荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

俺たちは天使だ!の巻。

2016年01月09日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




久しぶりに【俺たちは天使だ!】第1話「運が悪けりゃ死ぬだけさ」を観ました。





いや~、面白い。

やっぱ、ニコニコ・ほっこりしちゃう快作ですね。

間違っても、東京12チャンネルで放映された【俺たちは天使だ! NO ANGEL NO LUCK】ではありません。

一度だけ【~NO ANGEL NO LUCK】を覗いた事がありますが、あまりの酷さにブチ切れそうになったものです。

ライダーだぁテニプリだぁ、イケメン集めりゃ良いとでも思ってんのか~

ウガ~プンプン

…さて、本家。

先程、『ニコニコ・ほっこりしちゃう快作』と記しましたが、それはひとえに放映された曜日・時刻によると思います。

【俺天】の放映は日曜日20時。

【傷だらけの天使】や【探偵物語】は、もう少し放映時刻が遅かったので、どうしても作風がダークになったり、エグくなったりしたものです。

フツーに【トルコ(風呂)】とか言っていましたからね。

むか~しの土曜日22時なんてオッパイタイムだったもの。

一方、舞台も新宿や横浜といった猥雑なトコではなく、青山や神宮前といったシャレオツなトコ。

そういったクリーンさ故、この【俺天】は際立っているわけです。

主役は沖雅也。

ホント、このヒトは好きだったなぁ。

今思えば、ガキの頃は松田優作の様なワイルド系より、彼の様なエレガント系が好きでした。

例えばジュリーとかね。

沖雅也が演じたキャプテンこと麻生雅人は、【必殺仕置人】の棺桶の錠・【必殺必中仕置屋稼業】の市松・【太陽にほえろ!】のスコッチ刑事とは真逆の、ユーモラスで優しく、ちょっとキザな探偵。

そして、多岐川裕美・柴田恭兵・渡辺篤史・神田正輝の4人が彼のスタッフです。

この計5人による丁々発止のやり取りは実に面白かった。

メンバーを見るだけでも、クリーンさが感じられますね。

他にも小野寺昭や長谷直美、江守徹、下川辰平が出演。

とくに柴田恭兵と長谷直美のやりとりは【大追跡】を彷彿させてくれました。



ちなみに次回予告のナレーターは山田康雄。



こんな気の利いた遊びも余裕すら感じたものです。

もう、二度とこんなドラマは出来ないのでしょう。

だから、お願いなので【~NO ANGEL NO LUCK】の様なクソドラマを再び世の中に出さないで頂きたい。

ホント、怒ってるんすよプンプン



あ、あと【太陽にほえろ!】【傷だらけの天使】【俺たちは天使だ!】【あぶない刑事】といった名作を産み出してくれた、日本テレビプロデューサー・岡田晋吉さんに改めて深く感謝します。



過去の記事。
沖雅也の巻。
長谷直美の巻。
あぶない刑事の巻。
あぶない刑事の巻、ふたたび。
探偵物語の巻。



『お客を楽しませるには、まず自分が楽しまなければいけない。商品開発の原点もここにあります』中邨秀雄(ニッポンの財界人・1932~2015)



『俺たちわっ!』



『天使だっ!』


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