朱の星と薄青の雲

2010-11-30 | 【断想】ETC
 俺のお気に入りのひとつ。
 島根の布志名焼の抹茶碗。
 朱と灰の色をした片身替。
 境は黒。
 黒のなかに朱の星と薄青の雲が浮かぶ。
 或る日のダンディズム。
 形は井戸。
 上田半七という人の作だ。
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むくいをのぞまで

2010-11-27 | 【樹木】ETC
 鎌倉・化粧坂で楓の葉を拾い、持ち帰ったことがある。
 そのとき、その人と一緒だった。
 十一月、あかく染まったいろは楓の葉を見ると思い出す。
 今日、その人の記念会があった。
 愛唱された讃美歌(日本基督教団出版局)のひとつ。
  むくいをのぞまで
  ひとにあたえよ、
  こは主のかしこき
  みむねならずや。
  水の上に落ちて、
  ながれしたねも、
  いずこのきしにか
  生いたつものを。
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秋なのだ

2010-11-27 | 【樹木】ETC
 確かに、枯葉が散り、秋の風景である。
 しかしながら、何かしっくりこないのはどうしてだろうか。
 俺自身にも、自然にも因があるように感じる。
 俺自身も自然の一部でしかないのだが。
 イタヤカエデ、エンコウカエデ・・・・・。
 カエデの種類のことを調べたのは一昨年だったろうか。
 すっかり忘れてしまった。
 今日見かけたトウカエデの葉は、その赤味が少なくて気になった。
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苔の庭

2010-11-23 | 【断想】ETC
 奈良の赤膚焼の碗で抹茶を飲む。
 苔の庭から、秋篠川のほとりへ。
 西ノ京を歩く。
 小降り。
 十一月。
 裳階のある三重塔。
 広くなだらかな屋根。
 空気がやさしい。
 願わくば、飽きるまで。
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のでないか

2010-11-18 | 【断想】ETC
 俺は、つぎのような言葉を糧に、精神の平静を得ている。
 のでないか。
 謡曲「安達原」より。
  世わたる業こそ物憂けれ。
  ・・・・・・
  かかる憂き世に明け暮らし、身を苦しむる悲しさよ。
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夜嵐の音に

2010-11-17 | 【断想】ETC
 木々の紅葉もすすむ。
 野も枯れつつある。
 去りゆくものが思われる。
 鬼女であろうと。
 謡曲「安達原」より一行。
 夜嵐の音に立ちまぎれ失せにけり。
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梢に翔つて

2010-11-15 | 【断想】ETC
 夕刻、口にしたもののせいだろうか。
 夜、空気に、かすかに旨みを感じた。
 帰り道には、謡曲「鞍馬天狗」を読んだ。
 言葉を拾う。
  優しの志
  梢に翔つて失せにけり
 旅人よ。
 ともに歩んだ者よ。
 何処へ。
 「優しの志」を抱いた友よ。
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秋の日

2010-11-13 | 【断想】ETC
 身のまわりの雑事を片づけて
 深まり行く秋を過ごしたい
 友のことなどを静かに思いたい
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遠いくにから

2010-11-12 | 【断想】ETC
 遠いくにの友からの手紙。
 先日、九月に亡くなった友の「お別れ会」。
 つくづく、思う。
 友から、大きな力をもらいながら自分があることを。
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夢の殻

2010-11-10 | 【草花】ETC
 まだ十一月、狗尾草は青い。
 狗尾草は「エノコログサ」。
 子犬の尾っぽ、通称で猫じゃらし。
 夢の殻をネコジャラシ。
 クスグッタクナイカイ。

 西脇順三郎の「旅人かへらず」122。
  十二月の初め
  えのころ草も枯れ
  黄金の夢は去り
  夢の殻のふるへる
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何時でも何処でも

2010-11-04 | 【草花】ETC
 道端にあかまんまを見る。
 西脇順三郎の詩を思い出す。
 「旅人かへらず」の113。
 何時でも、何処でも、さまざまなはじまりがある。

  あかのまんまの咲いてゐる
  どろ路にふみ迷ふ
  新しい神曲の初め
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