南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

第2回地方連合代表者会議

2012-05-31 15:54:11 | ユニオン
いつもは東京の連合会館で開催される「地方連合代表者会議」ですが、今回は宮城県仙台市で開催されました。
東日本大震災の被災地支援や、中央委員会終了後の被災地視察を兼ての開催とお聞きしました。
片道4時間の旅は少々負担ではありますが、それだからこそ意味あるものにしなくてはなりません。

どうしようかと悩みながらも、昨日も質問をいたしました。
しかし、言葉足らずのせいか議論が噛み合わずに消化不良で終わってしまいました。
おかげで牛タンを肴にして呑み過ぎて昨晩はまたダウン…ブログ更新ができませんでした。

二日目の今日は、村井県知事のミニ講演が印象的でした。
大震災からの復興について語りましたが、政府の対応については高く評価しています。
マスコミだけの情報で判断してはいけませんね。

中央委員会も時間どうり終了し、また長い新幹線の旅です。
二冊目の本に入ろうか、それとも寝て帰ろうか、その前にブログを打ってます。

今日も大荒れ

2012-05-29 17:12:24 | Weblog
昨日の午後5時過ぎ、県庁からの帰り道でとてつもない大雨に見舞われました。
傘は差していてもまったくの役立たず、頭から足元までぐしょ濡れでした。
事務所で靴下を脱いで絞ってみたら水が…。
背広もぐしょ濡れで惨めな格好でした。

今日は終日事務所内での来客対応と事務仕事でしたから救われましたが、雷の音を聞きながらのPC作業にビクビクものでした。
それにしても今年の天候はどこかおかしいですね。

これ以上嫌なことがおこらなければいいのですが…。
少々不安です。

新「浜松地協」誕生

2012-05-28 18:05:05 | ユニオン

27日(日)コンコルド浜松にて、新「浜松地協」が誕生しました。
旧「浜松地協」と「浜北・北遠地協」が統合して、21産別・150組織・44,000名という県内最大の地協となりました。
これまでの両組織のご苦労・ご努力に感謝申し上げます。
このことにより県内の地協は9つに集約され、それぞれ外出しの事務所と専従職員を配置するという体制が整いました。
設立大会でこんなご挨拶をさせていただきました。
「…目指すべき地協の姿は明確です。
地域に役立つ、地域から頼りにされる存在になること。
仲間の輪を広げ続けること。
本音で話せる場をつくること。
私たちの回りは不安だらけ、大きな危機に見舞われている現代です。
数多くのリーダーが出現することだけが、危機から脱出し社会を発展させる原動力だと私は思います。
それぞれの地域でどれだけのリーダーが、どれだけがんばれるのかではないでしょうか。
県内最大の地協として熱い期待をしています。
ともにがんばりましょう」

(28日静岡新聞)


リアルすぎたグループワーク

2012-05-27 09:00:36 | ユニオン
東遠地協の対話集会へ向かう前に事務所へ寄って新聞チェック。
ひとつの記事に目が留まりました。
「リコー、静岡の工場閉鎖」、来年3月めどに御殿場事業場を閉鎖するというものです。
従業員は約1200人で、正社員は他の事業場に配転し雇用を維持するということですが、事態はそんなに甘くありません。
というのも以前、ここの社員から労働相談を受けたことがあるからです。
この会社には労働組合がありませんから、相談者に強く労組結成を勧めましたが、つくろうとすると強い圧力がかかってつぶされるという話でした。
記事を読みながら今日のグループワークのテーマにしようと決めました。

対話集会でのグループワークは、2テーマ選定します。
ひとつは自由選択ですが、今日は2テーマとも指定させていただきました。
そのうちのひとつに「リコー問題」をからめました。
“本音で話せる場をつくる”のなかの「直面する問題に対して、真正面から向き合う覚悟を持つ」がグループワークのテーマです。
事例としてこの事業場閉鎖を取り上げて、「もしあなたが委員長だったらどう対応するか」について3グループで話し合いました。
ここ3期の決算報告を調べたり、平均年齢や平均年収も参考資料として提供しました。
実際に自分たちも同様の経験をした労組もあったりして、その経験談を話したりして、みなの顔つきも変わってきます。
ちょっとリアルすぎたグループワークになってしまいましたが、あっという間に2時間が経ちました。

懇親会では真逆のステキな話を聞きました。
各月の定年退職者を招いて、社長と委員長が毎月昼食会を開くという話です。
それ以外にもステキな話がいくつも聞けましたが、これもまた“本音で話せる”効果ですね。
でも私の胸にある事業場閉鎖の“わだかまり”は、今朝になっても残っていました。

いつか行く道

2012-05-26 10:38:34 | Weblog
いいお天気です。
空は青くて、気持ちのいい風も吹いています。
今日は午後からの仕事ですから朝食後に散歩に出ました。
ゲートボール場の方角から自転車に乗ったお爺さんが見えます。
95歳になるSさんでした。

昨晩の夕食時の話を思い出して独り笑い。
女房もボランティア参加しているS型ディサービス“いきいきクラブ”の話です。
町内の公民館にお年寄りが集まっての交流会に、このSさんも奥さんと一緒に参加するとのこと。
ところがご高齢のためか少々ボケが入っており、何回血圧測定をしても「俺はまだやってない」…。
奥さんの姿が見えなくなると不安になって探し回るし、「お墓参りに行ったよ」と聞くと昔の墓地で迷っていることもあったそうです。
ひとりでは何もできませんが、なぜかゲートボールだけは熱心で、練習が休みの日でもとにかくグランドには行くそうです。

今日もそのグランド帰りでしょう。
Sさんに「おはようございます」と挨拶すると、誰と間違えたのか「まだ誰も来てないよ」と変な返事が返ってきました。
(あれ?ゲートボールの仲間と間違えられたのかな)
相当がっくり…でも私もいつか行く道ですから、お年寄りは大事にしましょうね。


会社は家族

2012-05-25 17:37:09 | Weblog

静岡県の主導で設立された「静岡県雇用創造県民会議」では、平成25年度までに3万人の新たな雇用の創造を目指しています。
その目標に向かって産業界、労働界、教育界、国、県、市町などあらゆる関係分野が連携・協力しています。
しかし一方では、残念なことに企業業績が悪い企業で深刻なリストラ策がとられています。
そんな情報を聞くたびに、もう少しがんばれないものか、賃金を下げてでも雇用は守るべきだと歯ぎしりをするのは私だけではないはずです。

24日の静岡新聞に「会社は家族」と題した坂本光司氏の寄稿記事がありました。
その中でこう書かれております。
『…業績重視のリストラ策は、何ら罪のない社員や社外社員(下請企業)はもとより、その家族の支持を得ることも決してできないだろう。
そればかりか、今回は運よくリストラを逃れた社員やその家族も愛社心や信頼感を著しく損ね、逆に組織や経営者に対する強い不信感や反発心を抱いてしまう』

そして正しい組織のあるべき姿としてこう述べています。
『…つまり、1割の社員をリストラするのではなく、全社員が1割の賃金を削って仲間や同士の命と生活を守るべきである』
労働組合のリーダーでも、これだけはっきりと言い切れる人はなかなかおりません。
ぜひ全文をお読みください。


歴史に学ぶ

2012-05-24 15:10:16 | Weblog
NHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が上がりません。
開始早々から兵庫県知事に「薄汚れた画面」だとのクレームをつけられましたが、NHKは意に介さず相変わらずの「薄汚れた場面」です。
庶民は疫病で苦しみ、路頭に放置された死体もあり、まるで異臭が漂ってきそうなリアルさもあります。
為政者はどろどろとした権力争いにうつつを抜かし、人間の醜さがミックスされて、視聴者の気持ちを暗くさせてしまいます。
これで視聴率が上がるとは思えませんが、NHKはなぜこの物語を大河ドラマに選んだのでしょうか?
昔から大河ドラマは現在の世相を映すものだと言われてきました。

ドラマは朝廷や貴族が支配する平安時代から始まりました。
もちろん最高権力者は天皇ですが、その天皇を退いたのちになる上皇、そして仏門に入って法皇になるまで院政を敷いた白河法皇から物語はスタートします。
絶大な権力を持つ白河法皇(伊東四朗が扮しました)が亡くなると、権力争いは壮絶さを増していきます。

先週回は天皇派と上皇派に分かれての争いに武士も巻き込まれていくところで終わりました。
これが「保元の乱」の始まりですが、この争いでは平清盛と源義朝は協力しあって、勝利を収めます。
しかししばらくすると勝者の中で対立が起こり、「平治の乱」が始まり、この闘いで平家と源氏は激突します。
闘いに勝利したのは平家でしたが「驕る平家は久しからず」、情と色とで助命を許した義朝の遺児「頼朝」と「義経」の手によって平家が亡ぼされたのは1185年「壇ノ浦の戦い」でした。

“いいくにつくろう(1192年)鎌倉幕府”源頼朝が征夷大将軍になって武家政治がスタートします。
その後、室町時代、安土桃山時代、そして“ひとむれさわぐ”(1603年)徳川家康が江戸幕府を開くまで、日本の国は混乱が続きました。
白河上皇が院政を始めた1086年から500年以上もの時が過ぎていました。
さて大河ドラマが現代とダブらせているものはなんだと皆さんは思いますか?
そう考えると、ちょっと怖いドラマですね。

意識すれば道は開ける

2012-05-23 17:41:51 | ユニオン
埼玉での会議2日目は、「和解技術」の勉強でした。
35年間にもわたる裁判官や判事の実経験から話される講義内容に、学ぶところが多い講演でした。
現在は学習院法科大学院教授をされている草野先生は、日本の長所をとりいれた「WAKAI」理論を海外へも積極的に発信している方です。

労働紛争は労使の利害やメンツが複雑に絡んだりして、長期化することがままあります。
10年以上続いていた配転無効事件の和解例などを参考にしながら、まずは“成功を意識”することを勧めました。
和解解決が当事者に与える未来を意識したり、和解解決ができたときの喜びを意識することでまずは道が開けるといいます。
なるほどそのとおりで、夢は見なければ実現しないし、ポジティブに考えていくことで未来は開けます。
どんなにがんばっても失敗するリスクはいつも抱えていますが、それでも前向きに挑戦する必要はありますよね。
単なる「和解技術論」ではない有意義な講演でした。

非正規雇用の公務労働者問題

2012-05-22 17:30:36 | Weblog
さいたま新都心に来ています。
労働委員会の会議ですが、本日のテーマは「地公法と労組法」に深く関わる問題です。
民間企業で働いている非正規社員の問題は、大きくクローズアップされていますが、公務職場に働いている臨時社員や有期社員は相当増えております。
ところが現行法では、公務職場で働く非現業職員は、労組法の適用を受けません。
公務員制度改革がどんどんと進む陰で、最も憂慮すべき労働者がここにおります。
しかし、この人たちには連合静岡ユニオンのような駆け込み寺が見当たりません。
解決を図るためには、地方公務員法中の職員団体の適用を受けなければなりません。
しかも労組法の適用を受けませんので、労働委員会の救済は受けられません。

公務職場で働く臨時・有期職員の様々な労務問題についても、その雇用契約のあり方や法整備について、もっと改善を要すべきだとも意見を述べましたが、やはり組織化していくことが必要ですね。

932年ぶり

2012-05-21 17:09:12 | Weblog

ちょうど7時20分ごろに、静岡駅南口を通りましたら大勢の市民が真っ黒なメガネをかざして、金環日食を観察していました。
朝の会議がありましたので、後ろ髪をひかれる思いでその場を離れましたが、他の場所でも同様の光景です。
なかには手をかざして裸眼で太陽を見ている人もいましたが、危ないですよね。
私も含めて金環日食を見落とした方はこちらをどうぞ。
(ユーチューブ投稿作品から拝借いたしました)