でも気付かないうちに好きになっていたんです。室長が苦しんでいるのを放っておけないんです。私は、お姉さんのことも好きです。お姉さんのことが好きな室長が好きなんです！だから、室長のそばにいて下さい。2人が一緒にいるところが見たいんです！」
それを聞いたジョンヨンは、「よりによって子供みたいなあなたが主人を好きだなんて・・・憎めないじゃない」と言うのでした。
果たしてジョンヨンの本心はどうだったんでしょうね？

翌日、ジョンヨンは家に帰る決意をしました。
ガンの手術を経験した民宿の奥さんが言っていた
「あと3日の命だと思って、笑って暮らすの」
という言葉を教訓に、ジョンヨンも少しでも多くの時間を
笑って過ごせるよう努力することを誓って東海を後にするのでした・・・

家に帰ることをヨンド母に電話で伝えたジョンヨン。
「1人で大丈夫？」と心配するヨンド母にギョンスと一緒にいることを話しました。
「どうしてあのお嬢さんがいつも一緒なのかしら？子供たちと一緒に遊んでくれるのはありがたいけど、気に入らないわ。何だか嫌な予感がするの・・・」とヨンド母。
隣にいた義姉も同感でした・・・

家に帰ったジョンヨン。
「疲れたから休むわ」と子供たちやヨンドにそっけない態度。
しかも、「ギョンスさんには今晩泊まってもらって。会社に泊まるよりもここの方がいいでしょ？」と言うのでした。
そんなジョンヨンの態度を「まるで別人だ」とヨンド。
東海で何か変わったことはなかったか？とギョンスに尋ねるのでした。
ギョンスもまた、昨夜は帰る気がなさそうだったジョンヨンが
突然、家に帰ると言い出したことに驚いていました・・・

ジュノに電話したギョンス。
ジュノは仲直りするために話し合おうとギョンスを誘うのですが、
「今夜は室長の家に泊まるの」とギョンス。
ジュノは怒り心頭です

旅行から帰り、別人のように不機嫌なジョンヨン。
ジョンヨンの突然の変化の理由が分からず、苦しむヨンド。
家の前でイライラしているところに、隣の夫婦が仲良く
コンサートから帰って来ました。
夫婦喧嘩したのでは？と心配した隣の奥さんは、
夫に「話を聞いてあげて」とヨンドのところへ行かせるのでした。

隣の旦那さんと屋台へ行ったヨンド。
「闘病中に妻が何かに苦しみ、悲しむことはしばしばあった。理由は分からないんです。でも、何も考えないよりは100倍マシです。八つ当たりさえ、ありがたく感じるんです。」と隣の旦那さん。
その言葉に、ヨンドは少し励まされたようです

翌朝、会社へ行ったギョンスはジュノに
勝手に旅行へ行って連絡をしなかったことを謝りました。
「もういいんだ。もう干渉しない。お前の好きなようにしろ。今まで彼氏ヅラして悪かった」とジュノ。
「これって友達に戻れたってことだよね？」とギョンス。
ジュノは何も言わずに去って行くのでした・・・

ソクテに誘われて出かけたヨンド。
そこにはジソプが来ていました。
「学会で日本へ行く前にジョンヨンの様子が気になって・・・」と言うジソプ。
ヨンドは、「旅行から帰ったジョンヨンが別人のようだ。お前はどんな手術をしたんだ！？」と八つ当たりするのでした・・・
その日、ヨンドは泥酔して家に帰ることに。

ギョンス父は、「ジュノの家族に挨拶に行く！」と言い出しました！
以前、ジュノの家で暴れたことのあるギョンス父。
ジュノの親戚に嫌われていることもあり、
ギョンスは「私とジュノはそんな関係じゃない！」と大反対するのでした・・・

酔っ払ったヨンドは、ジョンヨンの手を握りこう言いました。
「ジョンヨン、ゴメン。1人でつらいだろ？夫のくせに、俺だけ元気でごめんな。本当にごめんな。怒らないでくれ。いや、怒ってもいい。毎日八つ当たりしてもいいから、どこにも行かないでくれ。俺のそばにいてくれ。お前がいないと、何もないのと同じだ。耐えられない・・・」

あなたみたいな人と出会えて
私は何て幸せ者なんだろう？

ヨンドの愛情を感じたジョンヨンが涙を流したところで、第14話終了です