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霊園のちょっと良い話  その3

2013年02月27日 12時32分29秒 | 日記
 埼玉県ふじみ野市にある”富士見メモリアルガーデン”でのお話です。

 この霊園のすぐ近くにお住まいのKさんが奥さまや娘さん、お孫さんなどと賑やかに来園されました。
 いわゆる寿陵墓という、まだ納骨の予定のないお墓を求めてこられたのです。
 あれこれ見て回って、ちょうど見本墓石が建っていたのを、すぐに購入すると決められたのです。
 何か急いで建墓の必要があるのかなと、それとなく聞いてみると、案外あっさりと答えていただきました。
 ご主人が数週間先にがんの手術をされるとのこと。

  万一手術の経過が悪いと、、、と思いめぐらすのは当然のことでしょう。

 こちらもお墓に関係する費用を全ていただきましたし、後は希望の字彫りをして完成品にいつ仕上げるかだけでした。
 
 しかし字彫りの内容打ち合わせは退院後という事になり、無事に手術が終わる事を私たちも祈りました。

 そうなんです。このお墓はKさんご一家の病気治癒祈願でもあったのです。

 幸いなことに手術後は大変お元気で、このお墓はぼつぼつ一年近くになりますが、まだ一字も彫られていないまま建っています。会社としては少し困るのだけど、まあいいか。

 Kさん何時までもお元気に。お孫さんとも仲良く遊べて良かったですね。

霊園のちょっと良い話  その2

2013年02月26日 14時40分14秒 | 日記
今日は大宮市営霊園のすぐ斜め向かいにある”彩の国フォーシーズンメモリアル”におります。
この霊園は緑の植栽も多く管理棟も立派で、この辺りでは高級感のある霊園で、私も好きな霊園です。
ここでもちょっと良い話があります。

ほゞ毎朝、イタリア製の可愛い自動車に乗って、お参りに来られる60歳前後のお母さんがおられます。
墓誌を見るとなんと30歳という若さで亡くなられた、可愛かったであろう娘さんの墓前に花を供えて、しばしたたずんでおられるのです。
一匹の黒犬が石で彫られており、その墓前に置かれていますから、きっと気づいている方もおられるでしょう。
恐らく娘さんが可愛がっていた愛犬ではなかったかと想像します。
そして母親がお参りに行っている間、車の中で手持無沙汰げに、しかしおとなしく待っている茶色のトイプードルがまたなんとも可愛いい。お母さんのお帰りをじっと待っています。

お墓は出来ればしばしばお参りに来てあげたらと思います。生前は元気で生活されていた方が、今はそこに眠っておられるのです。
日常生活の中では、亡くなられた直後は歯が抜けたような違和感を家庭内に感じるでしょうが、そのうちそれがだんだん気にならなくなります。
しかし、このお母さんのように忙しくてもお参りに来られる姿を見ると、お墓とは故人の事をしばし思い出す場を提供していると思います。

日常生活が忙しければ忙しいほど、ほんのちょっと霊園に寄ってみるという、故人と心を通い合わすということの大事さを感じます。

そういう意味で、霊園は出来れば自分の居住地の近くに探すのが良いのではと思います。

昨日の話は”彩の恵”霊園でのお話です。





霊園のちょっと良い話

2013年02月25日 13時35分28秒 | 日記
 私はプロフィールに書いているように、今は首都圏にある霊園で案内やアドバイザー役をしています。
 公園墓地のような霊園を見学されたい場合は、たいていの霊園では案内役の人が顔を出す筈です。
 その霊園に墓石を建墓する各石材店から数名が派遣されて、順番に見学に来られるお客様をご案内するというのが一般的な案内方式です。
 親族内に不幸があり急きょ建墓したい場合や、自分達の子供さんに頼んでも建墓してくれるか不安だという事で、ご夫婦で建墓を検討するために来園されたりと(こういう墓を寿陵墓といいます)、お墓を必要とされる時はいろいろなパターンがあります。
 まあしかし、建墓の必要を感じた時はその霊園に待機している案内係りに相談するのが、結局失敗しないお墓選びになると思っています。
 そういった形で建墓しても、そのあと一向にお参りにも来られない方がたくさんおられます。
 親族が誰も来られずに風雨で汚れたままのお墓を見るのも、せっかくお勧めした我々としても、少し残念な感があります。(霊園内の通路などの管理清掃は年間管理料で行われますが、個々のお墓の清掃は万一の傷つきなどの問題もあり行いません)
 ある霊園で、毎日放課後に自転車に乗ってお参りに来る女子高生がおられました。おじいちゃんの入っているお墓に両手を合わせに来られるのですが、きっとこの娘さんがおじいちゃんから大事にされていたのだろうと、私たちから見ても本当に微笑ましく感じることでした。
 しかし、最近は姿が見えません。恐らく女子寮かアパートの一人暮らしで、自宅から離れての女子大生活になったのだろうと想像しています。
 きっと彼女は心やさしい女性に成長される事と楽しみにしています。

引越しについて考える その2

2013年02月23日 13時27分15秒 | 日記
引越しが多いと、自分の住居を持つべきかと悩む時があります。
私の場合は、ほとんどマンションを借り上げ社宅として決めてきましたが、実は福島市内に住んだ時の事です。
東京、大阪などの都会地から転勤した時に、地方都市の土地代がこんなに安いとは、とびっくりしました。
平成6~7年の頃でした。小高い丘の上にある造成地の分譲地でしたが、夜は福島の繁華街の夜景が美しく見えました。
なんと100坪近い区画のところもあり、当時はバブルの後でもあり、なんとなく高級な造りの家を新築しちゃった。それでも東京のチンケナ分譲価格並み。
たっぷりの芝生の庭は最初は良いと思ったのですが、夏になるとともに雑草が生え出しました。
仕事が忙しいのに雑草取りで腰は痛くなるは手指は傷だらけ。
トヨタホーム製の鉄骨はびくともせず狂いもせず、住むには快適でしたが3年もせずまたもや転勤命令(泣)。家族はあと3年ばかりそのまま住みましたが、後は賃貸にして家賃でローンを払っていました。
しかし、その後も福島市に戻ることなく何時帰る事が出来るのやら。
結局、12年後に売却。不動産価格は下がるばかりで大幅赤字でした。
そのあと数年は売却して損したと思っていたのですが、二年前の311の原発事故で福島市にも放射能塵が降りそそぎ気の毒な事に。個人的な想いではほっとしたのですが、あの美しい造成区画を台無しにした原発に大きな反感を感じたのも事実です。
自分の住処を決めるコツは、これで転勤はないという事が明確になった時か、子供たちがそこで住み続けたいと言った時以外は、いくら魅力的な物件があっても買わない事です。
これだけ少子化が続くと、そのうち中古物件があふれる事になるのは間違いなし。
日本の人口を増やす抜本的な政策を取るでもなく移民政策をとるでもなく、じりじり人口が減っていく日本で、今更経済成長を3本目の矢にするなんてことは、眉唾に感じる今日この頃です。
<今日の格言>  人間所詮は塞翁が馬。人生に悲観は禁物。無理な高望みではなくとも希望を持とう。



ブログ始めました。今日は転勤について考えるです。

2013年02月22日 10時40分59秒 | 日記
以前の仕事の関係もあり、関西から主に東の地域で生活をしてきました。
大阪市内、寝屋川市、八尾市、東京都江戸川区、杉並区、神奈川県伊勢原市、相模原市、福島市、いわき市、名古屋市東区、山形県米沢市そして今はさいたま市見沼区と12回ばかり引越しをしました。
各地域で3~5年の生活でしたが、過去を振り返ると嫌な思い出よりも懐かしかった事が多く思い出されます。
各地でそれぞれ友人もでき、今では年賀状だけのお付き合いもありますが、家内も合わせて500枚近い年賀状を出すたびに、各地の人々との楽しかった付き合いを思い出します。
同じ社内でも転勤が少ない人、転勤でも単身赴任を続けるタイプの人、いろいろのパターンがありますが、私は子供の進学の一時期を除いて極力家族と共に引越しをしました。
このメリットは何と言っても、新しい場所で新しい人々と出会える事です。関西弁など言葉の違和感を与える事もあるかもしれませんが、これがまた東北などでは「よく来られた」と温かく迎えていただきました。
自己費用で引越しをするのは大変ですが、これもサラリーマンの有利なところで経費に関しては直接の負担はかからない。(もっとも実際は家具の更新やなんだかんだと余分な費用がかかる事は事実で、実際は経費倒れですが、新しい地域で生活を出来ると思えば安いもの。)
会社から転勤命令が出るサラリーマンは、出来る限り家族を連れて動かれる事を勧めます。
海外赴任?いいじゃないですか。出来れば家族で一緒を希望しましょう。海外の生活を経験するこんな良い機会を見逃す手はありません。
まして国内なんて何のことはありませんぞ。人生前向きに行きましょう。