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上野の国立西洋美術館が世界遺産に登録されたとか。
設計は世界三大建築家と称される【ル・コルビュジエ】。
他の二人はミース・ファン・デル・ローエとフランク・ロイド・ライトです。
ちなみに、このブログのプロフィール写真はミースなんですな。
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それにしても、実にめでたい。
なんせ下町・台東区からの世界遺産ですからね。
『ニッポン大好き
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とかヌかしているバカは知らないでしょうけど、今回は世界中にあるコルビュジエの作品群がバンバン登録されました。
【サヴォア邸】とか【ロンシャンの教会】とか。
闘う建築家・安藤忠雄は、コルビュジエの作品を見るために世界を旅しましたし、事務所で飼っていた犬にコルビュジエと名付けておりました。
僕も一度は各作品を見てみたいものです。
まぁ、コルビュジエの事はいくらでも語られていますので、今回は僕ならではのネタを記したいと思います。
以前、とあるイベントで西洋美術館のバックヤードや、屋上に立ち入る機会がありました。
なかなか稀有な体験であります。
廊下に無造作に置いてあった椅子が、坂倉準三のデザインだと聞き、驚きです。
しかしながら今思えば、ホントに坂倉のデザインだったのかなぁ、と。
僕は長大作のデザインだと思っておりますが。
コルビュジエの一番弟子・前川國男の代表建築である東京文化会館は、西洋美術館の目の前にあります。
文化会館の着工は西洋美術館の建築中でして、この前川の所業にコルビュジエは烈火の如く怒ったとか。
『なんやとぉ~!ワシの作品の前に、マエカワがなんか建てとるんかぁ~!100年早いわ、ボケェ~!』
この巨匠の怒りが前川に届いたか否かは分かりません。
ですが、西洋美術館エントランスのグリッドは、そのまま文化会館の壁面グリッドに直結するのです。
これはコルビュジエに対する、前川の畏敬の念が、そうさせたに違いありません。
一方、やはり当時建築中だった二番弟子・坂倉準三の神奈川県立近代美術館は嬉々として訪れたそうです。
コルビュジエと坂倉が談笑している写真も現存しておりますな。
西洋美術館はニッポン唯一のコルビュジエ作品と言われますが、コルビュジエは正味一日しか現場を訪れておりません。
実際、現場は三番弟子・吉阪隆正に丸投げだった様です。
来日翌日には京都に行っちゃいました。
飛行機で描いたと言われる富士山のドローイングを見た事があります。
ま、ニッポンに遊びに来た様なもんですね。
とにもかくにも、ニッポン近代建築の世界遺産登録は、ホントに喜ばしい事であります。
『住宅は住むための機械である』ル・コルビュジエ(スイスの建築家・1887~1965)
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オスカー・ニーマイヤーの巻。
田舎の巻。
ジョン・ポーソンの巻。
ピエト・モンドリアンの巻。