荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

死刑の巻、ふたたび。

2016年11月26日 | 日毎ニュースに正義の理想を






今回は、極悪非道な殺人を犯し、世間を震撼させた死刑囚たちが、今際の際にどういったセリフを吐いたのかを記したいと思います。

もっとも、死刑囚のセリフを、拘置所&司法関係者がペラペラ喋るとも思えませんので、ここに挙げたものは、かなり信憑性は低いかと。



『この期に及んで何も言い残す事はありません』小平義雄

小平事件(1945年~46年にかけ、東京都とその周辺で起きた連続強姦殺人事件)の犯人。

1949年10月5日死刑執行・享年44歳。

*出兵中から、何人もの女性を強姦・殺害して来た外道。上述のセリフ後、饅頭3個を食べ、タバコを一服したそう。『こういう落ち着いた日に死ねるのは幸福だ』と教誨師に語ったとも。



『おかやん、おかやん、助けてくれよ・・・』菊池正

栃木雑貨商一家殺害事件(1953年3月17日、栃木県で起きた強姦・強盗殺人事件)の犯人。

1955年11月22日死刑執行・享年31歳。

*犯行理由のひとつに『母親の白内障の治療代欲しさ』があったとの事。非常に母親思いで、それが高じ脱獄しちゃったマザコン死刑囚。



『ふみえ~!もう一度会いたいよ~』古屋栄雄

人違いバラバラ殺人事件(1954年9月5日、犯人が誤認し無関係の女性を殺害した上、身体をバラバラにした事件)の犯人。

1959年5月27日死刑執行・享年34歳。

*【ふみえ】とは本来、古屋が殺害しようとした女性。『古屋は私を勝手に恋人と思っているだけ』と法廷で語った為、古屋に刺されてしまいました。杜撰な法廷だな~。



『・・・アーメン・・・』正田昭

バー・メッカ殺人事件(1953年7月27日、新橋のバー【メッカ】で証券ブローカーが撲殺され、現金が奪われた事件)の犯人。

1969年12月9日死刑執行・享年40歳。

*正田は、女遊びや麻雀、ダンスと浪費癖が激しかったとの事。逮捕時の写真を見ますと、結構イケメンなので『なるほど』と。



『長い間お世話になりました。思い残す事も言い残す事もありません』小林カウ

ホテル日本閣殺人事件(1960年~61年、塩原温泉郷のホテル経営者夫婦が殺害された事件)の犯人。

1970年6月11日死刑執行・享年61歳。

*ニッポン初の女性に対する死刑執行。吉永小百合主演【天国の駅 HEAVEN STATION】は本件をモチーフに製作された映画です。



『真人間になって死んでいきます。ナスの漬物おいしゅうございました』小原保

吉展ちゃん誘拐殺人事件(1963年3月31日、台東区で起きた男児誘拐殺人事件)の犯人。

1971年12月23日死刑執行・享年38歳。

*警視庁捜一のエース・平塚八兵衛が解決に導いた事で有名な事件。上述のセリフは八兵衛に宛てたものだと聞いております。



『殺られてたまるか~!』佐藤虎美

藤沢女子高生殺害事件(1967年1月13日、藤沢市で起きた婦女暴行・殺人事件)の犯人。

1982年11月25日死刑執行・享年41歳。

*身長180cm・体重100kgの巨漢ながら、『死刑は怖い』と再三再審請求を行ったクズ。死刑執行命令書を読み上げられた際、上述の様に喚き大暴れしたそう。



『ウソやろ!・・・かなわんなあ・・・』渡辺健一

寝屋川新婚夫婦殺害事件(1975年8月23日、大阪府寝屋川市で起きた強盗殺人事件)の犯人。

1988年6月16日死刑執行・享年51歳。

*逮捕後の供述で『(玄関ドアの)チェーンが掛かっていたら諦めたのに・・・被害者も悪い』と言い放ったクズ。



『うお~!俺を殺すと革命が起きるぞ!』永山則夫

永山則夫連続射殺事件(1968年10月~11月にかけ、港区・京都市・函館市・名古屋市で起きた拳銃による連続殺人事件)の犯人。

1997年8月1日死刑執行・享年48歳。

*この事件は、動機や殺害方法の残虐さ、被害者数、被告の年齢、等々9項目を考慮し、『やむを得ない』時に死刑の選択が許される【永山基準】を生み出しました。



『タバコとジュースくれや!』宅間守

附属池田小事件(2001年6月8日、大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で起きた児童無差別殺傷事件)の犯人。

2004年9月14日死刑執行・享年40歳。

*生まれながらのキチガイクズ。15犯に亘る不起訴処分を受ける為、自身の精神障害の偽装を楯にする狡猾な面も持っております。最後のひとりを刺殺した際のセリフは『あ~、しんど』だったとか。



『あのビデオまだ途中なのに・・・』宮崎勤


東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988年~89年にかけ、東京都と埼玉県で起きた幼女を対象とした一連の事件)の犯人。

2008年6月17日死刑執行・享年45歳。

*ニッポン残虐事件史を代表する鬼畜。当時の法務大臣・後藤正夫は『死刑位では収まらない残酷な出来事だ』と発言しました。



『死刑で良いです・・・』山地悠紀夫

大阪姉妹殺害事件(2005年11月17日、大阪市浪速区で、飲食店店員の姉妹が刺殺された事件)の犯人。

2009年7月28日死刑執行・享年25歳。

*山地は2000年7月29日に、実の母親を金属バットで撲殺しているクズです。



とまぁ、マトモなのもあれば、『やっぱクズなんだな』と思わせるのもありました。

しかしながら、コイツらに殺された被害者は、最期のセリフも口に出来ないまま亡くなったのです。

それに比べればセリフを残せるのは、どれ程幸せでしょう。

改めて死刑制度は存続すべきだと、強く思いました。



未だ死刑執行に至っていない、和歌山毒物カレー事件の林真須美・光市母子殺害事件の大月(旧姓:福田)孝行・秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大なんかは、どんなセリフを吐くのでしょうか・・・。



『大罪を犯す前に必ずいくつかの罪がある』ジャン・バティスト・ラシーヌ(フランスの劇作家・1639~1699)

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心理テストの巻。


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