富士重工業のモータースポーツ部門を担うスバルテクニカインターナショナル(STI)はコンプリートカー「スバル・インプレッサR205」を400台限定で発売した。「インプレッサR205」は、スバルのハイパフォーマンスモデル「インプレッサ WRX STI」をベースに、STIがスペシャルチューンを施したコンプリートカー。ただし、競技ベース車でもある「WRX STI spec C」とは異なり、サーキットなどの特別な場所よりむしろ、一般道における操縦安定性の向上にこだわったモデルだ。具体的には、STI製のダンパー&スプリング、フレキシブルタワーバー、フレキシブルサポート・リヤなどを与えるなどして、ドライバーが意のままに操れるハンドリングを追及。さらに、新開発のフレキシブルドロースティフナーや、専用開発のタイヤ(ブリヂストン・ポテンザRE070)なども採用し、しなやかな乗り心地と信頼感のある乗り味を両立させたという。エンジンは、専用ボールベアリングターボや、特別なチューニングを施したECU、オリジナルスポーツマフラーなどの装着により、シリーズ最強となる320ps/6400rpm、44.0kgm/4400rpmを発生。加速性能のアップに合わせ、前後ブレーキはブレンボ製のローター、キャリパーを装備、ドライバーのイメージ通りの減速も約束する。エクステリアも、前後のアンダースポイラーやルーフスポイラーで空力特性をバランスさせつつ、専用のフロントグリルやサイドガーニッシュなどで質感の向上も図ったという。価格は、473万5500円!
限定400台で販売される「R205」
「R」の頭文字には、ロードスポーツの意味が込められている。
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