倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2007-11 |
全くまいるよな、記事をアップするのとミステリを読み終わるのがほとんど同時だなんて、オマエほんとにゴタゴタしてるのかって?はい、してます、それはそれ
死の泉 (ハヤカワ文庫JA) 価格:¥ 903(税込) 発売日:2001-04 |
この人のことも確か e-Novels でファンになったハズだけど、ハードカバーの「死の泉」がいまいちだったからこの本も買うか買わないかちょっと迷って、でも近所の本屋がおいてなかったからエイヤっと注文してしまったのだった。
舞台は昭和20年の東京(その頃のこと思い出したくない読者は・・・もう多くないか)、確かに殺人がばれない状況設定としてありかも(「砂の器」とか-意味違う!)、だけど被害者がかわいそ過ぎじゃない?
また主人公たちが真相を知らずじまいって結末はどうなのかなあ・・・・ちょっと映画版の「八つ墓」-渥美清の金田一がショーケン演じる主人公にいいけげんなウソを教えて事件を終わらせちゃう、あの映画はいろいろ許しがたいけど特にヒドイのがこれ-を思い出した、わけわからん人、ゴメン
とか、いろいろ言いたいことはあっても語り手の女の子が「阿部=通称べー様」ってだけで、かなり点が甘くなりそう、皆川さんが事件記者のべーさんをご存知ないハズはないし、そう思えばイメージってとこなくもないからね(思い込み)。
というわけでまともな宣伝になってないだろうけど買って読んでいただければうれしいです(誰に言ってんだか)。
おっと、肝心なことを忘れてた、すごく重要な小道具「カラマーゾフ」が文庫本1冊とは解せぬ、確かほんとは4冊にあらずや?1冊ごとに完結してる連作じゃないし、ましてやあの時代、子供向けのダイジェストがあったとは思われず(昭和30年代後半には確かあったが、いまいちなできだったよーな)、ここは何とか1冊で完結する別な文庫本(たとえば「罪と罰」、それも何だが)にしてもらいたかった-と思うけどどうなのかな、皆川様?