キャノンボール・アダレイ・ウィズ・ミルト・ジャクソン
シングス・アー・ゲッティング・ベター(1958 Riverside)
愉しい気分にさせてくれる演奏である。
演奏者たちの気分が、そうさせるのだろう。
ジャズのガイドブックに、“ファンキー・フィーリングにみちたアルバム”と紹介されていた。
しかし、ファンキーと言うのは、しっくりこない。
ヴィブラフォンのせいか、いささかお洒落な感じがある。
それはそれとして、なにしろ安心して聴けるジャズ。
キャノンボールのアルトサックスの音がなめらかで、屈託がなくて、快適なのだ。
聞いているうちに、俺のジャズの好みは、こう言うのでないかと思えてくる。
演奏者全員が、それぞれの個性を発揮しているのも好ましい。
〈パーソネル〉
キャノンボール・アダレイ(as)
ミルト・ジャクソン(vib)
ウィントン・ケリー(p)
パーシー・ヒース(b)
アート・ブレイキー(ds)
〈ソング〉
1.ブルー・オリエンタル
2.シングス・アー・ゲッティング・ベター
3.サービス・ミー・ライツ
4.サービス・ミー・ライツ
5.グルーヴィン・ハイ
6.ザ・サイドウォークス・オブ・ニューヨーク
7.ザ・サイドウォークス・オブ・ニューヨーク
8.サウンズ・フォー・シッド
9.ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
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