元気な高齢者こそ使いたい電子機器

80歳を過ぎても、日々の生活を楽しく豊かにする電子機器を使いこなそう

なんだか安倍政権の打ち出す政策は、なんとも珍妙だ。

2015年11月27日 22時35分21秒 | 日記
 最近の安倍政権の打ち出す政策は、なんとも珍妙だ。

 まず「1億総活躍社会」には、なんだか戦前の「欲しがりません勝つまでは」というような、各種のスローガン目白押しの社会を、彷彿とさせ、筆者などは背筋が寒くなったよ。

 おいおい、高齢化に突き進んでいる今の日本で、多くの老人も全員力の限り働けというのかよ。 

 まあ尤も、筆者は後期高齢者(何とも嫌な呼称だが)直前だが、自己の健康管理も兼ねて、今も元気に働いていますがね。 ただ国から、あーせい、こーせいと言われるのは、ごめんこうむりたい。 つい、ほっといてくれよと言いたくなるねえ。

 そして、次には携帯電話の料金を、値下げしろときたよ。消費支出が一向に伸びないのは、スマホの通信料金が高いせいだという理屈らしい。

 おいおい、ケータイ料金が高いといっても、これも立派な消費支出だよ。 もっとも国にいわれなくても、筆者なども何とか利用料金を下げたいと、格安ケータイの検討もしているが、ケータイ料金が高いのは、電波の認可権を国が握っているのだから、結果的には行政のお粗末さの結果で、消費者にメリットが享受されていないのではないのかねえ。

 そして政府は、次には蛍光灯照明をLED照明に変えろという。 全くもって、大きなお世話だよ。

 白熱電球の照明をLEDに変えると、確かに劇的に電気代は下がるかも知れない。 しかし蛍光灯と比較した場合は、せいぜい20~30%下がるだけだ。

 しかもLEDの青白い光は、なんとも居心地が悪い。 もっとも調光色タイプは電球色に近づけることもできるが、器具の価格も高い。 ただ、白熱電球の照明は、心落ち着く温かさがあり、ただ効率一点張りで、政府がLED照明にせよというのも乱暴だねえ。

 しかし、家庭の照明の節電を押しつけながら、一方、発電分野では太陽光や風力などの自然エネルギー発電事業には、なんだかんだと押さえつけ気味だ。 電力会社には政府は頭が上がらないのだねえ。

 どうもアベノミクスが破綻をきたしている為なのか、およそ、次々と打ち出す政策が珍妙に見えてくる。

 もっと政治の基本は、国民の生活を良くすることが第一だという、原点を直視すべきではないのか。 あー、これは小沢一郎さんの言葉だったかな。(笑)