荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

橋本環菜ちゃんの巻、みたび。

2016年09月28日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




ニッポン映画【セーラー服と機関銃 -卒業-】を観ました。



僕の娘・環菜ちゃんの映画初主演作であります。

いやぁ、想像以上に環菜ちゃんのお芝居が上手なのに驚きました。

旧作の薬師丸ひろ子は、お世辞にもお芝居が上手とは言えませんでしたからねぇ。



いきなりヤクザの組長を襲名する羽目になり、なかなか慣れず、戸惑いながら組を束ねた旧作と違って、今作では星泉が“元ヤクザの組長”である事が、周知の事実としてスタートします。

なので、他の組に話しをつけに乗り込んだり、武器を持ってヒトを脅したり、と環菜ちゃんのアウトローぶりがなかなか。

ホントにお芝居に安定感があるので、安心して観る事が出来ました。

一方、舎弟には武田鉄矢とかが居ますが、特筆すべきトコはありません。

旧作では佐久間が担っていた“色オトコ枠”は、今作では長谷川博己が担当。

品行方正タイプの長谷川博己ですが、ヤーさんも似合うモノですね。

さすが役者さん。

それにしても、環菜ちゃんと背丈が30cmも差があるんですね。

悪役は安藤政信。

【GONIN サーガ】での、式根誠司役と何ら変化がありません。

ホント下手だなぁ。このヒト。

声に迫力がないんですよ。



ラストは【二代目はクリスチャン】っぽかったですね。

まぁ、未成年を殺人罪でパクるってのも野暮でしょうし。



旧作時『コレを“アイドル映画”と呼ぶヤツは、俺がブン殴る!』などと、物騒な事を渡瀬恒彦が言っておりました。

勿論、今作も“アイドル映画”では断じてありません。

でも、興収は散々だった様です。

可哀想な環菜ちゃん。

何か美味しいモノでも食べに連れて行ってあげたい。



それにしても、旧作の頃は角川映画もブイブイ言わせていたものですが・・・隔世の感がありますな。





『少女も少年も猫も老いることを学ばねばならない 死んでゆくことを学ばねばならない』長田弘(ニッポンの詩人・1939~2015)

過去の関連記事。
橋本環菜ちゃんの巻。
橋本環菜ちゃんの巻、ふたたび。
父娘の巻、ふたたび。
二代目の巻。
GONINの巻。
GONINの巻、ふたたび。
GONINの巻、みたび。

<追記>やっぱ、ちょっとだけでも薬師丸ひろ子が出てくれたらねぇ。


最新の画像もっと見る