荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

うつの巻、いつたび。

2016年12月05日 | 日毎ニュースに正義の理想を




*今回は、2012年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。



知り合って25年以上になる学生時代の友人が、うつになりました。

片手程、転職している僕と違い、彼は一部上場のメーカーに新卒時より勤務している真面目なオトコであります。

半年程前、彼は異動で部署を変わりました。

問題はその部署の上司。

詳かいニュアンスは分かりませんが『バカ野郎!』とか『死んでしまえ!』とか、罵声を彼に浴びせているとの事。

そう、いわゆる【パワハラ】というヤツであります。

彼のスペックは、痩せ型・身長175cm程・理系を卒業した草食系の一児の父、当年48歳。

机を並べて仕事はしてないですが、それなりに優秀な社員であると思われます。

それなのに彼はついに心身共に調子を崩し、長期のお休みを取る事に。

そして僕に心療内科の相談をして来ました。

片手程、心療内科を渡り歩いている僕に相談するのはまことに正しい。

んで、

『薬は飲み続けなければ駄目』

『劇的な変化を求めても駄目』

『過度な飲酒に依存するのも駄目』

『転職を視野に入れるのも手段のひとつ』

てな事をEメールで伝えました。

とはいえ25年以上の勤続、転職経験ゼロですので、今更の転職にビビるのはよく分かります。

女房・子どもがいりゃ、二の足を踏むのは当然。

50近いオジサンに、転職先がすぐ決まるとも思えませんから。

もっとも僕なんか、転職なんて床屋を変える程度のインパクトしかありませんが。

しかしながら自身を崩壊させて迄、その職にしがみつくのは本末転倒。

努力さえしていれば、新しい道は必ず開けると信じます。

新しい道は決して逃げ道ではありません。



『うつやノイローゼになりやすい人は人一倍、心の感度が高いともいえる。昔から立派な芸術作品を残す人の中にはうつが少なくなかった』斎藤茂太(ニッポンの精神科医・1916~2006)

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