南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

シャブ漬けならぬカネ漬け

2013-06-20 12:44:35 | 経済
シャブ漬けとは覚せい剤などの薬にどっぷりと漬かって、抜け出せなくなった状態のことです。
アルコール依存症などと違いそこから抜け出すことは至難の技です。
抜けられないとどうなるか…自分の脳がカスカスとなり、廃人になってしまいます。

世界中でシャブ漬けならぬカネ漬けが発生しています。
中国の「影の銀行」も話題になっています。
そろそろ中国不動産バブルが崩壊するのではないかと真剣に心配したのは2010年5月のことでした。
県主催の友好訪中団の一員として5年ぶりの中国を見聞きし、あまりの急成長ぶりにびっくりしました。
よくこれだけの巨額なお金を調達できるものだと疑問に思い、知り合いの中国人にそのカラクリを教えてもらいびっくりもしました。
あれから3年、もうそろそろ限界を迎えるころです。

中国の「影の銀行」とは、銀行を介さないで資産運用を図っている「大手企業集団」のことです。
地方ではインフラ開発のためにこの「影の銀行」を利用するのですから、中央政府が金融引き締めを図ってもなんの効果もないはずです。
実際に融資の焦げ付きや延滞などが起こっているといいますから、下手をすると米国のサブプライム問題に類似した大問題に発展する恐れがあります。

米国の金融緩和政策の縮小も遠のき、日銀はこれからお札の大増刷、世界中まさにカネ漬け状態です。
シャブ漬けは人を廃人にしますが、カネ漬けはバブルを発生させ、子どもたちの未来を奪います。
いつか来た道がまた近づき始めています…

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