南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

あなたに○○頼みたい

2012-07-31 18:32:07 | ユニオン
連合東海ブロック政策研究集会が岐阜県でありました。
昨日は古賀会長を招いてのタウンミーティングも開かれましたが、残念ながら私は参加できませんでした。
1日目終了後の懇親会からの参加となりましたが、たくさんの仲間たちと有意義な時間を共有できました。

2日目の今日は、各県の「地域に根ざした活動」報告と、5グループに分かれての分散会です。
初日の「働くことを軸とする安心社会」について意見を求めたところ、どこかもうひとつピンと来ていない模様でした。
そこで分散会の最後に3つの質問をいたしました。
30人余りの参加者には目を閉じていただいて、YesかNoで答えていただきました。
ひとつめは「あなた自身は、今、安心社会の中で暮らしていると思いますか?」
ふたつめは「あなたの家族全員は、今、安心社会の中で暮らしていますか?」
みっつめは「あなたの地域(町内会としましたが…)の人たちは、今、安心社会の中で暮らしていると思いますか?」

安心社会の中で暮らしていないと答えた人は、ひとつめ:1人、ふたつめ:4人、みっつめ:10人でした。
課題を正確に認識するためには、できるだけその課題を自分の足元から確認していく必要があります。
視野を広げていくと、どんどんとその課題が見えてきます。
見えてきたらしめたもの、解決するためにどうすればいいかを考えて、ひたすらに取り組むだけです。
ひとりでは限りがありますから、周りの人たちに手助けを頼みます。
しかも具体的に頼みます。
『○○さん、この課題を解決するため、あなたに○○を頼みたい。ぜひお願いします』

昨夜もいろいろな人たちと話をしながら、またいくつかの課題を教えていただきました。
雇用環境はますます厳しくなるでしょう。
介護施設はたくさんできていますが、利用料を払えない人たちもますます増えて、施設に空きが出始めていることも知りました。
本気になって世の中を根本から変えないと救われないかもしれません。
さて、どうしましょうか?

元気と自信を取り戻そう

2012-07-30 15:46:04 | Weblog
全労済県本部第3回代表者会議にて次のようなご挨拶をいたしました。

『…「今、再び、協同組合の原点に帰れ!」国連が定めた“国際協同組合年”の切なる訴えです。
日本もそうですが、世界中に居場所を見失った人たちがあふれかえっているからです。
東西冷戦がソ連の崩壊によって終結したのは1991年でした。
今思えば、ここから資本主義の暴走が始まりました。
行き過ぎた資本主義は、新自由主義経済・市場万能主義経済とも呼ばれました。
すべては市場の求めるままに、弱肉強食、自己責任の社会、利益になることならどこへでも乗り込みます。
多くの規制緩和が為され、安全や福祉や公共の場も競争にさらされることとなりました。

4月に起こった関越自動車道の高速ツアーバスの悲惨な事故がその結末です。
その後の調査でなんと9割を超える会社で法令違反が見つかっています。
これは行き過ぎた資本主義のほんの一例です。
我が日本も大変な状況にあります。
35%を超える非正規労働者、206万人の生活保護受給者…

虐げられた人たちはどこへ居場所を求めればいいのでしょうか?
まさに産業革命直後に誕生した“協同組合”の復活です。
ひとつの資料を紹介します。
静岡の労済労組と労金労組の学習資料の中にあった「新潟大火の教訓」です。
共済制度をスタートさせた5ヶ月後に新潟で大火事が起こります。
共済会計残高では加入者への給付は賄えません。
ここで挫折したらせっかく灯した共済の火は消えてしまいます。
時のリーダーたちは重大な決断をします。
1、被災者には完全給付を行うこと
2、その財源として労金から融資を受けること
3、返済計画として県内労働組合へ共済全員加入運動を展開すること
そして現在の隆盛があります。

こういった学習も全県下で進めて行きたいと思います。
私たちの手で、もう一度組み立てていきましょう。
“助け合い”とは何か。
“支え合い”とは何か。
どうぞ一緒になって頑張りましょう』

時間の都合で紹介できませんでしたが、その資料の最後に当事者の言葉がありました。
「それにしても組織の力とは偉大だと思う。
資本家が財力に頼り、企業が資本金によって力を誇示するが、我々の組織は無限の財宝である。
一人の力は貧しく弱いかもしれない。
しかし結集し団結すれば無限の力を発揮することを知った。
その力をくみ上げるもくみ上げないも指導者と日常活動にかかっていることを教えられた」

やればできるんです、やれるという強い気持ちを持ちましょう。
元気だして行きましょう。自信を持ってやりましょう。

アイパッド(^-^)/

2012-07-28 07:38:43 | Weblog

 

ほんとうに便利屋。


アイパッドで面白アプリをふたつ見つけました。
ひとつは“gooブログ”です。
これでブログ更新がさらに楽になります。
(飲み過ぎなければ•••ですが)

もうひとつは、“LINE”というアプリです。
これは通信用アプリで、登録している人と無料でメール(メールというよりチャットかな)できます。
自分の携帯番号で登録すれば、電話帳に登録されているメンバーの中で“LINE”で繋がる人が分かります。
登録して1時間もしないうちに、ある友人から連絡が入りました。
信じられないくらいにデジタル社会は進んでいますね。

この写真は、枕元で読んでいた本を、アイパッドで撮ったものです。


平和の国日本の奇妙さ

2012-07-27 18:23:11 | Weblog
ちょっと時間が空いたときにこのブログを読み返していると、時々日本が奇妙な国に思えてきます。
今年2月8日の「中東の不穏な動き」を読んで、あれからの出来事を追ってみました。
最近もシリア外務省が「戦争になれば化学兵器を使用する」と発表して物議をかもしました。
また内戦が続いて多くの死者を出していることに対して、国連安保理が三度制裁発動を提案するも、ロシア・中国は3度目の拒否権を発動しています。

2月7日「米国がシリア大使館を閉鎖」後の出来事です。

2月29日:シリア、弾圧死者数は7500人上回る=国連
4月22日:国連がシリアに300人の停戦監視団派遣へ
5月31日:シリアでさらに虐殺、国連ではシリア制裁求める協議始まる
6月17日:国連監視団、シリアでの活動を一時停止
6月24日:シリア軍、トルコ戦闘機を撃墜
6月29日:トルコ軍、シリア国境に装甲部隊配備
7月12日:シリア、反体制派200人虐殺
7月17日:首都ダマスカスで戦闘激化
7月20日:数千人の難民がレバノンに避難

2月8日のブログに続いて読んでもらえると、事態がよく分かります。
世界のニュースを眺めていると、日本だけ時間が止まっているように感じます。
(大丈夫かなー)

「エネルギー政策PT」を終えて思うこと

2012-07-26 17:55:11 | ユニオン
連合本部で「エネルギー政策総点検・見直しPT」が設置提案されたのは、2011年10月の中央執行委員会でのことです。
翌11月からPTがスタートされていきますが、このPTは日本のエネルギー政策の根幹に関わる重要なものです。
11月30日の地方連合会代表者会議でこの件に関してひとつの要望をいたしました。
それは本部で開かれるPTの情報開示です。
政府からの情報はもとより、原発に対して賛否両論の考え方や、著名な学者・評論家の意見もPTに集まるからであります。

検討の結果、PTで提供された資料や、PTでの議事録も提供されるとの回答をいただきました。
そこで連合静岡でも「連合エネルギー政策PT(静岡版)」を設置し、2012年1月よりスタートさせました。
毎月開かれるPTでは、本部より提供された資料をもととして、猛勉強をしたスタッフが講師を務めてまいりました。
また5月には東京電力さん、6月には中部電力さんの協力をいただいて「現場見学会」も実施しました。
電気の基礎知識もないとチンプンカンプンになりますので、科学雑誌「ニュートン」の特別号を参考書として、電圧と電流、直流と交流、送電と変圧などなど、中学生に戻ったような学習もいたしました。
これまで提供した資料は、厚さ4.5cmにも達しています。

私自身はこのPT設置前に体験した大井川水系のダム見学がもっとも印象的でした。
大井川水系13カ所合計の最大出力が65万kW、浜岡5号機1基で138万kWの現実を、まさしく現実として受け止めることとなりました。
5月に見学した伊豆の「マイクロ水力発電所」はわずか100kWです。
経済効率からいけば、到底成り立つものではありませんでした。

また最先端の電力系統システムに驚かされたり、6月の現場見学では土砂崩れによる電柱倒壊のトラブル対応に遭遇したりもいたしました。
昨晩は名古屋で電力総連の30周年記念式典がありました。
主催者挨拶の中で、「貯めることのできない電気、同時同量原則の電気、何としてもお客さんに電気を届ける使命感と責任感で、火力や水力など発電所で働く仲間たちや送電鉄塔に登る仲間たち、給電指令に携わる仲間たち…無停電社会に挑戦する仲間たちを支えて欲しい」そんな話がPTのおかげで実によく分かりました。

連合本部PTでまとめられた「エネルギー政策」が機関会議で確認されたら、連合静岡でもあらためて確認していきたいと思います。
原発に対する世論の拒否感には大きなものがありますが、しかし今すぐに全原発の廃炉を求めることには無理があります。
いよいよ自動車産業も海外シフトと生産効率化のための拠点統廃合に動き始めました。
どんな施策にもリスクは付き物です。
どのリスクを選択し、そのリスクをどうコントロールするかが鍵だと、私は思います。
自らの責任において選択をしなくてはならない場面です。
どこへいっても「一に勉強、二に勉強、三にも勉強」ですね。

見返り美人

2012-07-25 12:57:05 | Weblog

連合静岡が入居している労働会館の裏側ビルが取り壊されました。
1ヵ月間ほど、もの凄い騒音と振動に悩まされ続けましたが、今は静かで安心して仕事ができます。
裏側にあったビルは道路に面していましたから、道路側から労働会館の後ろ姿が見えるようになりました。
初めて見る後ろ姿がなかなか素敵です。
もうじき新ビル建設がはじまりますので、記念撮影しときました。

 

どうですか?正面はちょっと見せられませんが・・・。
後ろからみると、なんとなく“見返り美人”的だと思いませんか?  


介護職員からの相談

2012-07-24 17:19:22 | ユニオン
介護福祉士をしているという女性から労働相談が入りました。

「もしもし、介護の仕事ですが、介護職員の処遇改善交付金について聞きたいのですが…」
(困ったな、ちょっとわからないぞ)と思いながらお聞きしました。

「確か1万5千円か2万円くらいの給与補助がされたはずですが、私の職場では介護特別手当という名目で払われています」

(そういえば政権交代でそんな取り組みがされたなー)
『そうですね、そんな制度がありましたね』

「ところが私の職場の仲間に聞くと、支給額が各人まちまちなんです。
これっていいんでしょうか?」

(さて困ったぞ、私には分からない)
『済みません、ちょっと分かりませんので、また勉強しておきます』

この件はこれで終わってその他いろいろなお話をしましたが、問題点はいくつもあるようです。
彼女には連合静岡メイトや連合静岡のHPを紹介しましたので、ひょっとしたらこのブログも読んでくれるかもしれません。
期待しながら、勉強結果を報告します。


この制度は「介護職員処遇改善交付金」と呼ばれるものです。
平成21年10月から平成23年度末まで国庫補助で行われ、今年4月からは介護保険交付金として継続されています。
交付金を受けようとする事業者は、いくつかの支給要件を満たす必要があり、処遇改善計画書を職員に周知の上で県に承認申請を提出します。
事業者には直接的メリットが少ないために申請しない事業者もあります。
(21年度:76.4%、22年度83.9%、23年度:84.6%、24年度:83.9%)
また交付された交付金の配分は事業者の裁量に任されますので、相談者の問い合わせのように職員によって交付金の額が増減しても違法ではありません。
(静岡県健康福祉部にお聞きしました。ありがとうございます)


福祉・介護職場には、まだまだ未整備な労務管理があります。
民間参入が悪いとは思いたくありませんが、利益第一主義の事業者も増えているような気がします。
なんとかしてきちんとした労働組合をつくりたいものですね。

アンパンマンの歌詞

2012-07-23 17:12:27 | ユニオン
ヤマハ労組の定期大会では毎年なかなかユニークな話が聞けます。
今日の大会でも、ある来賓が「アンパンマンの歌」を披露しました。
歌を歌ってくれれば最高でしょうが、意味深い歌詞の読み聞かせです。
なるほどと感心しながら聞き惚れました。
こんな歌詞です。



 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも

 なんのために 生まれて
 なにをして 生きるのか
 こたえられない なんて
 そんなのは いやだ!

 今を生きる ことで
 熱い こころ 燃える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

 なにが君の しあわせ
 なにをして よろこぶ
 わからないまま おわる
 そんなのは いやだ!

 忘れないで 夢を
 こぼさないで 涙
 だから 君は とぶんだ
 どこまでも

 そうだ おそれないで
 みんなのために
 愛と 勇気だけが ともだちさ
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

 時は はやく すぎる
 光る 星は 消える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ どんな敵が あいてでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため


“気がかり”

2012-07-22 21:56:57 | Weblog
入院見舞いに行きました。
“病は気から”とも言いますが、気が弱ると回復が遅れます。

いろいろ話を聞いているとその“気が弱る”原因が見えてきます。
それが“気がかり”です。
いつしかその“気がかり”に気を喰われてしまうのですね。

まずはその“気がかり”に自分自身が気づくことです。
意識しないと案外気づかないものです。

“気がかり”に気づいたら信頼できる人に打ち明けます。
それだけでも“気がかり”は軽くなります。

そしてどうしたらその“気がかり”を解消できるのかを考えてみます。
信頼できる人と話しているうちに自然と答えが出てきます。
不思議なことですが、これが“対話の力”です。

今夜は私自身と“対話”しながら眠りにつきたいと思います。

安全の追求

2012-07-21 17:27:20 | ユニオン
各産別や単組の定期大会シーズンになってきました。
今日は「JR東海ユニオン東海地方本部」の大会でした。
組合員のみなさんを前にして来賓として話をさせていただくだけでありがたい訳ですが、それぞれの大会で学ばさせてもらうことも私にとっての大きな勉強です。

どこの労組でも議案書がつくられます。
経過報告と活動方針にまず第一に掲載されるのは、大体にして組合員利益の追求です。
しかし「JR東海ユニオン」では、第一に掲げられていたのは“安全の追求”でした。
この使命感にはとても感銘を受けました。
あの関越自動車道で事故を起こした貸し切りバス会社とは大違いです。
おそらくあの会社が求めていたものは“利益の追求”だったのでしょう。

どうぞ、とことんまでの“安全の追求”をお願いいたします。