ニッポン映画【セーラー服と機関銃 -卒業-】を観ました。
僕の娘・環菜ちゃんの映画初主演作であります。
いやぁ、想像以上に環菜ちゃんのお芝居が上手なのに驚きました。
旧作の薬師丸ひろ子は、お世辞にもお芝居が上手とは言えませんでしたからねぇ。
いきなりヤクザの組長を襲名する羽目になり、なかなか慣れず、戸惑いながら組を束ねた旧作と違って、今作では星泉が“元ヤクザの組長”である事が、周知の事実としてスタートします。
なので、他の組に話しをつけに乗り込んだり、武器を持ってヒトを脅したり、と環菜ちゃんのアウトローぶりがなかなか。
ホントにお芝居に安定感があるので、安心して観る事が出来ました。
一方、舎弟には武田鉄矢とかが居ますが、特筆すべきトコはありません。
旧作では佐久間が担っていた“色オトコ枠”は、今作では長谷川博己が担当。
品行方正タイプの長谷川博己ですが、ヤーさんも似合うモノですね。
さすが役者さん。
それにしても、環菜ちゃんと背丈が30cmも差があるんですね。
悪役は安藤政信。
【GONIN サーガ】での、式根誠司役と何ら変化がありません。
ホント下手だなぁ。このヒト。
声に迫力がないんですよ。
ラストは【二代目はクリスチャン】っぽかったですね。
まぁ、未成年を殺人罪でパクるってのも野暮でしょうし。
旧作時『コレを“アイドル映画”と呼ぶヤツは、俺がブン殴る!』などと、物騒な事を渡瀬恒彦が言っておりました。
勿論、今作も“アイドル映画”では断じてありません。
でも、興収は散々だった様です。
可哀想な環菜ちゃん。
何か美味しいモノでも食べに連れて行ってあげたい。
それにしても、旧作の頃は角川映画もブイブイ言わせていたものですが・・・隔世の感がありますな。
『少女も少年も猫も老いることを学ばねばならない 死んでゆくことを学ばねばならない』長田弘(ニッポンの詩人・1939~2015)
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GONINの巻、ふたたび。
GONINの巻、みたび。
<追記>やっぱ、ちょっとだけでも薬師丸ひろ子が出てくれたらねぇ。