ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

井のなか @東京・錦糸町

2012年11月17日 | 東京都

久しぶりに東京に行ったので食べた物をレポート。

錦糸町にあるこの店は前から「日本酒」へのこだわりで引っかかっていたので時間を作って訪問。カウンターもあるので一人でも問題なし。少し遅い時間から伺ったのでつまみは軽めに数品注文。酒は島根の「扶桑鶴」「竹鶴」をメインに置いて、その他にも様々な一升瓶が並んでいる。

まず酒器が珍しい。というのも「純米酒を極める」という著書を持つ故・上原浩氏の「酒は純米、燗ならなお良し」という言葉が杯に描かれている。本人に書いてもらったものだと思うが、自分自身もこの本を読んで日本酒に興味を持ったので、店主に尋ねると実際に付き合いがあって店にも来てもらったとの事。最近は厚ぼったい飲み口の陶製猪口が流行りでどの居酒屋でも選ばせてもらえるところはそんなものが多いが、自分は口を付ける部分が薄いガラスか白磁のものが好み。実際味の印象も大きく変わる。

Photo_28

その杯に注いだ竹鶴は純米酒らしいボディがありつつも切れは良く、呑み飽きない印象。その後店主におすすめを尋ねたら次から次へと試飲させてくれる。それもお猪口に冷や(常温)と熱燗を並べてくれたりして、結局自分が頼んだ酒より試飲させてもらった酒の方が絶対多い(笑)。中にはかなりくせの強いものもあって、それはそれで試してみたかったが、自分の頼んだつまみが淡い味付けのものだったので、それに合うものをと言うとすぐに別のおすすめの酒を用意してくれた。

店は終始客で一杯。それも何度も足を運んでいるような人が多い。頼んだつまみは品数が少ないので評価は出来ないが、自分の頼んだつまみに合うものを店主に委ねる方法が一番いいだろう。たぶん店主もノッてくると思う。日本酒が好きなら是非おすすめ。

井のなか

東京都墨田区錦糸2-5-2


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロックNIPPON しりあがり寿S... | トップ | Chimes of Freedom: Songs of... »

コメントを投稿

東京都」カテゴリの最新記事