「樹の組曲」

2020-12-19 | 【断想】音楽

 ジャン・シベリウスの「5つの小品集(樹の組曲)op.75」。
 1.ピヒラヤの花が咲くとき
 2.さびしい松の木
 3.ポプラ
 4.白樺の木
 5.モミも木
 ピアノ曲である。
 シベリウスが、木々との会話の中で生み出した曲だそうだ。
 リスト・ラウリアラの演奏で聞く。
 今は、待降節、クリスマス・ツリー。
 樅の木。


「フィンランディア」

2020-12-14 | 【断想】音楽

 昨夜、シベリウスの「フィンランディア」をベルグルンド・フィルハーモニアで聞いた。
 今夜は、ヤルヴィ・エーテボリで聞く。
 僕の持っている推薦盤紹介の本では、必ず、ベルグルンド指揮/フィルハーモニアが出てくる。
 でも、僕には、ネーメ・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団の方が、音のすみずみまで、何を言いたいか鮮明で、聞きやすい。
 「やすかれ、わがこころよ」(讃美歌298)の部分の出だし、いささか気になる点があったが、全体としてはよかった。演奏者がうまく合わさっていた。


北欧の民謡から

2020-12-12 | 【断想】音楽

 毎晩、「ナイト・ライツ」で、アート・ファーマーの優しいトランペットの音を聞いている。
 それで、アート・ファーマーの音を別のアルバムで聞き直してみたいと思っていた。
 「スウェーデンに愛をこめて」、「モダン・アート」、「シング・ミー・ソフトリー・オブ・ザ・ブルース:ブルースをそっと歌って」のCDがある。
 聞くには、北欧の民謡を素材にした「スウェーデンに愛をこめて」がいいかな。
 トランペットとフリューゲル・ホーンの音、優しげである。


サタデー・イブニング

2020-12-12 | 【樹木】ETC

 今は、サタデー・イブニング。
 ソニー・クリスの「サタデイ・モーニング」を聞く。
 午後の散歩で、赤い実が房になっている木を見かけた。
 何という名前だろう。
 イイギリ(飯桐)かな。
 多分、そうだな。
 確か、多摩動物公園の猿のいるところの近くにもあったな。


サタデイ・モーニング

2020-12-09 | 【断想】音楽

 リラックスできるジャズ・アルバムのひとつとして紹介されていた。
 それで、聞いてみようかと思っていた。
 ソニー・クリスの「サタデイ・モーニング」(1975 Xanadu:サナドゥ)。
 ソニー・クリス(as)
 バリー・ハリス(p)
 リロイ・ヴィネガー(b)
 レニー・マクブラウン(ds)
 6+1曲、収録されている。
 1.エンジェル・アイズ
 2.ティン・ティン・デオ
 3.ジニーズ・ニーズ
 4.サタデイ・モーニング
 5.マイ・ハート・ストゥッド・スティル
 6.アンティル・ザ・リアル・スイング・カムズ・アロング:本当のことがわかるまで
 7.コンフュージョン
 独特の音色で、なかなか聞かせる。
 アルト・サックスはそうだけど、ピアノも。
 評判のいいアルバムであることは納得できる。
 だけど、音の好みからは、もっと深みのあるのがいいかな。


あなたの家に帰りたい

2020-12-06 | 【断想】音楽

 「あなたの家に帰りたい:YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」。
 コール・ポーター作詞・作曲の歌曲。
 1943年の作品である。
 ヘレン・メリルが、「とても素敵なあなたのところに帰るわ・・・」と歌って、人気を得た。ヘレン・メリルの歌に、クリフォード・ブラウンのトランペットのアルバムは大ヒット。
 エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトンで、同じ曲を聞く。ヴォーカルはなしである。
 どちらとも、とてもいい。


アット・ストリーヴィル

2020-12-05 | 【断想】音楽

 ここのところ、ジェリー・マリガンをよく聞く。
 1956年録音の「アット・ストリーヴィル」(パシフィック・ジャズ)を聞こうと思う。
 このアルバム(CD)、ここしばらく見つからなくて、どこへ行ったんだろうと思っていた。丹念にさがしたら、出て来た。
 このCDのジャケットはおぼえていたが、アルバム名の「アット・ストリーヴィル」を忘れていたことが見つからなかった一因か。
 この演奏は、ボストンのストリーヴィル・クラブで、以下のメンバーで行われている。
 ジェリー・マリガン(bs&p)
 ボブ・ブルックマイヤー(valve trombone&p)
 ビル・クロウ(b)
 デイブ・ベイリー(d)
 手元のジェリー・マリガンのCD。
 ジェリー・マリガン・カルテット(1952,1953 パシフィック)
 ・ザ・ウェスト・コースト・ジャズ・オブ・ジェリー・マリガン~(クラウン・ジャズ)
 ・アット・ストリーヴィル(1956 パシフィック)
  ・マリガン・ミーツ・モンク (1957 リバーサイド)
 ・ワッツ・イズ・ゼア・トゥ・セイ(コロムビア)
 ・ナイト・ライツ(1963 ユニヴァーサル)
 ・カネギー・ホール・コンサート(1974 CTI)
 ジェリー・マリガンには、「ナイト・ライツ」の第2弾みたいなアルバムがあるはず。 「アット・ストリーヴィル」、ずっと聞いていると、あきてきますね。


マリガン・ミーツ・モンク

2020-12-04 | 【断想】音楽

 ジェリー・マリガン&セロニアス・モンクの「マリガン・ミーツ・モンク」。
 1957年録音、リバーサイド。
 ジェリー・マリガン(bs)
 セロニアス・モンク(p)
 ウィルバー・ウェア(b)
 シャドウ・ウィルソン(ds)
 1.ラウンド・ミッドナイト
 2.リズマニング
 3.スイート・アンド・ラブリー
 4.デサイデッドリー
 5.ストレート・・ノー・チェイサー
 6.アイ・ミーン・ユー
 CDでは、4と5と6の別テイク。6は、2つ。
 昨日、モンクが作曲して、自身で演奏している「ラウンド・ミッドナイト」を「セロニアス・ヒムセルフ」で聞いた。
 もとを聞いておきたかった。
 そして、このアルバム、ともかく、聞くときに、音楽そのものと言うより、この二人の出会いが、それぞれの演奏にいかなる刺激を与え、どうなるかが気になる。
 「ラウンド・ミッドナイト」を聞いて、それぞれの個性が出ながらも、全体として魅力あるものになっているように思う。
 これは、よく聞き込んでおらず、分かっていない私の感想に過ぎないかも知れないが。
 でも、モンクって凄いな。
 このアルバムは、ジェリー・マリガンの方からセロニアス・モンクに声をかけて成り立ったようだ。
 私の限られた本からの情報やチェット・ベイカーとの演奏を聞いて感じるのは、ジェリー・マリガンはいい奴だな、自己をしっかり持った人だなといこと。
 ナイス・ガイと言うこと。
 そして、このアルバム、稀なるものと言っていいのでなかろうか。
 ジェリー・マリガンの魅力、セロニアス・モンクの魅力が、互いに相手を思いやりながら表れている。お互いを損なうことなく。
 独特のものが共存し、全体として稀なる魅力を発している。
 ジェリー・マリガンは、セロニアス・モンクをジャズの先輩として、独特の魅力をもつ人として敬愛していたように感じる。
 セロニアス・モンクは、ジェリー・マリガンをどう感じていたのだろうか。
 演奏を聞いていると、「いい奴」と思っていたのだろうなと感じる。
 1~6を聞いた。あとは、これまでの曲の別テイクで、ボーナス・トラックだ。