このろぐ@通翻訳

日英/英日通訳・翻訳を勉強中。旧このろぐ@フランス(今は日本)

4/10 昨日は同時通訳でした

2016-04-10 16:00:24 | 日記
昨日ASEANの留学生に関する会議でマレーシアからの留学生などと話すことができて感じたことを書いてみます。とりあえず、すごく優秀な人たちが日本に来ているのを感じました。語学に加えて理工学系の勉強をしている万能型の人材ですね。しかも女性だったので、日本ではなかなか希少な方たちだと思いました。マレーシアでは女性が理工学系の勉強をするのは普通のようで、向こうでは働きやすいみたいです。日本で働いてもらえればとてもプラスになると感じたんですけどね。女性が活躍する社会のヒントになりそうだなあ、と。まあ、僕も日本の会社では働いたことないですけどね。。日本に来る理由として、安全という話を聞いてなるほどと思いました。円も買われるわけですね。日本は住みやすいけど働くとしては微妙という調査結果もうなずけます。実際学生と話しても同じ意見をよく聞きます。
たぶん、英語を会社の公用語にするメリットは言語が切り替わるという以上に文化が切り替わる面にあると思います。例えば、英語は自分の意見をストレートに言う言語であり、目上でも目下でも同じ話し方で意見できます。これにより、フラットな環境が作りやすい。社内では敬語を気にしない、またはそういう日を作る、みたいなことをしたほうが効果はあるかもしれません。会議中も言葉はミックスでいいという話が出てました。日本語には察しの文化というのか、以心伝心みたいな美学あるけれども、それが通用しないのが世界だと思います。話さなきゃわからないというのが普通なので、口を開けばいいんじゃないかなあと思います。僕は昨日一年分くらい話した気がします。。
まあ、あとはキャリアの問題とか、お金の問題というのも大きいですね。優秀な人材には相応の対価を払う。これができなければ、他に行ってしまうのは当然でしょう。世界で通用する人材は、世界にいつでも出ていける人材でもありますからね。それでも、日本に魅力を感じている人たちが多くいることも実感できました。日本の職場が魅力的になるには、とりあえず日本の人が仕事で幸せを感じていることが一つの条件なんじゃないかなあ。仕事が幸せにつながっていないとしたら、それは問題だと思います。先進国って、そういうところを突き詰めていくところなんじゃないかなあ。
そういえば、愛媛大学が来ていたから、愛媛には世界有数の造船会社とかもあって省エネなどで中国からシェアを勝ち取っていたり、技術を学ぶ面では日本は世界でも確かにトップクラスだと思うという話もしました。結構興味を持って聞いてもらえました。中小企業でも高い技術が学べるという面で、本当は日本は技術の面では素晴らしい職場なのでしょうね。悪いイメージを払しょくできたら優秀な人材が外から来ても全然おかしくない。世界ナンバーワンが実はまだ多い日本は、過労死云々というイメージを良いイメージで塗り替えられると思います。この面では、最近、愛媛が頑張っている気がします。ペルーでも見たし、今回の会議にも来ていたし、翻訳の仕事もいただいているし。情報さえいきわたれば、魅力的な会社ってたくさんあるんだなあ、と素直に感じます。

Il faisait beau.