録画しておいた「ダイヤルM」を見ました。随分前の映画ですね。ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」のリメイク。ヒッチコックは金髪のヒロインを好んだと言われますが、これもヒロインはG・パルトロー。今はやりのオマージュってやつでしょうか。私は彼女のファンですが、この映画は見ていなかった。CATVのプログラムで見つけて、これ幸いと録画しました。大筋(犯罪の設定)はオリジナルに準じていますが、お話は別モノ(そりゃそうだ。ネタバレだもの)。ヒッチコックではG・ケリーが危機に追い込まれるので、最後のどんでん返しにインパクトがありました。どちらも「鍵」がポイントなのは同じですが‥。ニューヨークの風景も昨年行ったので、楽しめました。ハドソン川のクルーズ船やパーティの会場がメトロポリタン美術館の一階だったり‥。
最近のディスク・ユニオンは豊作です。探していたレコードが見つかるチャンスが増えているような気がしますね。それに優れたレコード・クリーナーの普及のせいか、盤質がとても良い。このレコードはモダン・クラリネットの巨匠T・スコットのリーダー作で、傑作の呼び声高いアルバム。A面の三曲は、D・ゴードン~W・グレイの「CHASE」の裏面にオマケみたいに収録されていたもの(1953年12月29日のセッション)と被ります。聴きものはB面です。ライヴ録音のせいもあるのでしょう、とてもテンションの高い演奏。スコットももちろんですが、D・カッツ、M・ヒントン、P・J・ジョーンズが一体となったプレイは本当に素晴らしい。いろいろ探しましたが、さすがにB面の音源は見つからない(少なくとも日本では見られない)ので、A面に収録されている「Sweet Lorraine」をリンクしておきます。こちらはベースがP・ヒース、ドラムスはO・ジョンソン。