父 綴ります。
15年前に導入した’40psコンバイン’の残しておきたい必要な部品は、
差し当たって駆動輪2個と、2個の転輪と、クローラーの右左でした。
それらを全て新品値段に換算すると、30~40万円になるので、
少々の手間を掛けてでも取り外せば、儲け、儲け。
雨模様続きを利用して3っ日間。
昨年に、取り外してた’刈り取り部’、’籾タンク部’以外の
’脱穀部’や、’燃料タンク’、’油圧作動部’、を分解外し作業をしました。
これらに、思ってた以上に手こずって、難儀を強いられてしまいまた。
膠着気味のボルトやナットを、まずはメガネレンチでチョッと緩めて。
速やかにネジ部を緩めるために、ラッチェットレンチでガチャガチャ・・・・チャッツチャッツ・・・・。
やってもやっても外れてきてくれません!。
脱穀部からの、モミ搬送ラセン部もボルトネジと歯車チェーンが緻密に組まれてて、、、。
油圧作動の部分も、油圧タンクをはじめ、ホースや、制御電線やらが沢山使われてて、、、。
デージェルエンジンからの駆動ベルト部も、頑丈な作りになってて、、、。
作業の3分の2以上を、12ミリやら14ミリやら17ミリやら、部分的に13ミリの頭経のボルト外しに。
「傳さん」と「妻」と「私」の3人は、思ってた以上の大苦戦!
皆が一様に、『すっごーい!!!。流石に700万円の機械だけの事がある~。』って再認識してしまいました。
『こんだけの複雑な制御部を、集約して組み込んでる~。』
『耐久性にも優れて~。』
『部品の組み合わせを考えた設計者も。 それに応えて作った下請け企業の職人さんも。すっごーい!!!。』
’稲の刈り取りコンバイン’が世に出てから45年程が経ったと思いますが。
(分解してるコンバインは、初期からいうと30年経った頃に作られたやつです)
開発会社の人も、協力して部品製作した人も、使いながら性能要望を上げてきた農家の人も、皆が皆エライ。
(ちなみに外したボルト・ナットだけでも、数えてみたら450個以上ありました。)
私が農林高校在学の1年生頃に、黎明期のコンバインを見ました。
’生稲’を刈り取って、そのまま生脱穀する夢の機械でした。
勿論、稲が詰まったりしてのトラブルは当たり前でしたが、、。
分解してみて初めて、開発者の努力と工夫。 弛まない機能向上への挑戦の跡を知りました。
そんな厭しむべきコンバインに、「惜別の別れの清酒」を注いで後、鉄屑として”伊藤金属さん”へ旅立ちをさせました。
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